福島県産豚の安定供給及びブランド化に向けたデュロック種の造成
要約 福島県産豚の安定供給及びブランド化に向けて、三元交雑豚の止め雄であるデュロック種の造成を行う。1日平均増体重は919.9g/日、背脂肪(背)の厚さは1.79cm、ロースの断面積は38.5 ㎠となり、肉豚生産に広く...
要約 候補種雄牛の体細胞クローン牛は発育成績が正常で、その枝肉成績は脂肪交雑で育種価評価と同等の成績が得られ、産肉能力検定材料牛として有望である。 キーワード 繁殖、牛、体細胞クローン,産肉能力検定,...
TDN含量の高い寒地・寒冷地向きサイレージ用トウモロコシ新品種「北交65号」
要約 「北交65号」は北海道では“晩生の早”、東北地域では“早生”に属し、同熟期の標準品種と比較して、乾物中のTDN含量が2~2.5ポイント高い。TDN収量は北海道では同等で、東北地方ではやや高く、初期生育、耐倒伏...
要約 ソルガムの親自殖系統「LN290」は、晩生で紫斑点病抵抗性を持ち、組合せ能力が高く、一代雑種品種の花粉親系統として利用できる。 キーワード ソルガム、自殖系統、晩生、紫斑点病、飼料作物育種 背景・ねら...
要約 ネギ「九条太」とノビルを正逆交配して、1mg/lBAを添加したBDS培地を用いて低湿度条件下で子房培養を行うことにより、種間雑種を作出できる。雑種の地上部はネギの形態に近く、地下部は肥大してノビルに近い...
要約 ハリナシミツバチ類の産する蜂蜜は、ミツバチ類の蜂蜜とは作用機構の異なる強い抗菌性、および黄色ブドウ球菌などに対する広い抗菌スペクトラムを有し、有用健康食品として有望である。 キーワード ハリナシ...
複二倍体シクラメン(Cyclamen persicum×C. purpurascens)の作出と種子稔性
要約 二倍体園芸品種(C. persicum 2n=2x=48)と二倍体野生種(C. purpurascens 2n=2x=34)の種間交雑により不稔の雑種(2n=41)が得られる。雑種の減数分裂で非還元小胞子が形成され、雑種の葯培養により非還元小胞子...
要約 天然記念物「比内鶏」雄を交配した一代交雑によって生産される、秋田県特産の「比内地鶏」のDNA識別方法。比内地鶏を市販のブロイラーや他の純粋種と識別できる。 キーワード 鶏、交雑種、比内地鶏、マイ...
和牛繁殖肥育一貫経営におけるDNAマーカー情報活用の経済的有利性の推定
要約 和牛繁殖肥育一貫経営において、交配と肥育素牛選抜時に脂肪交雑基準値(BMS No.) や枝肉重量(CW)に関与する優良QTLハプロタイプをDNAマーカーにより判定・活用した場合、BMS No.のQTLに注目した場合には14,8...
豚Mx1遺伝子部分欠損多型とin vitroでのインフルエンザウイルス抑制能
要約 一般にMx1プロテインは(-)鎖RNAウイルス増殖を抑制する。Mx1プロテインをコードする豚Mx1遺伝子にはいくつかのバリエーションがあり、一部の豚はMx1遺伝子の最終エクソンに11塩基の欠損を持ち、in vitro...
要約 3カ月齢までのほ乳期の血液性状(赤血球数、白血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット値および23項目の生化学検査)において、体細胞クローン牛の後代牛と対照牛(人工授精由来)の間には差異なく推移してい...
発情周期、妊娠および分娩後のブタ子宮内膜におけるアポトーシスの発現
要約 発情周期および妊娠初期におけるブタ子宮内膜の機能は、アポトーシスによって制御されていることがTUNEL法によるDNA断片化の検出により明らかにされる。 キーワード ブタ、子宮内膜、発情周期、アポトーシス...
体細胞由来ミトコンドリアDNAはクローンブタ雌産子の後代に伝達しうる
要約 除核した卵子に体細胞核を移植することにより得られたクローンブタのミトコンドリアDNAはそのほとんどが卵子由来のミトコンドリアDNAであるが、体細胞に由来するミトコンドリアDNAは残存し、後代...
要約 体細胞クローン技術によって、黒毛和種雌牛のクローン牛5頭を作出することに成功した。それらについて発育、血液生化学的性状および繁殖能力を調査したところ、正常性が示唆された。 キーワード 体細胞クロ...
要約 牛枝肉の脂肪融点は個体差が大きく、屠畜月齢が増すとともに低下する。脂肪融点と脂肪交雑の間に相関関係は認められない。 キーワード 牛肉、品質評価、脂肪融点、屠畜月齢、脂肪交雑 背景・ねらい 牛肉の品...
ウシ低ランク胚における透明帯切開と2胚新鮮移植による子牛生産効率の向上
要約 ウシ低ランク胚の有効活用のために、透明帯切開と2胚移植を組み合わせることで受胎率が向上する。さらに2胚移植は流産がやや増加するが、双子生産によりその子牛生産効率は向上する。 キーワード ウシ、低ラ...
要約 日本短角種のロース芯面積、バラの厚さ、皮下脂肪の厚さ、日増体量を生産者の希望に応じて改良するための指標として、総合経済育種価を求める式を開発した。さまざまな種畜選抜の機会に各形質に応じた総合経...
要約 妊娠認識のシグナルとして知られているウシインターフェロン(bIFN)τならびに特異抗体を作製し、測定系を確立した。類縁物質と交差反応が無く、bIFNτを特異的に検出し測定することができる。 キーワード 家...
背景・ねらい 川場養魚センターで種卵・種苗供給事業用に継代飼育しているニジマスは1961年に栃木県等から導入した「早期産卵系」と呼ばれている家系である。このニジマスの中に、以前から通常の群が成熟する2歳...
要約 ガンマ線および重イオンビームをシロイヌナズナの花粉に照射し、その花粉をマーカーとなる劣性突然変異を持つ母本系統に交配すること(花粉照射法)により突然変異体を単離した。この方法により通常では検出...