要約 「飼料用稲「クサノホシ」を、苗立数50本/m2を超えないことを目標に、播種量2.0~2.4 kg/10aの条件で4月下旬に乾田条播直播すると、倒伏させずに移植栽培と同等以上の収量を安定して得ることができる。 キ...
ルゴースウッド症状を示すブドウからはRupestris stem pitting-associated virusが必ず検出される
要約 ルゴースウッド症状を示すピオーネおよび巨峰からは必ずRupestris stem pitting-associated virus(RSPaV)が検出され、本症状との関連が強く示唆される。また、本ウイルスには遺伝的に異なる系統が少なく...
VlmybA1-2は園芸作物における遺伝子導入ビジュアルマーカーとして利用できる
要約 ブドウ「巨峰」から単離された転写因子VlmybA1-2 cDNAをキウイフルーツ、トマトおよびナスに導入して発現させると、植物組織の切り口に赤色の細胞を生じさせ、その赤色はカルスとなっても維持される。した...
カキ系統「No.3」および「S22」を台木にすると「富有」がわい化する
要約 わい性台木候補である「No.3」および「S22」を台木にした「富有」の樹高は低くなり、樹冠容積および樹冠占有面積も小さくなる。穂木の主幹断面積は、総新梢長および樹冠容積と高い正の相関関係を示し、わ...
ブドウ着色遺伝子座のハプロタイプの組合せは果皮アントシアニン含量に影響する
要約 ブドウ着色遺伝子座のハプロタイプは少なくとも6種類存在する。また、アントシアニン合成誘導機能のあるハプロタイプが2つ存在する個体は果皮アントシアニン含量が高い傾向にある。 キーワード ブドウ、...
数値標高モデルDEMを用いた傾斜地カンキツ園の斜面崩壊危険度の評価手法
要約 5mメッシュの数値標高モデルDEMを用いて、地形分析ツールTauDEMにより局所的な集水性を表す集水度という地形量のメッシュデータを作成し、集水度を指標にして園内各地点における豪雨時の斜面崩壊の危険度を...
飼料用稲の生産と利用による広域連携型耕畜連携営農モデルの策定
要約 農協などの畜産経営の支援組織が中心となり、コントラクター組織を設立し100ha規模の飼料用稲生産で耕種・畜産・関連業など幅広い耕畜連携体制をつくる営農モデルである。規模の経済性の発揮や経営資源の相...
飼料用稲の生産と利用による集落営農連携型耕畜連携営農モデルの策定
要約 集落営農組織が中心となり、自ら飼料用稲を栽培し、他からの受託を含め15ha程度の収穫作業を担う営農モデルである。集落営農推進の政策と現場ニーズに合致し、生産面・経営管理面での優位性も発揮できる。畜...
飼料用稲の生産と利用による生産組合型耕畜連携営農モデルの策定
要約 数戸の畜産経営が中心となり、地域内の耕種の担い手経営グループとともに15ha規模程度の飼料用稲の収穫調製作業を担う生産組合が中核となる地域営農モデルである。栽培には他の耕種農家も加わる。組織内で余...
要約 市町村を一つの地域単位とし、地域の特徴を直売所活動の競合度合い、来訪者数等に関わる人口、自動車移動に関わる道路交通条件の3指標によって捉え、これら指標に基づいて8類型に区分することで、直売所の...
要約 農家は加齢や省力的な作物の価格低下等により耕作放棄する。抑制策としては、保全管理・作付面積に応じて補助金を支払うことが有効であり、60歳代で農地面積80aの場合、保全管理・作付面積に対して2,500円/1...
都市農村交流の促進におけるNPO法人の機能と活動の組織化タイプ
要約 NPO法人は、公益増進目的で農業農村の機能の活用や促進を図る交流活動の法人化に適する。食育・体験学習活動では交流のインタフェースとして機能しうる。交流諸活動の組織化では「共存」「共生」「協働」の...
要約 台風時の数値予報データを用いて局所風況予測システムLAWEPSで風況シミュレーションを行うことにより、中山間地において台風時のパイプハウス地点における最大風速を概略的に推定することができる。 キーワ...
要約 畦畔法面の造成年にはメヒシバの発生が多く、シバの被度の拡大と造成年のメヒシバの発生量には負の相関がある。シバの植栽によって造成2年目以降においてメヒシバの発生割合は減少する。 キーワード 畦畔法...
F(ab')2フラグメントを用いたTAS-ELISA法によるメロン黄化えそウイルスの検出
要約 コーティング抗体にF(ab')2フラグメント、2次抗体にIgG、3次抗体に酵素標識プロテインAを使用したTAS(三重抗体)-ELISA法は、DAS-ELISA法より高感度で、メロン黄化えそウイルスを媒介するミナミキイロアザミ...
要約 低温処理で花芽分化誘起して促成栽培を前進化させる場合、処理後の株が昼/夜温35/20℃程度の高温に数日遭遇すると花芽発達が阻害される。25/20℃ではほぼ阻害されない。高温遭遇日数が5日以内で遭遇時期が処...
気化潜熱を利用して培地昇温を抑えイチゴ高設栽培の収穫の中休みを軽減する
要約 イチゴ高設栽培の栽培槽に透水性シートを採用し、送風によって気化潜熱を奪う仕組みを加えると、定植後の残暑期に日中の培地温度を平均3~5℃程度低下させ、一次腋花房の出蕾・開花を5日程度、果実収穫は1...
夏秋トマト後作のセルリー養液栽培における根域加温の効率的な時間帯
要約 冬季のセルリーの培地耕において、温床線により最低15℃設定で根域加温する場合の根域温度は、朝方加温と終日加温では夕方までほぼ同様に推移し、収穫量も同等となる。朝方加温の電力コストは終日加温に比べ...
要約 カンキツのマルドリ方式による栽培において、従来標準的に使用されている資機材に比べて低価格な資機材(マルチシート、点滴チューブ、液肥混入器)を使用すれば、10a当たりの導入コストが約30%削減できる。...
ウンシュウミカン樹の水分状態を簡易に判別できる「水分ストレス表示シート」
要約 「水分ストレス表示シート」は、樹体の水分状態を反映して葉裏面から放出される水分を塩化コバルトの吸湿による色変化として捕らえ、視覚的に樹体の水分状態を推定することができる。 キーワード ウンシュウ...