施設野菜類の微小害虫防除に役立つバンカーシートと利用マニュアル
要約 バンカーシートはカブリダニ類にすみか・増殖場所を与え、害虫に対する防除効果を高める天敵増殖資材である。本資材の活用により、イチゴやキュウリ等の施設栽培の野菜類で問題となるハダニ類、アザミウマ類...
要約 葉面常在酵母菌(Pseudozyma antarctica)の培養ろ液に植物を枯らす効果があることを発見しました。本菌が産生するエステラーゼ活性を有する酵素が葉面クチクラ層を破壊するため、植物は乾燥を伴っ...
要約 乾燥または吸水後のトマト種子への重イオンビーム照射を種々の吸収線量条件で行い、変異を誘発した約11,500系統を作出し、約4,300系統のM3種子ストックが共同利用可能である。M2世代...
日本のトマト品種改良は多収化させず、果実糖度を高めて水分含量は維持した
要約 日本のトマトでは品種改良による多収化はみられない。桃太郎系品種以外では果実の糖度と乾物率との間に強い相関関係がみられるが、桃太郎系品種では果実の乾物率当たりの糖度が高く、それ以前の品種よりも糖...
不織布ポットの埋設によるマルチカラー根染色法の野外試験への適用
要約 不織布ポットをあらかじめ埋設して植物を生育させ、掘り上げて乾燥させることで、野外試験でも0.5気圧程度の加圧で植物根ごとに異なる着色液を注入することができる。これにより混植した植物それぞれの根系...
ホタテガイ加工残さを原料とする速効性有機液肥・培土の製造法および使用法
要約 微生物複合発酵により、ホタテガイ加工残さから速効性有機液肥および育苗用培土を製造できる。有機液肥は、低分子のペプチドを含有し、速やかな肥効を示す。液肥は、水稲育苗やトマト本圃用追肥として、培土...
堆肥・飼料中のクロピラリドのLC/MS/MSを使用した定量方法
要約 堆肥・飼料中のクロピラリドは、LC/MS/MSを使用することで精度良く定量でき、詳細な動態解析に利用できる。 キーワード クロピラリド、堆肥、LC/MS/MS、園芸作物 背景・ねらい トマト等の園芸作物の栽培にお...
温室栽培トマトと露地栽培トマトの葉面生息細菌相は著しく異なる
要約 トマトの葉に生息する培養可能な細菌の構成や菌量は栽培条件で異なり、露地栽培トマトの菌量は温室栽培トマトの約100倍で、優占細菌群も異なりました。これら常在菌は、トマトの毒素α-トマチンに対する耐性...
要約 蒸気散水処理により盛夏期ホウレンソウ栽培で発芽率が向上し、収量が増加する。土壌伝染性病害に対して高い防除効果を示し、雑草の発生も抑制する。土壌表層の養分の多くは一時的に下層部に移動するが、移動...
要約 施設トマト栽培において籾殻を施用することにより過剰な土壌中無機態窒素の影響を緊急的に回避できる。透水性の増大により潅水チューブ直下の土壌中無機態窒素量は速やかに減少し、窒素の有機化によりチュー...
要約 カリフラワー、キャベツ、ケールおよびコールラビは、緩効性肥料を含む培地に播種し、追肥を 行わないで灌水のみで慣行の2~3倍の程度の期間セル育苗すると、育苗期間中は出蕾せず、虫害発生程度が 低下し...
要約 慣行ポット苗育苗に比べて、労働時間を育苗時間で98%、定植時間で60%短縮できる栽培法を提案する。とくに水稲とトマト栽培地帯で春の作業が競合する場合に役立つ栽培方法である。 キーワード トマト、セル...
要約 夏秋雨よけトマトの不織布ポット栽培において、慣行のかん水量基準に対し1.5倍量の377L/株のかん水を行うことにより果実数と商品割合が増加し増収する。「桃太郎なつみ」では平均糖度5.5、商品果収量1,000kg...
要約 生食用大玉トマトは収穫後着色No0まで追熟を行うことにより、加工原料としての利用が可能で、加工用トマトを原料にした加工品に比べて、糖や酸及びグルタミン酸含量の高い製品が製造できる。 キーワード 生...
要約 時間流量12L/hrの給水停止機構を備えたボタン型点滴潅水装置に、60の吐出孔を持つ点滴チューブを接続すれば、点滴孔当たりの時間流量0.2L/hrの極微量潅水同時施肥が可能となり、保水量が少なく、透水性の高...
小型のロックウール連結ブロックを利用したトマトの効率的育苗技術
要約 4cm角のロックウール連結ブロックに直播し、発芽後は高濃度培養液で管理することにより、 育苗中の徒長が防止でき、本葉4~5枚のトマト苗を1m2当たり300~400本育苗することができる。 また、定植後の生...
要約 トマトの茎の地際から、切り花着色液を0.5から5気圧まで段階的に加圧注入すると、野外において根を染められる。0-15cm土層では、株元はその株の根が占め、株間では両方の株の根が分布する。15-30cm土層では...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
要約 湛水処理するとトマトの根は先端部分より基部にかけて徐々に壊死する。エバンスブルー溶液により壊死した部分は青く染色され、生きている白い部分と区別できる。画像ソフトウェアにより画像処理することで...
要約 トマト土耕栽培において、熱流束式水分センサーを用いると、pFテンシオメーターでは測定が困難な低土壌水分領域のかん水自動制御ができ、水分設定値に応じた高糖度トマト果実の生産ができる。 背景・ねらい ...