摘要 みつ症の発生と果実の水分ストレスとの関係を検討した。みつ症が発生しやすい条件である7月の低温に遭遇させた果実では、みつ症が発生しずらい条件である7月の高温に遭遇させた果実と比べて、サイクロメー...
摘要 軽度のみつ症は、外観的にはその発生の有無を判定することは難しい。そこで、みつ症の発生の有無を非破壊的に判定する方法について検討した。工業用X線CTによりみつ症果の発生状況を明確に把握することが...
ポータブル型近赤外分光分析機によるかんきつの果実品質及び樹体生理の現地診断法の開発(185)
摘要 5年度は新規に開発されたポータブル型近赤外分光分析機の性能の調査を行った。その結果、非ポータブル型(従来から販売されている実験室内に設置して使用するタイプ)に比較し、精度がかなり劣ることが明ら...
摘要 リンゴ果実の生食適性要素と市場性との関連を明らかにするために、糖組成、みつ発生程度と果実形質、食味との関係、並びに成熟に伴う糖集積過程とみつ入り機構を解明する。5年度は、成熟程度を異にする果実...
果樹細胞の生理的ショックに伴う物質の局在変化に関する基礎的研究(181)
摘要 日本ナシの芽について、各種の細胞膜を含むミクロゾーム画分におけるカルシウム結合活性の測定法を検討した。70μg程度以上のタンパク質濃度のミクロゾーム画分を使用することにより、カルシウム結合活性...
摘要 カキの成熟を制御することにより、高付加価値化と収穫労力の分散を図る技術を確立する。5年度はウニコナゾールPによる熟期促進と果実重に及ぼす影響を検討した。10年生‘富有’に6月下旬に250ppm液...
摘要 モモ‘あかつき’にカルシウム(8%濃度)と亜鉛(0.1%濃度)の混液(400倍希釈液)を4月下旬から5回散布したところ、熟期が促進され着色の向上が認められた。また、土壌被覆シートの使用により、葉...
果樹細胞の生理的ショックに伴う物質の局在変化に関する基礎的研究
摘要 果実の発育期間中に乾燥、過湿などの水分ストレスや温度ストレスを被ると、裂果やみつ症などの生理障害の発生や品質の低下を生じる。これらの生育環境から受けるストレスによる生理的ショックを引き金として...
摘要 KUH-833(プロヘキサジオンカルシウム)処理が‘豊水’の果実品質に及ぼす影響を調査した結果、果重は1000及び2000ppmの4回処理区で小さい傾向が認められた。地色と糖度には一定の傾向は認...
摘要 ニホンナシ‘豊水’に対し、みつ症の発生を促すためにエテホンを散布した。収穫直後の果実について瞬間マルチ測光システム(大塚電子製MCPD-1000)を用いて果皮の反射スペクトルを計測すると共にみつ...
摘要 鉢植えの‘ロー19’を用い、7、8、9月の各中旬に行った袋掛け処理が果実品質及び果頂軟化に及ぼす影響について調査した。果実品質に及ぼす一定の影響は認められなかったが、果頂部の輪もんに対する影響は...
果実の細胞膜機能の調節による品質制御に関する基礎的研究(204)
摘要 ニホンナシ‘豊水’のみつ症の発生と果肉組織の細胞膜のカルシウム輸送との関係について検討した。エテホンの50ppm液を樹全体に散布しみつ症を人為的に発生させた。地色3~4の正常果の健全部とみつ症発...
摘要 リンゴの熟期促進技術の開発のため、‘つがる’を用い試験を行った。摘果剤エテホン(商品名エスレル)の50または100ppmを収穫の15~35日前に散布し検討した結果、エテホンの50または100pp...
ポータブル型近赤外分光分析機によるかんきつの果実品質及び樹体生理の現地診断法の開発
摘要 かんきつでは高品質系統の導入や根域制限などの技術開発によって、果実の高品質化が図られている。これらの高品質化技術は樹体生理的な面からの解明は不十分である。近赤外分光法は非破壊分析法として最も有...
摘要 果実の成熟のコントロールと品質の向上は、基本的には光合成産物の果実への蓄積過程の調節によってもたらされるものである。樹体内のシンク・ソース関係と光合成産物の分配の問題がポイントになる。最近のウ...
摘要 リンゴ果実の市場性に関連した品質構成要素を明らかにするため、その一つの要素である糖成分を中心とした生食適性要素を解明する。果実の各糖組成と着色、地色などの果実形質及び食味との関係、さらに成熟期...
果実の細胞膜機能の調節による品質制御に関する基礎的研究(200)
摘要 リンゴ‘紅玉’種子を播種して2週間生育させた後、子葉を採取してプロトプラストを調製し、テフロンホモジナイザーで磨砕した。それをポリエチレングリコールとデキストランT500による水性2層分配法にか...
摘要 ビニールハウス内に置いた鉢植えの‘幸水’に200ml/分の速度で6時~16時の間炭酸ガスを導入した。全期間、中期及び後期施用、ハウス内及び露地に置いた無施用の5区を設けた。炭酸ガス濃度は最高で2...
摘要 カキの日持ち性は品種間に大きな差異があり、流通上の問題となっているため、日持ち性の要因解明と改善策を検討する必要がある。これまで、ポリアミンがカキの日持ち性に関与することを示してきたが、平成4...
摘要 モモ‘あかつき’の軟化に伴う細胞壁を構成するペクチンの変化について検討を行った。果肉の硬度は収穫後の貯蔵温度によって著しく影響され、25℃貯蔵では急激な硬度の低下がみられたが、0℃貯蔵では実験期間...