摘要 早生、高製麺性、高たん白質等を育種目標に、交配、系統養成、個体選抜及び系統選抜を行った。生産力検定試験ならびに品質検定試験に供試した70系統から、早生・多収で品質の優れた3系統小麦「中系642...
小麦近縁種が有するグルテン特性の改変に有効な胚乳貯蔵タンパク質遺伝子の日本品種への導入
摘要 小麦の胚乳貯蔵タンパク質であるグルテニン及びグリアジンには多くの変異遺伝子が存在し、グルテン及び小麦粉生地の特性と密接に関連しているが、日本品種には限られた遺伝資源しか存在せず、小麦の用途多様...
作物遺伝資源、育種情報の総合的管理システムの確立-小麦特性調査-(45)
摘要 1~3次特性40項目を、小麦31品種・系統(うち3品種は比較用)について調査し、育種に有効な情報の提供と利用を進めた。出穂期は中生~晩生で、稈長はパキスタン導入品種で長稈が多く、中国品種では短...
小麦生地物性改良のための低分子グルテニン遺伝子型の簡易判別技術の開発
摘要 グルテニン遺伝子型は小麦の生地物性に大きく影響し、その育種的改変はパン用品種の開発および、グルテンが弱い温暖地西部産のめん用小麦の品質向上に不可欠である。グルテニン遺伝子の中でも、低分子グルテ...
摘要 東海・近畿・中国地域においては、大豆の多くは水田転換畑で作付けされており、湿害や立枯性病害の発生が多く、収量が低く不安定である。またこの地域には大豆の育成地がなかったため、この地域の気象・土壌...
摘要 温暖地西部向けの高品質・早生・多収小麦系統を早急に品種登録・普及させるため、系統選抜、有望系統の品質評価、種子増殖、高品質化栽培法の確立などを、各県農試や実需者とも協力して行う。また現在の新品...
摘要 新規形質のパン用小麦「西海180号」を用いて、牛糞、豚糞、鶏糞の各成分調整堆肥を施用し、化学肥料区に対する小麦の生育・収量を調査した。茎数は豚糞堆肥区で最も多く推移したが、穂数は少なかった。牛...
成分調整堆肥利用を中心とした新規形質品種の高付加価値化栽培体系の確立(44)
摘要 家畜ふん堆肥をローラーディスクダイ方式の成型機で5mmのペレット状に成型して大豆(九州127号)及び小麦(西海180号)の栽培試験に利用した。大豆の収量調査の結果は、牛ふんと鶏ふんの混合堆肥で...
摘要 大豆播種前1か月間の湛水処理を行うことにより苗立率が向上するとともに、幼苗期から開花・成熟期にかけてダイズ白絹病の発生が著しく減少する。白絹病の抑制効果は、湛水前に未熟有機物を鋤き込まないか、...
小麦・大豆作体系を軸とした水田転作省力作業技術の確立(71)
摘要 10年度は大豆作の中耕・培土・追肥を同時に行うトラクタ用作業機と、小麦作の施肥・播種・除草剤散布を同時に行う作業機を開発した。これにより大豆の中耕・培土・追肥作業および小麦の施肥・播種・除草剤...
でん粉・たん白質組成の遺伝的改変による高たん白質小麦品種の育成(65)
摘要 でん粉・たん白質特性の遺伝的変異の拡大を目標に、60組合せの交配を行なうとともに、育成中の860組合せを対象に選抜を行った。中系系統73系統のアミロース含量は18.5~23.3%、たん白質含量...
作物遺伝資源、育種情報の総合的管理システムの確立-小麦特性調査-(39)
摘要 1~3次特性40項目を、小麦32品種・系統(穂発芽については122品種・系統、うち3品種は比較用)について調査し、育種に有効な情報の提供と利用を進めた。出穂期は中生~極晩生で、稈長は90~13...
摘要 早生、高製麺性、高たん白質等を育種目標に、304組合せの交配を行った。また、177組合せのF1と414組合せの初期世代を養成し、それぞれ169組合せ及び363組合せを選抜した。また、中期世代の...
摘要 温暖地西部に適応する極早生の安定多収品種を育成するため、304組合せの交配と、171組合せのF1、414組合せの初期世代を養成した。また、生産力検定試験に供試した品種・系統を主に合計152点の...
摘要 温暖地平担部の水田輪作における実用的な作業法を開発するため、大豆作では早期播種と小麦収穫後不耕起播種を試み、水稲作ではレンゲ鋤込み乾田直播と機械除草を組み合わせた作業法を試み、それぞれ作業上の...
摘要 温暖地における水田輪作を活性化するためには麦及び大豆作の振興が重要であり、とりわけ大豆作の省力機械作業技術の導入が必要である。そこで、大豆・小麦作の播種作業及び大豆作管理作業の軽作業化に取り組...
摘要 9年度は、濃厚飼料中から牛の採食促進物質を抽出し、その物質の作用の強さと性質を調べた。圧ペン大麦、脱脂ダイズ、圧ペントウモロコシ並びに配合飼料から、極性の異なる化学物質を抽出するペンタン、ジエ...
成分調整堆肥利用を中心とした新規形質品種の高付加価値化栽培体系の確立
摘要 九州地域では水稲の生産調整による転作面積が毎年約10万ヘクタールにのぼり、新規の転作作物として、近年、九州農試で開発されたリポキシゲナーゼ完全欠失大豆、暖地向き硬質小麦等の新規形質作物の導入が...
摘要 九州地域の水田畜産地帯を対象に、水稲の生産調整による転作作物の需要の拡大を図りつつ安定生産 を行うため、近年開発されている革新的新規形質麦の特性を活かし、高付加価値化を図るための成分調整堆肥を...
作物遺伝資源、育種情報の総合的管理システムの確立-小麦特性調査-(61)
摘要 小麦32品種・系統(うち3品種は比較用)について40項目の1~3次特性の調査を行い、育種に有効な情報の提供と利用を進めた。調査結果については、データシートに記入し、農業生物資源研究所遺伝資源調...