千葉県外房海域におけるアワビ類の浮遊幼生、着底稚貝の出現状況
要約 千葉県外房の2地先において、アワビ浮遊幼生及び着底稚貝の出現時期は10月中旬から2月上旬で、出現ピークは期間中に1~2回もしくは判然としない場合があった。ベリジャー幼生の出現量は、資源量が多かった約...
海上いかだ式貝類育成装置によるアサリ人工稚貝中間育成の量産化
要約 2007~2008年に、千葉県富津市の港内で海上いかだ式貝類中間育成装置を用いて、殻長1~2mmのアサリ人工稚貝を1か月間で歩留まり40%以上を維持しつつ殻長4~5mmまで育成することに成功した。本方式は海中の...
バラ切り花の「一定長切り上げ・順次切り下げ収穫法」による多収技術
要約
バラ‘ローテローゼ’のロックウールに栽培において、1番花および2番花を一定長で採花し、3番花を採花母枝1節付けて採花して、採花母枝を1節ずつ切り下げる収穫法では、慣行の基...
要約
イチゴのランナーを採苗後、ただちにポリ袋に入れ、-2~0℃の冷蔵庫に入庫すると、約1か月貯蔵可能である。また、出庫後はセルトレイに挿し苗し、温室に遮光資材や冷房機を設置し...
土壌硬化資材散布と畦塗りの一工程同時作業による畦畔形状維持方法
要約
石膏が主成分の硬化資材を散布しながら畦塗り機で畦畔を一工程同時作業で形成する方法である。資材の施用量は100m当たり30kg、資材費が4,000円程度で、水稲栽培期間中における畦畔の...
要約
イチゴに紫外光を照射することにより、病害抵抗性を誘導し、うどんこ病の発病を抑制する。本防除法を予防的に用いることで、うどんこ病の発病を低く抑えることができる。
キーワ...
ワセシロゲ由来のダイズ茎疫病抵抗性遺伝子に連鎖するSSRマーカーの開発とその利用
要約
ワセシロゲ由来の茎疫病抵抗性遺伝子を持った黒ダイズ個体を2種類のSSRマーカーによって高精度で選抜でき、その後代系統は茎疫病多発圃場において本病に対して強い抵抗性を示す。
養殖ノリのバリカン症食害調査における間欠駆動式水中ビデオカメラの活用
背景・ねらい
「バリカン症」とは、養殖ノリの芽が短期間のうちにバリカンで刈ったように短くなる現象で、生産に大きな被害を与える。原因は、高水温等による生理的障害、ウィルス等による疾病、食害等、諸...
背景・ねらい
アサリ等貝類の漁獲量が激減している有明海では,底質の細粒化がその原因の一つとして指摘されているものの細粒化の仕組みはまだ明らかにされていない.本研究は,そのベースとなる有明海湾奥...
背景・ねらい
大型クラゲの分布状況を知る方法として、従来から、船上からの目視観測や曳網などの調査が行われてきたが、鉛直的な分布も含め広域かつ迅速に把握する方法としては不十分であった。本研究では...
背景・ねらい
漁業資源動態は予測不可能で不規則に増減しており、年間水揚量(リターン)とその変動(リスク)の関係は、漁業生産に関わる人々にとって社会経済的重要事項であるにも関わらず、その実証的・...
背景・ねらい
ハダカイワシ類は、表層から1000m以深まで広く分布し、海洋の生物生産システムを構成する中心的なメンバーのひとつとなっている。また潜在的な資源として、今後の利用の可能性も探られている...
背景・ねらい
漁業就業者の減少,年齢構成の高齢化や後継者不足が深刻化している。高齢者でも無理なく働けて,さらに若者が魅力を感じるような,安全で快適な労働環境を実現するための研究が必要である。そ...
背景・ねらい
海鳥混獲回避措置が広く使われ効果を発揮するためには,高い回避効果だけでなく実行可能性と経済性を兼ね備えている必要がある。ミナミマグロ漁業のオブザーバデータを用いて,トリラインの仕...
要約 モモのトンネルハウス栽培では、晩霜の被害を受けやすい開花直前から結実期にストーブ等による施設内の晩霜対策が可能であり、露地栽培に比べて被害を軽減することができる。 キーワード モモ、施設栽培、ト...
要約 クリの変質果の発生が多い条件は、熊本県主要品種の早生・中生品種、収穫の後期、日射が強く照射する樹冠外部、毬皮まで日焼けした毬果である。 キーワード クリ、変質果、発生要因 背景・ねらい
抗菌性物質無添加の子豚期飼料への乳酸菌添加は飼料要求率を向上させる
要約 抗菌性物質無添加の子豚期飼料に乳酸菌製剤又は抗菌性物質を添加して、体重30kgから70kgまで子豚に給与すると、乳酸菌添加飼料給与による飼料要求率は抗生物質無添加飼料給与よりも向上し、抗菌性物質添加飼...
要約 植物プランクトンが濁りの原因となっているため池では、透視度から用水中の窒素含有量を推定できる。また、この用水中の窒素含有量から、水稲栽培における窒素減肥量が算出できる。なお、透視度10cm未満では...
二毛作「水稲+麦」の収量および品質に及ぼす長期リン酸無施用の影響
要約 二毛作「水稲+麦」体系において稲わら非還元ほ場でリン酸無施用を継続すると、水稲収量は約50年間は三要素を施用した場合とほぼ同等であるが、麦の収量は施用後20年目以降は最高でも三要素施用の30%程度と...
スタンダード系カーネーションの起き上がり仕立てによる2年切り栽培
要約 スタンダード系カーネーションの慣行栽培の切下株を起き上がり仕立てすることにより2年切り栽培が可能となる。切り戻し栽培に比べて、土壌水分管理、時期等の制約が少なく、栽培初心者でも2年切り栽培が可...