要約 ハクサイの重要病害である黄化病に対し、土壌の発病抑止性などを評価する方法である用量-反応曲線(Dose-response-curve)診断法を開発した。本診断法を活用することで、圃場の黄化病の発生のしやすさをより正...
要約 ブドウべと病抵抗性の評価にあたり、発病葉に形成された分生子数を正確に計測するためには、分生子懸濁液に界面活性剤を添加して実験器具への分生子の付着を妨げることにより誤差を抑制する。 キーワード ブ...
甘露排出量を指標としたチャのチャノミドリヒメヨコバイ抵抗性評価法
要約 チャノミドリヒメヨコバイが排出する甘露の量を計測することでチャへの吸汁加害程度を評価できる。吸汁量と相関のある甘露排出量が少ない場合は、抗寄生性があると評価できる。 キーワード チャ、チャノミド...
新梢への付傷接種法によるモモのせん孔細菌病の拡大抵抗性の品種間差異
要約 せん孔細菌病菌液を新梢に接種して形成された病斑長を測定することで、モモ品種・系統のせん孔細菌病に対する拡大抵抗性の程度を評価できる。「Chimarrita」、「もちづき」、「錦」は比較的抵抗性が強く、育...
要約 トマト切断シュートを、Tomato yellow leaf curl virus(TYLCV)の感染性クローンを保持したアグロバクテリウムの菌懸濁液中に浸漬・減圧処理することで、簡易かつ確実にTYLCVを接種できる。接種漏れ...
トマト台木品種LS-89の青枯病抵抗性関連遺伝子の網羅的探索
要約 トマト台木品種LS-89の茎部では青枯病菌の感染に伴い140以上の抵抗性関連遺伝子が発現する。高発現したグルカナーゼ、リグニン合成等の遺伝子は他の抵抗性品種でも同様に発現する。本解析データは台木品種の...
要約 日本の広葉樹林に大きな被害を与えているナラ枯れ。その被害地を前年に予測し、病原菌の運び屋カシノナガキクイムシをつかまえる「おとり木トラップ」を設置し早期に被害を防除するシステムを開発しました。...
飼料作物病害標本データベースの作成と飼料作物病害図鑑による公開
要約 畜産草地研究所で保管する飼料作物病害さく葉標本の病名、採集地等の情報をデータベース化し、これをインターネット版飼料作物病害図鑑で公開する。この図鑑には主要病害の病徴、病原菌、生理・生態および防...
要約 誘引殺菌剤の樹幹注入によって枯死予防処理したナラ類立木に、新たに開発した集合フェロモン剤や幹への穴開け処理を行い、カシノナガキクイムシを大量に誘殺する「おとり木トラップ法」を開発しました。 背...
要約 新たに日本へ導入される植物を対象に、日本で雑草化する植物とそうでない植物を判別する手法をオーストラリア式雑草リスク評価法を基に構築しました。本評価法で雑草と判別された植物を導入しないことで、雑...
セイヨウナシ樹における樹冠視認度を利用した薬液到達性の評価法
要約 樹冠視認度は、セイヨウナシ樹の薬液到達性と正の相関があり、薬液到達性の簡易評価指標として有効である。また、樹冠視認度が低いほど、散布液量の違いが薬液到達性に及ぼす影響が大きくなる。 キーワード ...
AHP(階層分析法)による大規模畑作経営の技術開発ニーズの評価
要約
おとり植物を利用したジャガイモモップトップウイルスの多検体土壌診断法
要約 土壌を懸濁した水耕培養液中でおとり植物のトマトを栽培し、根部よりRNAを抽出して、RT-PCR-マイクロプレートハイブリダイゼーション法を行うことにより、多検体の土壌試料からジャガイモモップトップウイル...
要約 チオファネートメチル(商品名:トップジンM)水和剤では散布後30分以降の降雨ならば防除効果の低下は少ない。粉剤では降雨強度が防除効果に強く影響し、弱い雨が2~3時間程度ならば再散布は必要ないが、強...
要約 ダイズ茎疫病のレース特異的抵抗性を高精度、効率的に評価できる接種検定法を開発し、それを用いてマーカーの探索、抵抗性の育種素材の探索と作出をおこなった。 キーワード ダイズ、ダイズ茎疫病抵抗性、培...
要約 岩手県における病害虫被害発生地域は、多変量解析手法により、病害の発生特徴から7グループに分類される。主要害虫の被害発生には地域性は認められない。また、グループ間で被害発生リスクに差が見られるの...
要約 減農薬栽培技術の評価は、技術導入に伴う生産リスクの視点(生産視点)、生産物の差別優位性に基づく消費価値の視点(消費視点)、環境に及ぼす負荷軽減としての公的価値の視点(環境視点)から総合的に行う...
エンドファイト感染ペレニアルライグラスはアカヒゲホソミドリカスミカメに耐虫性を示す
要約 ペレニアルライグラスにエンドファイトが感染すると、斑点米カメムシの重要種アカヒゲホソミドリカスミカメの選好性が著しく低下し、給餌しても吸汁せずに絶食死する。この現象はアカヒゲホソミドリカスミカ...
ビワにおけるカメムシ防除資材・農薬のフェロモンを利用した効果評価法
要約 チャバネアオカメムシ集合フェロモンをビワ園内に設置し、果樹カメムシ類の多飛来条件を人為的に作りだすことにより、果樹カメムシ類の少発生年においても、安定的に、果実袋等の防除資材や農薬の防除効果を...
要約 ジーンバンク所蔵の日本産フザリウム属菌の分類学的再評価を行い、1新種、2日本新産種を明らかにした。本属菌の分類学上の鑑別形質を分子系統学的解析結果と対応させて評価するには光条件の制御が極めて有効...