要約 酪農を中心とする飼料畑の窒素収支評価に基づくと,流出窒素負荷量は,牛ふんを堆肥化して系外の耕種農家に配分し,遊休農地などを有効利用して飼料自給率(窒素ベース)を5割程度に引き上げることにより,...
要約 土壌細菌群集の多様性を簡易に評価する方法として、土壌希釈液を9300Gで遠心分離した沈殿物の懸濁液をBiologMicroPlateに注入する方法が有効である。熊本県農業研究センター・農産園芸研究所・土壌肥料部 背...
要約 荒茶色沢は,測色色差計による測色値から数値化できる。また,審査概評はこの数値を用いて判別できる。鹿児島県茶業試験場・加工研究室 背景・ねらい 荒茶色沢を数値化し客観的な評価法を確立する。また,荒茶...
フィルムマルチの地温制御効果の評価法とそれを用いた被覆場所、色、厚さの評価
要約 フィルムマルチ下の最高地温は最高気温と日射量、最低地温は最低気温と前日の最高気温を説明変数にした重回帰式で推定できる。この重回帰式を用いて評価すると、ハウス内は露地より摂氏3度高く、透明マルチ...
ラジオアイソトープを用いずに牛卵子の遺伝子発現量を調べる方法
要約 ジゴキシゲニン標識RNAプローブでin situハイブリダーゼーションを行ったホールマウント標本を画像解析することにより、ラジオアイソトープを用いずに牛卵子の遺伝子発現量を調べることができる。九州農業試...
デジタルカメラを利用したフィールドレベルでのぶどう果色の数量的評価法
要約 フィールドでの果色評価は、天候や太陽の位置などの光環境が問題となるが、このような影響を画像処理による色補正を施すことで除外すると、客観性と再現性のある果色の数量的評価と同じ個体の生育過程での着...
要約 とうもろこし 雌穂の栄養価は穂軸 TDN含量と雌穂中の子実重割合で評価できる。多数の系統を一次評価する場合には、穂軸TDN含量を45.3%として、子実重割合のみで雌穂の栄養価を概略的に評価することもで...
サイレ-ジの好気的変敗防止を目的とした組換えキラー酵母の効果
要約 サイレージの好気的変敗防止を目的として作出した組換えキラー酵母は、サイレージ発酵過程において変敗の原因となる野生酵母の生育を阻止し、変敗を遅延させる。また、同酵母は非標的微生物の生育には影響を...
要約 さとうきび品種選抜試験におけるブリックス、蔗汁糖度及び繊維分を同時に分析するために細裂試料を用いた近赤外分光分析計による品質評価法を開発した。九州農業試験場・作物開発部・さとうきび育種研究室 ...
中性リン酸緩衝液抽出法による暖地水田土壌の可給態ケイ酸評価法
要約 水稲の茎葉中ケイ酸含有率と中性リン酸緩衝液によって抽出される土壌中ケイ酸含量の間には高い正の相関関係があるため、中性リン酸緩衝液を用いた抽出法は水田土壌の可給態ケイ酸の評価法として有効である。...
要約 土壌微生物によって短時間に分解される家畜ふん堆肥中の易分解性炭素化合 物量の測定が,微少熱量計で可能であり、その量は堆肥の腐熟度(生物的検定:コマツナ発芽試験法)と密接な関係がある。 背景・ねら...
要約 水稲群落内でのコナギの乾物重は、移植後約22~63日の平均相対光量子量と有意な相関関係があり、相対光量子量を平均する期間は7日程度(移植後29~35日)まで短縮できる。また、水稲は、コナギの移植64日後...
要約 小豆は低温倉庫(15℃以下)での貯蔵により収穫後1年以上の品質保持が可能である。金時や手亡では貯蔵温度の影響を小豆より大きく受けるが、5℃貯蔵によりいずれの豆類でも収穫後2年程度の品質保持が可能であ...
要約 米の食味を評価する方法として、バルク法を用いた米飯物性測定法を開発した。この方法による粘り値(-A)と硬さ値(A)の比であるバランス度(-A/A)を指標として用いることで、米の食味を官能試験に比べ簡便に精...
要約 雨害を受けたパン用小麦のパンの比容積低下は
エンドプロテアーゼによって子実中のグルテンの部分分解が起こり生地が軟化するためである。その際、アミログラフ最高粘度(以下アミロ値)が200...
要約 96穴プレートを用いた化学発光法及び、DPPHラジカル消去法による農産物の迅速かつ信頼性のある活性酸素消去活性測定法を提案する。サンプルは処理方法を同一条件にすることにより、農産物間の相対比較が可能...
要約 小麦種子の胚乳断面色を微小分光色差計で測定することにより、ふすまが混入しない胚乳粉色を評価することができる。また、半粒で測定できるため、初期世代の胚乳粉色による個体選抜が可能である。 背景・ね...
要約 地球規模の気候変化に伴うアジアにおける農耕地の気候資源量分布の変化を推定した。大気中二酸化炭素濃度が倍増すると予想される2060年代では,インドなどの低緯度地域においては湿潤な農耕地の面積が増加...
pH6.2のリン酸緩衝液抽出による水田土壌の可給態ケイ酸の簡易評価法
要約 pH6.2のリン酸緩衝液を使用する抽出法により、黒ボク土を除く水田土壌の可給態ケイ酸を評価できる。この方法は、従来の評価法である酢酸緩衝液法と異なり、ケイ酸質資材の施用による過大評価の問題が無く、...
サイレージの好気的変敗防止を目的とした組換えキラー酵母の利用と安全性
要約 サイレージの好気的変敗防止を目的として作出した組換えキラー酵母は、サイレージ発酵過程において変敗の原因となる野生酵母の生育を阻止し、変敗を遅延させる。また、同酵母は非標的微生物の生育には影響...