摘要 普通期水稲では、いもち病に強く、大粒で食味が優れる「南海189号」を育成した。本年度、収量などの詳細な調査を行う有望系統として、早期水稲主食用19系統、飼料用5系統、普通期水稲主食用41系統、加工用米...
セルロース系バイオマス資源作物の作出と低コスト生産技術の開発
摘要 バイオ燃料変換技術に対応したセルロース系バイオマス資源作物の選抜や改良に関しては、a)エリアンサス新品種「JES1」(仮称。旧名はJES3)の機械収穫適性の評価では、収穫効率17乾物t/時間の可能性を得た。...
摘要 地域別に適応性のある稲発酵粗飼料(WCS)用水稲品種の育成とその基礎となる遺伝子解析および育種素材開発を進めた。また、バイオエネルギー用品種の育成を進めた。その結果、1)乾物生産性に優れ、TDN収量...
摘要 地域別に適応性のある稲発酵粗飼料(WCS)用水稲品種の育成を進め、耐病虫性を付与する交配と選抜を行うとともに、TDN収量を向上させるため新しい遺伝資源を用いた育種素材の開発を進めた。また、バイオエネ...
1 牧草(ペレニアルライグラス)の新品種開発 4 育種方法に関する試験
摘要 1)解析集団K7/N4及びA12/R10を用いたQTL解析: K7/N4及びA12/R10については、SSRマーカーを用いた連鎖解析を現在行っている。耐寒性の検定については、どちらの集団も、正規分布に近く、QTL解析可能だと思...
不良環境に適応性が高く、新たな利用に適した多収性さとうきび育種素材の開発
摘要 i)既存の飼料作物と比較して乾物収量が多く、数年にわたる多数回の株出し栽培が可能な「KRFo93-1」を飼料用サトウキビ新品種候補として選定した。ii)黒穂病に抵抗性を具える新たな飼料用サトウキビ有望系統...
摘要 i)東北地域向けの赤米糯系統「奥羽赤糯388号」を新品種候補に選定した。ii)DNAマーカーを利用し、いもち耐病性が極強い良食味系統「奥羽400号」を選抜した。iii)耐冷性が極強い系統は、品質、食味が不十分で...
摘要 i)縞葉枯病抵抗性を有し、晩植で多収かつ食味も「コシヒカリ」並に良い中生水稲新品種候補「関東209号」を育成し、17年度に命名登録申請する。本系統は神奈川県が奨励品種として採用した。さらに、晩植適性...
摘要 i)耐冷性が極強くγアミノ酪酸含量が高い巨大胚米系統「奥羽359号」を新品種候補に選定した。ii)直播に適する飼料イネ専用系統「奥羽飼387号」を新品種候補に選定した。iii) 白縞葉、紫穂の観賞用イネ系統「...
摘要 i)東北地域向きの早生で、丈が短く倒れにくい赤米粳系統「奥羽赤370号」を新品種候補とした。本系統は晩生過ぎる在来種の赤米に比べて、倒伏に強く多収で栽培しやすい。玄米にタンニン、カテキン、食物繊維...
中国における稲遺伝資源の特性評価と新品種素材の開発(155)
摘要 中国における食料問題解決に貢献するため、中国及び日本の有用イネ遺伝資源を利用して、安定・多収新品種素材の開発を行う。主な開発対象は、1年1作の単季稲、及び飼料用稲とする。新品種素材開発の過程の...
摘要 本課題の当初の目標は温暖地向きの密植機械収穫に適応する桑品種の育成であり、「なつのぼり」をはじめとする4品種が命名登録された。また、現場からの要望が強かった果実採取用の桑品種として、大粒・豊産...
摘要 生物エネルギ素材としてスイートソルガムの高糖性と多収性に注目してアルコール原料用の高糖性多収F1品種を開発を図り、ほぼ計画通りソルガムとしては最高の糖生産力を有する純系系統SIL-05と、それを花粉...
摘要 暖地におけるトウモロコシの晩播・夏播き栽培用品種には南方さび病抵抗性が必須で、新品種開発には本病抵抗性をもたない春播き用品種とは異なる育種素材が必要である。そこで、本病抵抗性の育種母材集団の特...
摘要 ソルガムは世界的に重要な食用、飼料用作物であるにもかかわらず、他のイネ科作物に比べ組織培養に関する研究は遅れており、カルスからの再分化系確立に関しても、まだいくつかの困難な問題を残している。そ...
暖地向き飼料用トウモロコシ育種素材における茎部消化性の変異の解明(83)
摘要 茎葉消化性に優れる新品種を育成する上での基礎的知見を得るため、42優良自殖系統を対象に酵素法で茎部の消化率を調査した。消化率は細胞内容物含量の多少によって最も影響され、フリント種で高くデント種...
摘要 暖地におけるトウモロコシの晩播・夏播き(二期作目)用品種には南方さび病抵抗性が必須であるため、新品種開発には本病抵抗性のない春播き用品種とは異なる育種素材を用いる必要がある。このため、南方さび...
摘要 "食用および飼料用の大麦新品種を育成するため、6年度は79組み合わせの交配を行った。雑種集団に続く個体選抜には12万個体を供試し、また生産力検定予備試験1には641系統、同2には114系統、同...
暖地向き飼料用トウモロコシ育種素材における茎部消化性の変異の解明(82)
摘要 茎葉部の栄養価の優れた新品種を育成する上での基礎的知見を得るため、育種母材改良集団など18品種・系統の茎部消化性を調査した。各分画の平均含量は、低消化性繊維50%、細胞内容物36%、高消化性繊...
摘要 暖地における飼料用トウモロコシの晩播・夏播き(二期作)栽培では南方さび病が多発するため、春播き用とは異なるタイプの育種母材を用いる必要がある。そこで、晩播向き新品種の効率的な育種法を確立する目...