要約 全国のヒラメ種苗生産場で大きな問題となり、防除対策が求められていたヒラメのアクアレオウイルス感染症に関して、これまでの研究成果を元に防除対策をマニュアル化し、講習会の開催や検査に必要な試薬の配...
要約 ・ニホンウナギの仔魚期間の長さが遺伝することを実験的に明らかにしました。
・このことは選抜育種により仔魚期間を短縮した品種作出が可能であることを示し...
要約 微細藻テトラセルミスは餌料として有用種である。本種の凍結保存法の開発を進め、まず、培養液を極力除去した高密度細胞ペレットを調製したのちに凍結すれば、解凍後に僅...
Kudoa hexapunctataとK. neothunniに特異的な遺伝子検査法の開発
要約 クロマグロに寄生するKudoa hexapunctataと主にキハダマグロに寄生するK. neothunniはクドア属の粘液胞子虫であり、これらは分子生物学的に非常に近縁...
ELISAアレイを用いた組換えワクチン標的タンパクの迅速特定
要約 マダイイリドウイルス病をモデルとして、ゲノム情報と抗原抗体応答を利用した感染防御抗原の迅速な特定手法を開発した。マダイイリドウイルスのゲノムにコードする72遺伝...
要約 タイラギ卵巣から取り出した卵をビタミンAの関連化合物であるレチノイン酸で処理することで人工受精が可能になることを発見した。この知見を基に孵化幼生を安定して大量に...
育種家系の飼育特性の評価のためのエドワジエラ症の浸漬感染試験条件の決定
要約 育種家系の実用化に向けて、実証段階で作出した家系の飼育特性を評価しておく事が望ましい。本研究は、育種家系の飼育特性評価の一つとして、ヒラメ養殖において最大の魚病被害をもたらしているエドワジエラ...
要約 養殖ブリで問題になっている細菌性溶血性黄疸の原因菌の性状について詳細に調べ、本菌の命名と新種登録を行った。 背景・ねらい ブリ細菌性溶血性黄疸原因菌は難培が困難であるために、分子生物学的情報や生...
要約 大分県のクルマエビ養殖池でアサリ複合養殖試験を行った。複合養殖されたアサリの餌料源は、炭素・窒素安定同位体比等から植物プランクトンと推定され、エビ飼料やクルマエビの糞の餌としての寄与は少ないと...
要約 ヒラメ稚魚に大量死を引き起こすアクアレオウイルスの分離培養に成功し、全ゲノム配列を決定した。PCRによる迅速診断法、ELISAによるヒラメ血清の検査法を開発し、感染経路の特定に応用している。 背景・ね...
要約 養殖カゴなどに収容したカキ殻加工固形物「ケアシェル」を潮間帯に係留し、シングルシード(一粒種苗)などのマガキ稚貝を付着させる天然採苗試験を実施し、波あたりの大きい地点や開孔率が大きく通水性の良...
要約 日本のアサリ漁業は生産量が著しく減少しているため、国産アサリを増やすためにホタテやカキのような垂下養殖を導入する意義が増している。本課題では、アサリの養殖用種苗の確保のために網袋を用いた天然採...
要約 マハタ人工種苗の形態異常(脊椎骨屈曲)を低減し、生産効率を向上させるため、仔魚期初期における鰾の開腔(鰾の一次開腔)条件について検討した結果、飼育水面の油膜除去で鰾の開腔が促進され、脊椎骨屈曲...
キセノハリオチス感染症における国内アワビ種(クロアワビ、メガイアワビ)への病原性
要約 本試験はメガイアワビとクロアワビにおけるキセノハリオチスの病原性を調べた。水温別に12ヶ月間実験感染した貝からPCR法で本菌を検出し、病理組織検査を行った。15℃区と20℃区の両種の菌検出率(陽性数...
アコヤガイ外套膜から分離した外面上皮細胞の移植による真珠形成法の開発
要約 アコヤガイ外套膜から貝殻を作る外面上皮細胞を分離し、その細胞を真珠核に掘った小穴に入れて母貝に移植する方法により、真珠核表面に高率で真珠層が形成された。また貝殻真珠層黄色度で選抜育種された黄色...
要約 低魚粉(魚粉5%)飼料にて2世代に亘り成長選抜をしたアマゴから得られたF2稚魚に低魚粉飼料を与えたところ、選抜していない稚魚に同飼料を与えた場合より成長がかなり改善され、選抜していない稚魚に魚粉50...
感染状態のコイヘルペスウイルスを特異的に検出するPCR法の開発
要約 宿主細胞に感染している状態のコイヘルペスウイルス(KHV)のみを特異的に検出するPCR法を開発した。このPCR法を用いればKHVが宿主に感染している証拠を示すことができるため、KHVの宿主域を特定する際に有...
要約 ニホンウナギ(Anguilla japonica)の遺伝子の目印となる2,787個のDNAマーカーを開発し、これらのDNAマーカーの染色体上の位置を明らかにすることで、遺伝連鎖地図を作製することに成功しました。今回の成果...
要約 キンギョ養殖業に大きな被害をもたらすヘルペスウイルス性造血器壊死症(以下、キンギョヘルペスウイルス病と略する)は、死亡率が80~100%になる場合も少なくないため、キンギョ養殖業界から1日も早い防...