摘要 福井県若狭和田浜において成育場と沖側岩礁周辺域のヒラメ密度を調べた結果、岩礁周辺域の分布密度増加時期は浅海成育場における密度減少期と対応していた。一方、長崎県加津佐町地先における過去3カ年のヒ...
種苗放流によるヒラメの種内競争および餌生物群集組成の変化過程の解明(42)
摘要 9~11年度3カ年の後期放流群の摂餌、成長、及び大型天然魚による被食と餌環境との関係を整理し、餌密度が低いと摂餌や成長が劣り、被食の発生率が高いことを明らかにした。また、囲い網試験により放流魚の...
摘要 パパイヤのシュート再分化系のホルモン条件比(α-ナフタレン酢酸μM /6-ベンジルアミノプリンμM)の検討:葉片のシュート再分化は,初代培地(20/20)で高い発生率を示した,2代目培地の条件で葉片からのシ...
摘要 マンゴー接ぎ木樹(3年生)を用い,昼間の気温及び光強度の異なる条件下での,定常状態におけるクロロフィル蛍光比及びクロロフィル蛍光変量を検討した.その結果から、マンゴーの光合成の気孔要因は,光強...
摘要 竹筒トラップを用いてハチの営巣時期及び羽化時期を調査した。スダレ型よりも束型のトラップのほうが利用されやすかった。3月にトラップを設置して,営巣が確認されたのは主に5月以降であった。営巣した種...
イセエビの沿岸回帰過程における生態の解明および稚エビ礁の技術的検討(31)
摘要 陽光丸等による調査船調査の結果、中期以降の幼生は北緯19度以北の広範な水域に分布し、幼生最終期に黒潮主流域へ入り、ポストラ-バに変態した上で沿岸各地に回帰するという移送過程の一部が解明された。...
内分泌かく乱物質が内湾干潟域に生息する底魚類の再生産に与える影響実態の把握
摘要 生活排水や工場排水に含まれる内分泌かく乱物質の影響が顕著に顕れると予測される有明海をモデル海域とし、干潟河口域に生息する底生魚類(異体類やハゼ類)の繁殖生理や繁殖行動における異常の有無及び程度...
摘要 ムラサキウニは岩礁域の潮間帯下部から潮下帯に優占的に生息し、漁獲対象種であると同時に「磯焼け」の持続要因と考えられている。そこで、ムラサキウニの分布と大型褐藻の種類・分布を調査し、特に稚ウニの...
摘要 10年度は3~10年の採集資料を分析して長崎県南部の加津佐町前浜地先におけるアミ類分布密度の季節変動及び年変動実態を整理した。ヒラメ稚魚着底期(4月)のアミ類分布密度(個体数)は8年間で28倍...
種苗放流によるヒラメの種内競争および餌生物群集組成の変化過程の解明(44)
摘要 長崎県南部の加津佐町前浜地先海域において、10年3月及び5月にヒラメ人工種苗を放流し、天然及び放流魚間の共食い(密度効果=種内競争)の有無を確認した。大型種苗を用いた3月の放流では放流魚による...
クロアワビの個体群維持機構の解明と種苗放流技術の向上(34)
摘要 8~9年度に行った4回の放流実験の結果、クロアワビ人工種苗の発見数はいずれも放流直後急激に減少し、1週間で1/3以下となったが、死殻の発見数は放流数の1%以下であった。放流直後の観察では肉食性...
摘要 本研究室では熱帯・亜熱帯の諸地域から導入した多数の果樹を保存しているが、それら果樹の利用を促進し持続的高位安定生産技術を開発する必要がある。10年度はパパイヤの大量増殖の一環として発根条件の設...
摘要 既に報告している短時間で測定したマンゴーの温度-光合成関係は35℃≧30℃>25℃であった。本実験では3試験区とも、葉面飽差を低く押さえたため、自然条件下でしばしば起こる日中の極端なCO2交換速度...
摘要 カシ・ナラ類枝枯細菌病菌について寄生性分化の有無とその過程の解明を試みるため、細菌学的性質を異にする系統の樹種別の分離試験および他のXanthomonas属細菌との系統類縁関係の解析を行った。...
摘要 10年度は中国南部に位置する福建省及び浙江省において、リゾビウム科細菌の探索収集を行った。福建省では果樹の苗園において根頭がんしゅ病の発生調査を行い、モモの苗木に発生したがんしゅ組織を採集した...
摘要 有明海湾奥の干潟域では、客土による貝類増殖場造成が行われている。このような底質改善海域では、底魚類幼稚魚の餌料生物となる小型甲殻類が多く採集されており、底魚類幼稚魚にとって好適な生息場となって...
コウライアカシタビラメ0歳魚の分布生態からみた人工種苗の放流条件(29)
摘要 コウライアカシタビラメ人工種苗の放流条件解明に不可欠な分布生態を把握するために、これまで調査が不十分であった2m以浅の海域を中心に0歳魚を採集した。0歳魚の分布密度は潮位の低下とともに澪で増加...
摘要 有明海は九州随一の穀倉地帯である筑紫平野に面しており、筑後川を始めとする多くの河川が流入する海域である。全国の干潟面積の40%以上を占める干潟域には独特の生物相が形成されており、アサリ、アゲマ...
摘要 水産生物遺伝資源保存事業の一環として、アマノリ類13種59系統の糸状体を継代培養で保存している。10年度はアサクサノリ、ウップルイノリ各1系統を収集し、生長に異常の見られたスサビノリ1系統を廃...
摘要 10年度は九州西岸域を中心とした調査船調査を6月に実施し、水質および動物プランクトン等、低次生産環境に関する調査を行うとともに、長江流域の大洪水にともなう東シナ海への低塩分水伝播に関する情報を...