摘要 岩礁、干潟、砂浜など九州西岸の多様な沿岸環境に生息するマダイやヒラメなど沿岸重要資源を対象として、それらの合理的かつ環境に調和した維持・管理技術の開発、及び資源変動機構の解明に資するため、生物...
摘要 九州および周辺地域から暖地性野生きのこを収集し,分類学的検討を加えた。九州各地域および国内、海外で野生きのこの調査を行い、千点の乾燥標本と、200点の菌株を収集した。奄美大島で採集したナラタケ...
摘要 伊仙町の鹿児島県農業試験場徳之島支場構内に植栽されているモクマオウ、同町内の民家に植栽されているゲッキツ、シシアクチとハマビワ、天城町の民家に植栽されているクロガネモチとナンテンの枯損被害調査...
摘要 パパイヤの葉水処理により、新しく生長した根は乾物重で24%増加した。一方、地上部の生長は促進しなかった。葉水処理により曇りがちな日に光合成速度を高めた。これは新根の吸水促進によるものと考えられた...
摘要 米国ハワイ州で生産されているパパイヤリングスポットウイルス(PRSV)HA株抵抗性の遺伝子組換えパパイヤ“55-1”と、組換えの宿主である“Sunset”について、残渣として出る種子が発芽した場合の環境安全性につ...
種苗放流によるヒラメの種内競争および餌生物群集組成の変化過程の解明(37)
摘要 ヒラメ種苗の放流により予測される種内競争の激化や,餌生物群集組成の変化の検出とクリティカルな種内競争が起こる条件の解明を目的とした。9~12年の後期放流群の摂餌,成長,及び大型天然魚による共食い...
摘要 増殖場造成の基礎資料となるヒラメ稚魚収容力の評価を目的とした。若狭和田浜において成育場とその沖側の岩礁周辺域のヒラメ密度,摂餌状況を調査し,岩礁周辺域は,成育場からの移出過程で利用されるととも...
摘要 ムラサキウニの分布・加入に及ぼす大型褐藻の影響を把握するために,長崎県橘湾奥の転石海岸3地点において,大型褐藻とムラサキウニの分布を調査した。3地点のうち1地点では11年5月から12年1月まで水深...
内分泌かく乱物質が内湾干潟域に生息する底魚類の再生産に与える影響実態の把握(40)
摘要 トビハゼとコウライアカシタビラメを有明海湾奥部で採集し、内分泌かく乱物質の影響指標物質(ビテロゲニン)を測定するため、両魚種のELISA法による測定系を確立した。トビハゼでは、雌雄別に毎月1回1年...
摘要 本種幼生期の分布生態解明を目的とした、水産庁調査船開洋丸による黒潮とその沖合域での調査により、最終期幼生が本州沖合の黒潮主流域に優占することや、孵化後数ヵ月で北緯20度付近まで移送される可能性...
摘要 マダイとヒラメの東シナ海・日本海西系群について、県ごとに推定された漁業種類別漁獲量と年齢別漁獲尾数データに基づいた資源評価を行った結果、両種とも明瞭な再生産関係は認められなかったものの、近年の...
摘要 漁場の持続的生産を確保するためのモデル開発を目的として、モデル海域の玄海灘海域、五島周辺海域および薩南海域で、それぞれカタクチイワシ、カタクチイワシ、マアジを鍵種とした年4回の調査を行い、水質...
摘要 水産生物遺伝資源保存事業の一環として、アマノリ類の糸状体を継代培養で保存している。12年度は新たに熊本県天草にて採集したアサクサノリおよびイチマツノリを加えた。保存株のうち、養殖品種フタマタスサ...
摘要 有明海でタイラギの成育状況調査を福岡県と共同で毎月実施し、夏季に生息密度が著しく減少したことを確認した。また、この時期にタイラギのグリコーゲン含量が減少していたことや底層の水質環境が悪化してい...
摘要 海域の生物多様性の保全に配慮したヒラメ放流技術の改良を目的とした。放流後の種内競争や共存生物への影響の程度は餌環境に規定されるため,放流の前提として餌生物環境を把握することの重要性を示した。放...
摘要 天然種苗の利用によるイセエビの養殖化の可能性を探る目的で、天然ポストラーバの大量採集手法の検討、本種分布北限域である県北域での無効分散(着底)の実態評価、及びポストラーバから稚エビまでの飼育方...
摘要 11年度はネットによる採集物を検討した結果、7~8月には第1~5期の幼生が九州西岸沖合域に分布するが、1~2月には全く分布しないことが判明し、イセエビは孵化後数カ月ほどで同水域から移送されること...
コウライアカシタビラメ0歳魚の分布生態からみた人工種苗の放流条件(46)
摘要 10年度はコウライアカシタビラメ0歳魚の分布移動について検討し、水深10m以浅の海域が成育場であり、成長に伴い10月頃には沖合域へ移動すること、干潮時には澪に集積することを示した。11年度には、これま...
内分泌かく乱物質が内湾干潟域に生息する底魚類の再生産に与える影響実態の把握(45)
摘要 分布域、近縁種の既存抗体の有無、標本入手の確実性をもとに異体類、ハゼ類等の7魚種を選定し、季節別に血液、肝臓、生殖腺等の試料を収集し、分析及び組織観察用に凍結及び固定保存した。コウライアカシタ...
摘要 長崎県橘湾奥の転石海岸において、岸から沖合い方向に設置した100mの3定線沿いに幅1m内で観察されたムラサキウニの個体数・殻径と大型褐藻の種類・株数を記録した。定線1ではイソモクが水深0~2mで...