摘要 作物の生産性は栄養生理機能によるところが大きい。この診断法を確立するため、作物種や系統間でのミネラル代謝等の変異を明らかにした。2年は多収稲タカナリの栄養生理をむさしこがねと比較した。2・3年...
摘要 "飼料作育種の造成中の系統について、栄養飼料の面で確認する必要のある形質を、給与試験によって査定し、育種作業の合理化に資する。7年度は、茎葉部の消化性向上を目的に造成中のフリント系トウモロコシ...
摘要 "とうもろこしの自殖系統60および品種1について三次特性調査を行った。7年の多雨、日照不足が影響し、絹糸抽出期がやや遅れ、また、徒長気味の生育となった。全体に登熟の進みが遅く、この傾向は晩生で...
摘要 VAマイコライザ(VAM)との共生作物群(とうもろこし、ひまわり、小豆、菜豆、大豆、ばれいしょ、春小麦)および非共生作物群(キガラシ、そば、だいこん、てんさい、そして無作付)跡での、小豆、ひま...
マサ土汎用水田における窒素動態の解明と窒素肥沃度維持技術の確立(42)
摘要 "重窒素で標識した稲わら、籾殻、水稲根、トウモロコシ根、稲わら堆肥、牛糞堆肥、牛糞オガクズ堆肥及び菜種さやがらをポット栽培している水稲ヒノヒカリに施用して有機物由来窒素の水稲による吸収、脱窒、...
有機物還元容量増強のための飼料作物超多収乾物生産機構の解明と新作付体系の開発(113)
摘要 飼料作物の多収性を利用した、土壌中の有機物還元容量の増強を図ることを目的として、乾物生産の潜在的能力の解明と超多収周年作付体系を開発する。7年度は、とうもろこし、ソルガム及びギニアグラスを供試...
摘要 四国地域では汎用田を利用した野菜の施設栽培が盛んに行われているが、窒素肥料の使用量が多いため硝酸態窒素が農地系外に流出し、水質汚染の原因となっている。そこで、硝酸態窒素の農地系外への流出を防止...
摘要 有機態窒素として米ぬかを施用した畑圃場で、イネ(陸稲)の施用反応が顕著であり、土壌を用いたポット試験においてもこれを確認した。その要因の一つとして、イネではアミノ酸態窒素の吸収能力が高いことを...
摘要 陸稲とトウモロコシを一毛作した畑地と水稲を一毛作した水田において、炭素の動態と収支を解析した。畑地生態系の年間の炭素収支は270~320gC/m2のマイナスを示した。このマイナス分は、地下70...
摘要 "海外でトウモロコシの害虫として知られるオオタバコガが1994~1995年にかけて、主に西日本で多発生していることを確認した。近似種タバコガとの終齢幼虫における識別点を明確にし、これまで我が国...
トウモロコシ北方斑点病菌の宿主特異性毒素産生遺伝子の検索・単離
摘要 トウモロコシ北方斑点病菌レース3の産生する宿主特異性BZR毒素の産生遺伝子の検索と単離を行い、遺伝子を用いた診断法を確立する。毒素のバイオアッセイ法を検討した結果、ペーパータオルに胞子を噴霧し...
摘要 多量の窒素施用条件下で、トウモロコシ体中の硝酸態窒素含量と生理的および栽培条件との関係を検討した。トウモロコシの硝酸態窒素含量を反芻家畜の硝酸塩中毒の危険基準とされる0.2%以下にするには、収...
摘要 とうもろこし及びソルガムの市販品種及び有望育成系統の生育と収量特性について検討した。とうもろこし64品種の乾物収量の品種間差は大きく、100~250Kg/aであった。また、マルチによる一定の効...
摘要 "飼料作物の作付場面の拡大を目的として、多湿条件下での栽培技術の改善の一環として、多湿ストレス耐性発現の背景となる適応機構について生理学的側面から検討する。種子の浸漬耐性についてはとうもろこし...
摘要 異常気象下でのとうもろこしの発育及び生産力に及ぼす気温・日射量等の影響を評価し、異常気象に対するとうもろこしの生態及び生育反応を明らかにする。7年度は、とうもろこしの生育変動を解析するとともに...
温暖地における強害帰化雑草の生理生態特性の解明と制御技術の開発(175)
摘要 トウモロコシ栽培条件下で、4月下旬から6月下旬にかけ約10日おきに8時期、強害帰化雑草アレチウリを播種した。アレチウリの開花始期はいずれの播種時期の場合でも大差なく、雄花は8月25~30日、雌...
作物残渣等の土壌ストック形成機能の評価と養分フローの動態解明(117)
摘要 物質循環の高度化のため、春小麦・トウモロコシ・てん菜の残さを化学肥料とともに淡色黒ボク土・灰色低地土に混合し、土壌微生物バイオマス窒素含量の推移と幼植物による作物残さの窒素利用率との関係を解析...
摘要 前作の後作物への影響を各種の作物で検討した。だいず、小豆、ひまわり、菜豆、とうもろこしは前作物がひまわり、だいず、とうもろこし後で生育が良くなったが、大根、裸地の後では生育が劣り、馬鈴薯後では...
摘要 とうもろこし60自殖系統の1次特性17形質の調査を行った。6年は高温・寡雨に経過し、圃場は干ばつ気味で一部系統に干害の影響がみられた。干害の影響の大きかった系統はN21、To15、To36、T...
水田土壌における生物窒素固定およびメタン生成の管理技術-酸性土壌における菌根菌の有効利用(177)
摘要 1)稲わらおよびセルロースを施用した水田圃場より定期的に土壌採取し、最確値法およびロールチューブ法によりメタン生成細菌の計数を行った。稲わら、セルロースを乾土当たり0.5%施用した処理区では、...