要約 大量発生したアサリ稚貝を漁獲につなげる効果的な対策を実施するために、アサリ漁場として好適な場を予測するモデルを開発した。モデルを作成によって、様々な対策に応じてアサリ漁場環境を変えることで、そ...
要約 マコガレイの種苗生産の効率を上げるために、攻撃性を抑制し、成長を促進する光環境を明らかにした。本研究では光条件を変えてストレスの応答を比較するとともにマコガレイ稚魚の網膜運動反応(光に対する網...
要約 ガマ帯の水質環境(水温・pH・全窒素・DO)は外界と大きな違いがないが、ガマ帯は、印旛沼における有用水産資源であるモツゴの保育場やテナガエビの成育場となっていることを明らかにした。 背景・ねらい ...
要約 ノリ養殖で発生する疑似しろぐされ症の原因は、Aquimarina sp.を原因細菌とする細菌性の病気であることを明らかにした。また、防除対策として、ノリ養殖で一般的に普及している酸...
要約 サメ肉の練り製品への利用適性を調べた。ホシザメは鮮度が良いほど、弾力のある練り製品が出来た。はんぺん原料となるヨシキリザメは、筋肉のpHが高いものほど高品質のはんぺんが出来た。また、ヨシキリザ...
要約 沿岸域数値モデリングを活用し、観測が困難な水産生物の、産卵による卵の発生からふ化・幼稚仔魚に至るまでの発生初期における生活史の解明を試みた。粒子追跡法を用いた結果は、現場海域で採取されたマダ...
要約 漁船のサイズ・漁法などの如何によらず昨今においても漁船の転覆海難は頻発している。この研究では漁船の安全性を船上において実時間で評価するための方法を開発した。この研究では、横揺れの安全性すなわち...
要約 植食性魚類に食害対策を進めるため、植食性魚類が蝟集したところを刺網などで効率良く漁獲する手法開発を実施している。長崎県壱岐市のノトイスズミについて調査し、冬期(水温15度以下)になると消波ブロック...
要約 船団で航行する漁船では、その配置を適正に保つことで各船の造る波を干渉させ、船団全体で造波抵抗を低減させることが考えられる。そこで理論モデルを用い、数値計算によりその可能性を追求した。最適配置の...
要約 魚類養殖現場における僅かな環境変化が、魚類の生残率や孵化率の低下を招くことがある。これは水槽内の流場変化やそれに伴う温度分布、酸素濃度の変化等が原因とされている。しかしながら、水槽内における詳...
要約 東京湾におけるマコガレイの分布の季節変化、成熟状況及びマコガレイ沈着卵の採集により東京湾奥でのマコガレイの産卵場を確認した。湾奥の産卵場形成は、流動モデルを用いた粒子追跡計算による浮遊仔魚の移...
要約 漁労支出に占める燃油費の割合の高い水産業を省エネルギー型の産業へ転換することが求められている。省エネルギー方策の一つとして、漁船の航行時に燃料消費をリアルタイムで操船者に提供する漁船の燃料消費...
要約 漁船漁業の省エネ化を推進するため、省エネ方法とその理論等を纏めた「漁船漁業の省エネルギーに向けて(ガイドブック)」と、ガイドブックの要点を纏めた「漁船操船者用パンフレット」を作成しました。また...
要約 無線LANと計量魚探機、ステレオカメラを用い、陸上から450 m離れたイケス内のサケ稚魚の尾数密度推定を行う技術を開発した。 背景・ねらい 岩手県は北海道に次ぐサケの漁獲があり、サケは沿岸産業を支えてい...
要約 イカ釣り漁業に用いられる漁灯の合理的な利用を目指し、農水省委託事業「イカ釣り漁業におけるLED灯の応用による効率的生産技術の開発」を実施した。事業では、スルメイカの誘集・漁獲過程の解明と、LE...
要約 東京湾の貝類漁場では、寄生性節足動物カイヤドリウミグモ(以降ウミグモ)の被害でアサリの放流がほぼ全面的に停止していた。そこで、アサリの移植放流生産を再開するため、ウミグモの少ない場所と時期を予...
要約 東日本太平洋側の外海砂浜域における沿岸域環境の診断手法を開発することを目的として、環境診断モデルを開発した。全国の外海砂浜から効率的に生物環境情報を集められる調査・解析方法として、二枚貝遺骸(...
要約 水産工学研究所の測器電子機器実験棟は、主に魚や動物プランクトンの音響反射実験で使用されてきた。建設後20年を経過し老朽化が進む中、2011年3月11日の東日本大震災では大きなダメージを被った。これを機...
災害に強い漁港施設づくりのための東北地方太平洋沖地震による被災状況のデータ化
要約 東北地方太平洋沖地震により漁港施設に大きな被害が発生した。今回の被災は地震動、液状化および津波の影響が組み合わさっていることが特徴で、その被災メカニズムを分析して今後の漁港施設の強化に役立てる...
要約 イカ釣漁業では、操業船下におけるイカのjigに対する視認性が釣獲過程の中で重要と考えられるが、十分に解明されていない。本研究では1)分散したイカの誘引、2)jigの視認、3)jigの捕捉方位の3項目に焦点をあ...