要約 東日本大震災により流出したがれきの集積・回収に使う網を開発した。開発した網は、地元漁業者自身によるがれき回収に活用された。 背景・ねらい 東日本大震災の津波により東北地方を中心に、がれきが大量に...
要約 房総沿岸に来遊するカツオを来遊経路別に把握するために、千葉県勝浦漁港に水揚げされる近海竿釣船の漁獲物から、小笠原北上群の解析をおこなった。近年は房総沿岸の曳縄が対象とする魚群は、黒潮北上群では...
要約 漁船の省エネ推進を図るため、船体性能向上技術(船体リニューアルによる省エネ技術)を開発した。代表的な漁船に対し、船体リニューアルのあり方を精査し、実船改造を試み省エネ効果を検証した。この結果、改...
要約 沿岸域の生産構造の基礎をなす流動を評価・予測するには、外洋の流動モデルに加えて、より高分解能で、気象・河川等情報及びこれらに伴う物理現象の組み込みが必要になる。本課題では外洋との相互干渉を考慮...
要約 漁船漁業の省エネルギー化に向けて、操業時にリアルタイムで燃油消費量を運航者に可視化して示す見える化システムを開発した。漁船航行時の燃料消費の瞬時値を計測し、リアルタイム情報として燃料消費を運航...
要約 太陽光エネルギーの活用の可能性について立て縄漁業で使用するラインホーラーやカキ養殖の揚げ縄作業で使用する揚縄機を例として調べた。また、操業時の発電力量と消費電力量をモニターできるシステムを構築...
要約 本研究は、伊勢湾を対象に、アサリの産卵から幼生、そして成貝(漁獲)までの生活史を考慮し、ソースとシンクが連結したモデルを作成することによって、広域な視点にたったアサリ資源回復のための施策を提案す...
要約 アカガイを大量に養殖する場合、種苗を養殖用のカゴやコンテナに小分けする必要があり、この作業に係る人手及び時間が、効率悪化の原因となっている。この小分け作業(分殖)に、アコヤガイで実施されている...
要約 ノリ養殖において水温の変化を把握することは、安定した生産を行うために重要であり、数日先の水温を予測できれば、作業の開始時期の調整や病害への事前対応が可能となり、生産性の向上が期待できる。 背景...
要約 大型クラゲの出現状況を精確かつ迅速に把握するため、目視、曳航式上向き水中カメラおよび計量魚群探知機(以下、計量魚探機と略す)によって、海面から100mまでの深度層について分布調査を行った。対馬周辺...
要約 堆砂は海藻着生の阻害要因として考えられてきたが、波浪の影響が弱いところではウニの侵入を防止し、耐砂性の高い海藻の生残を可能にし、藻場を維持する重要な環境要因であることを明らかにした。 背景・ね...
要約 小型底びき網漁船における漁獲物仕分け作業の身体的負担を軽減することを目的として、組み立て式の仕分け用作業台を製作、運用試験を行った。甲板上に漁獲物を直に置く従来の仕分け方では、作業姿勢は前屈み...
要約 漁港の耐震設計に用いる照査用震度は、従来、地域別の値が使用されてきたが、地点ごとの地盤の揺れの特性(サイト特性)を考慮に入れた、より合理的な手法の提案が求められている。そこで本研究では、モデル...
要約 漁船の一層の省エネルギー化を図るため、これまで船型改良の対象外とされてきた喫水線上の船型についても波浪中抵抗増加の低減という観点から検討を加えるべく、喫水線上の船型の影響を評価できる抵抗増加の...
要約 各種の漁船を調査して、副部の実態を明らかにし、底曳網漁船(95GT)、近海まぐろ延縄漁船(119GT)を対象に、船体性能に及ぼす副部の作用、副部の改良技術に関する研究を行った。この結果、副部の改造は速力の...
要約 瀬戸内海の流動及び低次生産の特性を定量的に明らかにすることを目的として、数値モデルを開発しました。このモデルによる計算結果と浅海定線調査結果等の現地観測結果と比較し、概ね再現性が良いことを確認...
要約 深度500mまでの魚群に対して、魚のステレオ映像や音響情報を取得可能なシステムの開発を行った。ステレオ映像から、魚体長、行動、魚種などの情報が、また、搭載している計量魚探機により現存量推定に必要な...
要約 アサリ稚貝の安定した生育場を造成するための基礎的な物理環境条件の提示を早急に行うため、現地調査や水槽実験によって、アサリ稚貝が定着あるいは移動する流動、底質、地形等の物理環境条件を見出すととも...
房総から常磐海域に来遊したマイワシ2003~2008年級群の体長、肥満度、成熟係数と資源水準の関係
要約 房総から常磐海域に来遊した、資源低水準期の2003~2008年級群について、計算体長、年齢別の平均肥満度と平均成熟係数を求め、資源増大期から高水準期の1974~1984年級群の結果と併せて、それぞれ資源水準と...
選抜育種した高水温耐性品種の養殖現場における既存品種との特性の差異
要約 千葉県ノリ養殖の年内生産量は、水温上昇等によって変動が大きく近年は減少傾向にある。これに対応するため、室内選抜育種によって高水温に耐性を有するノリ系統を作出した。この系統を秋芽生産期に既存品種...