要約 蚕用の簡易調製湯練り飼料は、連続的に熱湯を供給できる貯湯式湯沸機と、撹拌・練合用の羽根を改良した養魚用練り機を組み合わせることで、3齢および4齢用の湿体調製が効率的、かつ大量に行える。 背景・ね...
要約 ノブキの大量増殖を行うため、セルトレイを用いた根挿し増殖方法を考案した。2月中旬に2cm前後に切断した根を挿すと、5月中旬には定植可能な苗ができ、供試個体に対する成苗率は80%程度であり、定植後の活着...
要約 サトイモのトンネル早出し栽培法として、2条高畦ベットに 5300~6600株/10aの栽植間隔で3月10日頃に種芋を深さ15cmに植付け、7月下旬に収穫可能な無培土、無追肥の省力的栽培技術を開発した。 背景・ねらい ...
要約 イチゴ促成栽培で、屋根部を被覆したままの施設に定植する栽培方法は、「女峰」など花芽分化の早い品種が適し、平地仮植苗の定植時期は 9月15日前後が適する。初年度の施肥量は慣行栽培と同量とし、2年目以...
にほんなし「筑水」の収穫適期判定のためのカラーチャートの開発
要約 にほんなし「筑水」の果実の収穫適期を判定するための表面色用カラーチャートを作成した。カラーチャートの比色部位としては、赤道部がていあ部より適している。 背景・ねらい 千葉県におけるにほんなしの品...
要約 「新水」×「長水」の交雑により、にほんなし新品種の「なつひかり」を育成した。「幸水」と「豊水」の間の8月中~下旬に成熟する中生赤ナシ品種で、高糖度、多汁、大果性を示し、玉ぞろいは良好で、外観は美...
要約 牛ふん尿を施用しているトウモロコシ飼料畑の実態から、過剰の養分による土壌と作物への負荷や環境への溶脱の可能性を回避し、農業生産の持続性を高めるには、ふん尿の堆肥化・経営外搬出・裏作・作付面積の...
実態調査から見た牛ふん尿連年施用圃場における土壌と飼料作物の化学性
要約 牛ふん尿を連用しているトウモロコシ飼料畑について、土壌と作物の化学性の実態を調査した。土壌の硝酸態窒素の増大やカリ集積、並びに家畜への悪影響を回避するには、ふん尿施用量の上限を10t/10aとするこ...
要約 理化学的特性から肉質をI群(A)、II群(B)、III群(C)の3群に分類し、テンシプレッサーによる物理的特性の評価について検討したところ、理化学的に良質なI群の豚肉は、物理的特性においても「締まり」が...
要約 乳牛用TMRへの綿実12%配合により、体重当たりの乾物摂取と乳量は増加する傾向であり、乳脂率の上昇や乳蛋白質率の低下は認められなかった。綿実給与は、生産性を高める上で有効と考えられる。 背景・ねらい ...
混合飼料(TMR)に用いる粗飼料の違いが泌乳前期の乳生産に及ぼす影響
要約 混合飼料中の主な粗飼料を、チモシー乾草、アルファルファ乾草、トウモロコシサイレージとアルファルファ乾草の混合のいずれかとする給与メニューを比較した。その結果、粗飼料の違いは飼料摂取量、乳成分に...
要約 2月から3月にポット苗を温床に定植し、採苗、挿苗を繰返して増殖するポット苗を使ったサツマイモ苗増殖は網室増殖より増殖率が高い。増殖した苗は初期生育が旺盛で収量・品質が優れる。 背景・ねらい サツマ...
要約 ゆで豆に適するラッカセイとして,「郷の香」を選定し,その栽培法を組立てた。「郷の香」は,比較的早生で収量が優れ,しかも莢の外観,食味が良く,収穫適期幅も広く,ゆで豆適性が高い。べたがけ栽培の導入で8月...
用土客入を伴う黒泥土の基盤整備田における直播栽培様式が均平度の経年変化に及ぼす影響
要約 傾斜約 1/100の河岸段丘面を表土処理と用土客入により大区画化した水田では客土の厚さによって均平ムラが生じる。乾直圃場は基盤整備後4年目でもこの傾向が強くみられ、水稲の生育が不安定となる。一方、湛...
要約 水稲の表層代かき同時移植栽培では、ほ場の耕起時期が早いと移植時の雑草が多くなったり土壌が硬くなり、移植精度が低下するので、3月中旬以降に耕起する。また、地力窒素発現量が少ないので、コシヒカリ栽...
要約 100Hzから700Hzの単一周波数成分の水中音に対するカタクチイワシの反応行動を生け簀で観察した。カタクチイワシの威嚇反応レベルは、300Hzで147dBと最も小さく、100Hzで155dBであった。威嚇反応レベルには、...
要約 漁船の海難につながる斜め追波中における復原力喪失現象(波浪の力によって船が大傾斜した時、傾斜角が大きくなるにつれ船をもとにもどそうとする力、すなわち復原力が小さくなり、ついには転覆に至る現象)...
要約 海藻群落から流失する藻体を漁場内に長期間滞留させ、アワビ、ウニの餌として有効に利用するための施設(藻留め工)の開発を進めている。その成果として、弱い波動の下でも接近してくる流れ藻を効率よく捕捉...
要約 らっかせい「関東80号」は早生の多収系統である。莢、子実の品質は良好で、煎豆、ゆで豆ともに良食味の煎莢・ゆで豆兼用種である。 背景・ねらい 鹿児島県では価格の有利さから、ゆで豆用(生莢用)として早...