菌の有機物分解能力を評価する ―マツタケ類の分解能力の多様性が明らかに―
要約 菌の有機物分解能力を簡単に把握するため、色素を結合した多糖類を用いた評価法を開発し、マツタケおよび近縁種の分解能力の多様性を明らかにしました。 背景・ねらい 菌根菌であるマツタケは、生きた樹木の...
要約 赤外光を利用してササゲ子実の粉体サンプルの窒素含有量を推定し、これをタンパク質含有量に換算することにより、育種過程で利用可能な子実タンパク...
AHP(階層分析法)による大規模畑作経営の技術開発ニーズの評価
要約
要約 「きたほなみ」の標準栽培法は、道央・道北地域では播種適期が積算気温520~640℃を確保できる期間、播種適量が170粒/㎡、同じく道東地域では470℃前後、200粒/㎡である。総窒素施用量は「ホクシン」より4kg/1...
アスパラガス伏せ込み促成栽培における株周測定を利用した養成畑生育の評価法
要約 アスパラガス伏せ込み促成栽培で、養成畑における地上部の生育量は、株周の長さを測定することにより簡便に把握できる。多収で太茎割合が高くなりやすい根株を得るためには、養成畑における10月下旬の株周が...
要約 「葉群密度判定値」は植栽面積あたり葉面積と相関が高く、リンゴ樹の枝葉の混み具合を簡単に比較でき、樹への薬剤到達性の程度を推定できる。 キーワード 栽培管理、リンゴ、葉群密度判定板、樹冠評価 背景...
衛星リモートセンシングによる秋まき小麦子実蛋白含有率の推定技術
要約
要約 国産大豆の不作・価格高騰下においても、実需者は国産大豆を製品差別化や安全性などの面で高く評価している。一方、専用品種の育成や製造技術などに関する研究要望を強く抱いており、品質向上へ向けた研究強...
要約 青色シートを背景とし,デジタルカメラで撮影した樹体を画像解析することにより、繁茂指数が簡易に算出できる。この繁茂指数によって、わい性台りんご樹の窒素栄養状態が推定できる。葉面積指数との関係から...
要約 AHPの計算法を用い、鉢物取引の多い異なる地域の卸売市場間でのシクラメンの品質評価差異を分析した。中京の市場では外観品質の重要度が0.519と高い。一方、関西の市場は外観品質が0.382に対し、日持ち性...
もち米品質がもち生地品質(色・物性)に及ぼす影響とその評価法
要約 もち米の低蛋白化を目指した栽培管理により、もち生地の色(b*)および「伸展性」(伸び) は向上し品質改善が図られる。また、もち生地の加工に際して、未ハゼ粒の混入は問題にならない。 キーワード もち米、...
イチゴの花芽分化時期推定方法と実生の出蕾日による早晩性の簡易評価
要約 花芽分化開始期前後に定期的間隔をおいて複数の株を定植し、出蕾遅延株がみられなくなる定植日を、当該品種の花芽分化開始日とみなすことができる。また、実生の出蕾日は早晩性の簡易な評価基準として用いる...
要約 花粉媒介昆虫(マルハナバチ)と天敵を利用した施設ナス栽培技術を導入すると、経営費が9%増加し、作業時間が18%減少する。同じ経営規模で慣行所得水準を維持するためには、4%以上の単価上乗せが必要とな...
要約 作業負担の強さや作業の難易度等を作業別に時給単価(仮想労賃)に置き換えて生産者から聞き取ることで、作業負担度の判定・評価ができる。また、この作業別仮想労賃単価をもとに家族労働費を算出すれば、作...
要約 減農薬栽培技術の評価は、技術導入に伴う生産リスクの視点(生産視点)、生産物の差別優位性に基づく消費価値の視点(消費視点)、環境に及ぼす負荷軽減としての公的価値の視点(環境視点)から総合的に行う...
要約 大粒大麦の加工適性を決定する白度と搗精時間(硬度)は、出穂後一定期間は日数の経過と共に向上する。横断面の硬質部(ガラス質部)割合が少なく、粒厚が大きく、窒素施肥量が少ないと加工適性は優れる傾向...
りんごM.9ナガノ台木の発根量評価基準の作成と台木の品質評価
要約 取り木によって繁殖したM.9ナガノ台木は、発根量評価指標により発根指数2.0(秋根が多く、春根も2~3本発出)以上で、かつ台木直径が9mm以上であれば、揚げ接ぎして良質な苗木育成に利用できる。 背景・ねらい...
要約 水稲群落内でのコナギの乾物重は、移植後約22~63日の平均相対光量子量と有意な相関関係があり、相対光量子量を平均する期間は7日程度(移植後29~35日)まで短縮できる。また、水稲は、コナギの移植64日後...
要約 メロンの種子発芽時にエセフォン処理を行って、実生の根の伸長が抑制されない、すなわちエチレン感受性が低い個体を選抜する方法によって、果実の日持ち性が優れる(果皮の黄化や果肉の軟化が遅い)品種・系...
要約 調理・加工米飯の流通及び消費性向を明らかにした。原料米の炊飯特性、冷凍適性、官能評価、貯蔵性と内部成分との関連性を検討し、冷凍米飯の加工適ついて評価基準を策定した。この基準をもとに北海道米品種...