カンキツの果実、加工品におけるSNPジェノタイピング解析による品種識別技術
要約 8種類のSNPマーカーをTaqMan-MGBプローブを用いてジェノタイピングすることにより、主要なカンキツ48品種を相互に識別でき、高品質なDNAを抽出することが難しい果実や加工品の品種識別に利用できる キーワー...
β-クリプトキサンチンの血中濃度が高いと生活習慣病の発症リスクが低下する
要約 ウンシュウミカンに特に多く含まれるカロテノイドであるβ-クリプトキサンチンの血中濃度が高い人は、低い人に比べて2型糖尿病や脂質代謝異常症等の発症率が有意に低い。ウンシュウミカン摂取による生活...
高品質原料用果実を活かした加工事業拡大型カンキツ作ビジネスモデル
要約 加工事業を拡大するカンキツ作ビジネスモデルは、高品質原料用果実の糖度選別、原料品質を維持する搾汁方式、商品の詰め合わせセット化を通して差別化を積み重ねつつ、ブランド化した高級ミカンジュースを軸...
要約 カンキツで開発された9種類のCAPSマーカーを用いることにより、主要なカンキツ品種を含む33品種・系統の識別が可能である。 キーワード CAPSマーカー、カンキツ、品種識別、DNA、遺伝子型 背景・ねらい わが...
植物生長調節剤散布による早生及び中生ウンシュウミカンの浮皮軽減技術
要約 早生及び中生ウンシュウミカンに対して8月中旬~9月上旬に1~3.3ppmのジベレリンと25~50ppmのプロヒドロジャスモンの混合散布を行うと浮皮を軽減できる。また、浮皮をより強く軽減し収穫時期を1~2週間計画...
要約 食品加工用の酵素剤を利用して剥皮したウンシュウミカンに対する消費者の評価は、従来の化学的な皮むき法よりも高く、剥皮方法の認知度の向上によりさらに高まる。ヘビーユーザーに向けたジューシーさや見た...
コスト・環境負荷低減のための青果物のバルクコンテナ物流技術の開発
要約 新規バルクコンテナを青果物物流に導入した場合、段ボール箱による物流と比較して、包材コストを3割以上、物流に関わるCO2発生量を3~4割削減可能である。ダイコン、キャベツ、タマネギなどでは...
β-クリプトキサンチンの血中濃度が高い閉経女性は骨粗しょう症になりにくい
要約 ウンシュウミカンに特徴的に多いカロテノイド色素であるβ-クリプトキサンチンの血中濃度が高い閉経女性は、低い人に比べて骨粗しょう症の発症率が有意に低い。ウンシュウミカンの摂取が閉経女性の健康...
ミカン粕サイレージ給与は血中、乳中のβ-クリプトキサンチン濃度を増加させる
要約 食品加工残渣である温州ミカンジュース粕(ミカン粕)はサイレージ調製により保存が可能で、泌乳牛用混合飼料に乾物あたり20%混合すると血中および乳脂肪中のβ-クリプトキサンチン含量が顕著に増加する。 キー...
ウンシュウミカン加工副産物からβ−クリプトキサンチンを簡便に製造する方法
要約 ウンシュウミカン加工副産物のパルプから溶媒分画のみで濃度15%のβ–クリプトキサンチン高濃度含有物と高純度の遊離型β−クリプトキサンチンを、果皮からは溶媒分画と簡易なクロマトグラフ分離により高純度遊...
要約 カンキツ類の川野夏ダイダイ、大橘、河内晩柑および晩白柚は果汁及び果皮にナリンギン、リモニンを多く含む。また、果汁の加熱処理による苦味成分の変化はないが、加熱臭は温州ミカンで強く、川野夏ダイダイ...
要約 カンキツに含まれるフラボノイドは、品種および部位により種類や含量が異なる。また、可食部より果皮に多く含まれ、「カラ」ではナリルチンは維管束部分に最も多く、ヘスペリジンはアルベド(内果皮)、維管...
温州みかん果皮飼料添加によるβ-クリプトキサンチンを多く含む鶏肉の生産
要約 肉用鶏に温州みかん果皮乾燥粉末を2~4%飼料添加して給与することにより、生産性を維持しながら、β-クリプトキサンチンを2~5倍(約8.8~55.4μg/鶏肉100g)含む鶏肉を生産することができる。 キーワード 肉...
ウンシュウミカンの育苗と運搬作業の軽労化のための軽量培地利用法
要約 粉砕もみ殻と樹皮堆肥の混合培地は、慣行のマサ土と樹皮堆肥の混合培地に比べて重量が55%軽いので運搬作業時間を30%短縮でき、労働負担も軽減できる。なお、培地の資材費は同等でウンシュウミカン2年生苗...
みかん果皮給与によるβ−クリプトキサンチンを多く含む鶏卵の生産
要約 産卵鶏にペクチナーゼを加えた温州みかん果皮乾燥粉末を飼料の5%を代替して給与することにより、卵黄中にβ-クリプトキサンチンを5倍(約20μg/鶏卵)含む鶏卵を生産でき、飼料要求率が約9%改善される。...
ミカン産地地域住民の血清中β-クリプトキサンチン濃度に影響する要因は食品ではミカンの関与が最も大きい
要約 ミカン産地地域住民を対象にした食品摂取頻度調査と血液分析の結果から、ミカンに多く含まれるβ-クリプトキサンチンのヒト血清中濃度に影響する要因は食品ではミカンの関与が最も大きい。またミカンの摂取頻...
要約 鹿児島県特産のタンカン、ケラジミカン、ポンキツの果皮抽出物は、培養細胞における腫瘍壊死因子の産生抑制を示し、高い炎症抑制機能が期待される。抗炎症成分の一つとしてノビレチンが含有される。 キーワ...
ウンシュウミカン搾りかすの微生物資材添加による短期堆肥化とその成分溶出速度
要約 ウンシュウミカン搾りかすへの微生物資材(VS34、NK-52)の添加は、堆肥化を促進する。できた堆肥を4月に土壌表面施用した場合、5ヵ月間で窒素成分のうち硝酸態窒素として9.1%、カリウムで43.0%が溶出する。...
かんきつに含まれるβ−クリプトキサンチンとオーラプテンの含有量変動
要約 温州みかんの果肉中のβ-クリプトキサンチンは糖度の高い果実に多く含まれる。オーラプテンは「川野ナツダイダイ」などのダイダイ類やザボン類の果皮に多く含まれるが、果肉にも含まれる品種のあることが判...
要約 ミカンシーズンオフ期とシーズン期における187名のボランティア被験者の血清中β-クリプトキサンチン(β-CRX)濃度の測定結果から、ウンシュウミカン中のβ-CRXは長期間体内に蓄積され、ウンシュウミカンの摂取...