(3)熱帯・亜熱帯地域における家畜飼養技術の高度化とアジアの乾燥地における持続可能な農牧業生産システムの構築
摘要 ・ タイ畜産振興局のグループが中心となって、これまで同局が蓄積したデータならびに本プロジェクトで共同研究を行った各大学が分析した飼料成分データの取りまとめを行い、昨年度試作した肉用牛飼養標準に...
摘要 1)牛白血病検査用に開発したリアルタイム PCR法を用いて放牧牛ならびにと畜牛の血液検査を行い、牛白血病ウイルス遺伝子を特異的かつ高感度で検出できることを確認した。山羊関節炎・脳脊髄炎ウイルス抗体...
哺育期における代謝的プログラミング発現機構の解明と育成期の栄養制御による産肉性向上技術の開発
摘要 i)新生子山羊において、高タンパク低脂肪の代用乳を給与した人工哺育群は自然哺育群と同等の体成長にとどまったが、肝臓、腎臓、膵臓が増大し腹腔脂肪重量は60~70%程度に減少した。人工哺育群ではGHとIGF-...
摘要 1 目的:家畜の放牧は荒廃農林地や里山等の管理に利用でき、地域の景観保全や農地管理に有効である。また、荒廃した傾斜地の下草刈りは労力と時間がかかり、危険を伴うことが多い。そこで、性質が温順で管...
摘要 肉牛や山羊など草食の肉用家畜における加齢は、抗疲労効果を有するカルニチンの筋肉中含有量の増加と、筋肉中コラーゲン架橋の形成をもたらすことを解明した。前者は機能性の向上に、後者は食肉としての硬さ...
胎子期あるいは若齢期における代謝的プログラミングを利用した産肉性制御技術の開発
摘要 i)出生後若齢期の栄養制御によるプログラミング効果を解析するために、新生子山羊を用いた完全人工哺育による飼養試験系を開発し、自然哺育と同等の発育が得られた。ii)子牛哺育期のフレームサイズの発達...
摘要 母山羊の妊娠中の栄養制御によって、妊娠期間の80%到達時の生体重は、飽食区で45+-1.3kgに達したのに対して、制限区では28+-1.8kgにとどまり、栄養制御により妊娠中の増体の大きく異なる母畜群の作出に...
放牧家畜が森林伐採跡地の植生遷移に及ぼす影響の解明(240)
摘要 放牧家畜が森林伐採跡地の植生遷移に及ぼす影響を解明することを目的とする。放牧11年目の木本類の種数、密度は牛放牧区の方がヤギ放牧区より高く、牛区でヌルデ、クリ、両区でズミが特徴的に残った。糞侵入...
飼料を介した植物性アレルゲンの畜産物への移行性に関する基礎研究
摘要 今回使用した飼料由来の植物抗原はイタリアンライグラス、バヒアグラス、コーン花粉、チモシー、綿実、オーチャードグラス、小麦およびアルファルファ花粉の抽出物である。 泌乳牛の血清中にはチモシーをは...
摘要 現地で必要な意見の交換や情報収集ために、カザフ農業科学アカデミーセンター、カザフ草地飼料研究所、カザフ農業研究所等の研究機関やカザフ農業大学及びエスケルディ協同組合農場等の現地の農場や農家を訪...
摘要 荒廃化が進行する東北地域の放棄農林地、特に伐採跡地等を対象にして、そこに家畜を放牧することにより、その放牧条件下における長期にわたる植生動態過程、及びその中で放牧家畜が果たす役割を明らかにする...
アカマツ林伐採跡地の放牧条件下における植生遷移機構の解明(230)
摘要 二次林伐採跡地への草食家畜の放牧がその植生遷移に及ぼす影響を検討する。伐採跡地への糞中種子によるシバ草地構成種の侵入以来、約6年間で草食家畜の畜種を問わず放牧処理のみにより木本類や先駆植物は衰...
摘要 チカラシバは西日本から北関東の放牧地における強害雑草の一つであり、生産現場ではその防除対策に苦慮している。そこで、チカラシバの侵入を受けて荒廃草地化した場内の傾斜放牧地(50a×4牧区)と黒毛...
摘要 熱帯原産の新規導入マメ科植物セスバニアの反芻家畜用飼料としての適性及び利用特性を明らかにするため、同属のカンナビナ及びロストラータ種について、多給条件での家畜の成長や体液性状への影響及び利用適...
肉用牛に対するマメ科植物セスバニアの飼料適性評価及び利用技術(128)
摘要 熱帯原産の新規導入マメ科植物セスバニアの反芻家畜用飼料としての適性および利用特性を明らかにするため、同属のカンナビナ種およびロストラータ種について、多給条件での家畜の成長や体液性状への影響並び...
山羊-牛の組み合わせ放牧による山地傾斜草地の高度利用方式の開発(186)
摘要 "ペレニアルライグラスの生産量は、経年的に減少したがジャイアントの低下が少なかった。ヤツボク、ヤツガネ区では混播牧草が増加し、牧草収量は増加した。収量成長速度は、ジャアントの夏以降の低下が大き...
畜舎内の気動および換気が反芻家畜に及ぼす影響の解明(128)
摘要 冬期間の舎飼時におけるすきま風は、肉用牛生産の損耗要因として重要と考えられるので、これの家畜生理機能に及ぼす影響を検討した。5℃の室温下で、日本在来種去勢山羊に0℃以下に冷却した風を直径20cm...
摘要 熱帯原産の新規導入マメ科作物セスバニア・ロストラータの反芻家畜用飼料としての適性を検討するため、サイレージ調製したロストラータを給与飼料に80%及び40%混合し、日本在来種育成山羊に70日間給...
山羊-牛の組み合わせ放牧による山地傾斜草地の高度利用方式の開発(195)
摘要 採食特性の異なる山羊と牛を組み合わせ放牧することによって草地の利用率を高めるとともに、短草状態を維持し高品質飼料草を供給することによって家畜生産性を高めることを目的に、ペレニアルライグラスの品...
畜舎内の気動および換気が反芻家畜に及ぼす影響の解明(122)
摘要 すきま風は冬期間の肉用牛損耗要因として重要と考えられるので、これが家畜生理機能へ及ぼす影響を検討する。日本在来種去勢山羊を5℃の室内に入れ、ドライアイスによって0℃以下に冷却した風を直径20cm...