摘要 弱毒ウイルスに感染した植物における干渉効果の成立条件を明らかにする目的で、6年度はキュウリモザイクウイルスの弱毒系統に感染したタバコ葉に強毒系統を二次接種したときのウイルスの増殖過程、及び病徴...
組換えトマトで発現するCP遺伝子とチャレンジウイルス間の遺伝子組換え
摘要 最近、ウイルスの外被蛋白質(CP)遺伝子を発現する形質転換タバコにおいて、チャレンジウイルスとの間に遺伝子組換えが起こることが報告された。当場で作出されたキュウリモザイクウイルスのY系統のCP...
摘要 3~6年度の研究成果として、トマト(タイムリー)にキュウリモザイクウイルス(CMV)-Y系統の外被タンパク質遺伝子を導入することによって、CMV-Yの感染に対して抵抗性のかなり強いトマトが得ら...
摘要 新しく見つかったルドベキアモザイクウイルス(RudMV)を純化し、抗血清を作製した。この抗血清を用い、ルドベキアと同じキク科の植物に感染し、かつ同じ粒子形態をしているカブモザイクウイルスおよび...
摘要 組換えDNA技術を用いた病害抵抗性植物の作出の報告は既に数例あるが、その多くはウイルスの外被タンパク質遺伝子の導入による耐ウイルス病抵抗性植物である。一方、現在までにわが国で発生が認められてい...
摘要 キュウリ緑斑モザイクウイルス(CGMMV)のcDNAクローンを用い、本ウイルスゲノムのうち移行タンパク質(MP)をコードする領域を適当なプライマーを合成した後に、PCR法により増幅し、制限酵素...
摘要 2種の弱毒CMV〔CMV-P(No.7)+(55-1)RNA5とCMV-P(No.7)+(11)RNA5〕及びヘルパーCMV〔CMV-P(No.7)〕がそれぞれ感染したタバコ葉の真空乾燥封入試...
農業有用遺伝子(ウイルス抵抗性付与遺伝子)のクローニング・構造解析(123)
摘要 キュウリモザイクウイルス・サテライトRNA(E株)の全鎖長cDNAクローン由来の転写RNAの生物活性を検定した。合成した転写RNAの3’末端領域はウイルス由来のものと同一塩基配列であるが、5’末...
乳タンパク質の植物への導入による栄養価の改善と生理活性の発現
摘要 植物性蛋白質は特定のアミノ酸が不足していたりするなど栄養学的には動物性蛋白質に劣る。そこで乳蛋白質遺伝子を植物に導入して栄養価の改善をはかることを目的とする。乳蛋白質はアミノ酸のバランスが良く...
摘要 ダイコンのオグラ型雄性不稔細胞質を有するハクランのプロトプラストにγ線を照射し、ヨードアセトアミドで不活化したカリフラワープロトプラストと細胞融合を行って得た植物の核及びミトコンドリアDNAを...
摘要 組換え植物体中で生産される導入遺伝子の生態系に及ぼす影響を明らかにするために、導入遺伝子産物の細胞内局在性を調べた結果、1)35SまたはPRプロモーターとTMV外被タンパク質遺伝子を導入したト...
摘要 つくば市、石下町の平地アカマツ林で落ち葉掻きと被害の関係を調査した。この地域では12月頃からタバコ栽培農家が落葉採取を行う。落葉採取が毎年行われている林分では林床植生がほとんど無く、アズマネザ...
摘要 上海近郊の現地でピーマンなどの病害の発生状況を調査した。ピーマンは激しいモザイク症状を示しており、CMV、TMV等の感染を伺わせるものであった。園芸研究所ではCMV検定用のタバコが生育していな...
亜熱帯地域に発生するサツマイモウイルス病の発生生態の解明(67)
摘要 サツマイモ斑紋モザイクウイルス強毒系統(SPFMV-S)と普通系統(SPFMV-O)は従来の手法によっては容易には判別が困難であったが、SPFMV-Oで吸収したSPFMV-S抗血清を使用した免...
キュウリ緑斑モザイクウイルス(CGMMV)の非構造蛋白質遺伝子導入による抵抗性作物の作出(261)
摘要 キュウリ緑斑モザイクウイルス(CGMMV)ゲノムに存在する非構造蛋白質遺伝子の1つである30K蛋白質遺伝子の一部あるいは全長について、タバコに形質転換しウイルス抵抗性との関連を検討する。本蛋白...
摘要 イネの原形質膜H+-ATPase(プロトンポンプ)には少なくとも2つの遺伝子(OSA-1、OSA-2)が存在することをPRC法を用いて我々は明らかにした。前年はOSA-1のcDNAのクローニン...
有用植物の病害診断・防除総合システムの開発-宿主植物・病名・病原のデータ整理
摘要 有用植物の病害は約8,000件記載されており、本データベースでは、そのうちの主要な23作物約800件の病害をリストすることになった。病原体の識別性状として、真菌については造胞子の特徴、胞子の形...
摘要 野生種トマト(Lycopersicon pervianum)カルス、栽培種トマト葉肉、オオムギ葉肉、キク葉肉より、それぞれプロトプラストを調製し、タバコモザイクウイルス(TMV)-RNAによる...
摘要 シロクローバのアルファルファモザイクウィルス病抵抗性品種の育成のため外来遺伝子の導入法の開発を試みた.3年度は農業生物資源研究所より分譲を受けたアグロバクテリュウムのTiプラスミドベクターを用...
摘要 昨年度に引き続き,試験地区内の造成年次が異なる2団地(A地区:1988年造成,1.7ha,タバコ+トマト;B地区:1989年造成,0.9ha,タバコ+大豆)に流量計および雨量計を設置し,造成圃...