15.大区画汎用水田における汎用作物栽培体系の確立(1)高能率機械化一貫体系による大豆の生産向上技術の確立 1)作付け体系に対応した栽培技術の確立
摘要 奨励品種候補の「フクユタカ」は、播種時期を6月中旬まで前進させても、機械収穫が可能となる時期は12月第1半旬であり、後作の小麦播種に支障をきたした。この品種は、早まきによって生育が旺盛となること...
農地の利用形態と温室効果ガス等の発生要因の関係解明及び発生抑制技術の開発
摘要 温室効果ガス発生制御施設及び枠水田おいて、様々な栽培体系で作物の栽培を行い、メタン(CH4)及び亜酸化窒素(N2O)フラックスを通年で測定した。その結果、湛水状態の水田から発生するCH4については中干...
省力化を目指した乾田直播・生育診断等に基づく稲栽培技術の開発
摘要 東北タイの天水田地帯での農家実証試験により、不耕起乾田直播栽培体系の導入が省力化のみならず増収の可能性が高いことが示された。また土壌の含水比を20%に保つことにより、水稲の出芽に影響せずに、カヤ...
摘要 担い手の高齢化や後継者不足が進行し、カンキツ生産は果実の高品質化とともに省力化・軽作業化が求められている。本研究では、カンキツの高品質と省力生産をねらいとした園地別交互結実技術の新栽培体系の経...
摘要 畑作物との輪作が可能な規模に野菜作を拡大するためには栽培、収穫作業の機械化による省力・低コスト化が望まれている。そこで、キャベツの直播栽培において発芽、初期生育の促進、安定生産の確立と、緩効性...
摘要 実証試験農家の2年間(9,10年産青島温州)の作業日誌等の記帳結果の分析から下記のことが明らかになった。交互結実栽培は慣行結実栽培に比べて、年次により程度の差はあったが、省力効果が認められた。特...
水稲乾田播種早期湛水栽培を中核とする寒地の大規模稲麦栽培体系の実証(22)
摘要 寒地における大規模な稲麦栽培体系の生産技術システムを確立するために、水稲乾田播種早期湛水栽培と春播小麦の根雪前播種法を中核技術とする実証栽培試験を行った。水稲乾田播種早期湛水栽培は、美唄市5ケ...
成分調整堆肥利用を中心とした新規形質品種の高付加価値化栽培体系の確立(31)
摘要 施用されたペレット堆肥からの窒素放出率は鶏ふんペレット>豚ぷんペレット>牛ふんペレットの順であった。11年度は、大豆「エルスター」の生育が気象災害(台風)の影響を受け低収であった。過去2年の成...
摘要 場内試験では水稲無肥料均一栽培跡地にカリベースでペレット堆肥を施用すると,小麦の最高分げつ期までは硫安分施区との生育差は少ないが,その後の生育が劣り,畜種単体では硫安分施区に比べ20~30%の減収...
摘要 南九州畑作地帯は豊富な気象資源に恵まれて多様な作付が展開している一方で,これが養分溶脱、土壌浸食、病虫害の多発を招き、より多くの農薬、肥料化学資材が使われる傾向にあり、周辺環境への負荷が高まっ...
摘要 積み上げ法を用いて、水稲作で発生している各種環境負荷物質の発生量を栽培体系別に推計することを目的とする。11年度及び12年度の文献調査により、水稲栽培におけるトラクタやコンバイン、乾燥機等の農...
摘要 水田農業を対象としたLCA手法の全作業工程を通じたインベントリー評価を行なう上で、大きな環境負荷要因とされる農薬の評価は不可欠なものである。LCA手法開発の一環として、茨城県南部地域における稚苗移植...
家畜排泄物由来窒素の水田環境における挙動解明による有効利用法開発
摘要 飼料稲栽培体系で想定される家畜糞を主体とした施肥では、窒素の挙動が、従来の化学肥料主体の施肥とくらべて、大きく変化すると予測される。そこで、標識家畜糞を使って、窒素の挙動を解析した。牛糞オガク...
摘要 腐植質灰色低地土において、暖地パン用小麦「ニシノカオリ」に牛糞、豚糞、鶏糞の成分調整堆肥を主体とした肥培管理を行い、窒素ベースで代替率30及び50%でペレット堆肥を施用した場合、畜種単体では硫安分...
成分調整堆肥利用を中心とした新規形質品種の高付加価値化栽培体系の確立(31)
摘要 新規形質大豆(エルスター)の生育は病害虫の被害も少なく順調に推移し、339~449kg/10aの収量が得られた。化学肥料区に比べて、牛ふん、豚ぷん、鶏ふんペレット堆肥、及び牛・鶏ふん混合ペレット堆肥区が同...
野菜畑における環境負荷発生ポテンシャルの解明と最小化技術の開発
摘要 窒素等の施肥成分による農地からの環境負荷を許容レベルに抑えるため、多肥が指摘される野菜畑では窒素収支等の大幅改善の必要性が指摘されている。そこで、12~14年度を通じて野菜を基幹とする栽培体系にお...
摘要 キャベツ等の重量野菜では、省力・機械化栽培体系に組込可能な環境保全型の養分管理が必要であるため、栽培過程での根系特性、土壌中の養分動態ならびに地上部生育の相互関係を解明し、それに基づく施肥位置...
水稲乾田播種早期湛水栽培を中核とする寒地の大規模稲麦栽培体系の実証(16)
摘要 寒地における大規模な稲麦栽培体系を確立するために、水稲の乾田播種早期湛水栽培と春播小麦の根雪前播種栽培を中核技術とする現地実証栽培試験を美唄市、妹背牛町と北村で行った。乾田播種早期湛水栽培では...
摘要 多雨年である96年降雨パターンをもとに、線形計画法によるモデル分析を行った結果、春作業遅延がほぼ再現された。水田規模を変化させた場合の作付構成の変化を見ると、11.4haで直播プロセスが採用さ...
水稲乾田播種早期湛水栽培を中核とする寒地の大規模稲麦栽培体系の実証(17)
摘要 寒地における大規模な稲麦栽培体系の生産技術システムを確立するために、水稲乾田播種早期湛水栽培と春播小麦の根雪前播種技術を中核技術とする実証試験を行った。10年度は水稲乾田播種早期湛水栽培では、...