乾田直播を軸とした田畑輪換における埋土雑草種子量の低減技術の確立(105)
摘要 水稲の乾田直播栽培でのノビエやイボクサなどに対する防除の安定化を目的に実施した。農研センター谷和原水田圃場で乾田直播栽培を実施し、ビスピリバックNa液剤とベンチオカーブ・DCPA乳剤はイボクサに十分...
日印水稲品種間における薬害発現機作の解明と適用技術の開発(102)
摘要 茎葉処理除草剤ビスピリバックNa液剤の水稲に対する薬害発現を日本型3,印度型2品種を用いて調べた。同剤の薬害は印度型品種では発現せず、また、日本型に近い形質を有する中国産の印度型品種でも発現しな...
摘要 玄米人工被膜種子に本田防除剤を被膜し、病害防除作業の軽減化を図る目的で、苗立ち率、苗質向上のために被膜種子製造方法の改良とアゾキシストロビンフロアブル剤(紋枯病防除剤)被膜効果、本田栽培におけ...
摘要 11年の乾田直播水田においては、銃器による有害鳥獣駆除の実施を播種後約1週間遅らせたが、これまでと同様に鳥害による苗立ち数の減少は検出されなかった。主な加害鳥であるキジバトは播種後1週間目頃に直播...
水稲の直播及びロングマット苗移植を主軸とする高収益水田輪作営農体系の確立(32)
摘要 ロングマット苗移植の現地試験では、能率は向上したものの植え付け精度が低下し、収量は10年度に比べ土付き苗ほど増加しなかったが、所内の素材試験や他の現地試験結果を考慮すると全体的には土付き苗に近...
摘要 大規模水稲作経営における労働生産性及び水稲直播栽培の安定化を目的とし、生産管理の高性能化、生産資材等のハンドリング及び栽培管理技術を改善し、技術集約型の大規模水稲生産システムの開発を進めた。具...
摘要 水田作複合経営モデル(水稲+メロン)のプロトタイプを作成し、乾田直播技術の導入効果のシミュレーション分析を行った。移植だけのプロセスを仮定して試算した場合、移植作業とメロンの定植作業に制約を受...
摘要 水稲の不耕起乾田直播栽培は、寒地水稲の規模拡大のための有効な手段であるが、営農段階で解決すべき点も多い。そこで、早期播種の効果や施肥管理法、営農段階における作業体系について検討した。播種期を4...
摘要 ■農林業センサスの分析から、北海道の水田作中核地帯において、大中規模農家での集約作導入が漸増傾向にあることを明らかにした。この動きは転作率の変動とは連動しておらず、水田作複合経営が定着しつつあ...
摘要 有機性資源の炭化による再資源炭を水田に投入し、土壌改良資材や肥料での活用を図れば有機物循環農業の確立に貢献する。そのため、有機性資源を用いた再資源炭の水田への投入による土壌の物理性・科学性の改...
摘要 数種除草剤が直播水稲に及ぼす影響をポット試験により検討した結果、湛水直播栽培では土壌条件にかかわらず播種深度5mmの直播水稲に対する供試除草剤の安全性は極めて高かった。乾田直播早期湛水栽培では、...
摘要 ホールクロップサイレージ用イネの生産コストを低減するため、12年度は多収性品種タカナリを乾田直播条件で栽培した。苗立ち数は平方メートル当たり48.4本と少なく、生育量が不足する原因となった。分...
摘要 10年度は、現地実証対象経営であるO営農組合の経営実績等を継続して整理・分析した。また、11年度は、当該経営の作業日誌や簿記記録をもとに水田作経営モデルのプロトタイプを作成し、乾田直播栽培及び...
乾田直播水稲根の生理生態に及ぼす出芽苗立期における根圏環境の影響の解明(102)
摘要 乾田直播水稲の収量安定化技術確立に資するため、乾田直播の入水時期や土壌管理が、根の形態・生理特性及び収量性へ及ぼす影響を明らかにしようとした。耕起に比べ不耕起は発芽時の土壌表面クラストの発生頻...
乾田直播を軸とした田畑輪換における埋土雑草種子量の低減技術の確立(96)
摘要 乾田直播では、同一除草剤の連用により増加したイボクサの効果的防除法と土中雑草種子密度の低減により防除効果を安定させる技術が求められていた。11、12年に農研センター谷和原水田圃場で乾田直播栽培を行...
摘要 水稲直播栽培における鳥害被害軽減のための代替餌場設置効果を検証した。キジバトの代替餌を探索する実験において、ハト用飼料トウモロコシと青米が稲籾より有意に好まれることが分かった。大麦は個体差が大...
摘要 茨城県新利根町太田新田地区の水稲乾田直播圃場周辺において有害鳥の個体数と被害実態を経年的に調査した。キジバトやスズメによる稲籾の食害は確認されたが、鳥害によって統計的に有意に苗立ち数が減少した...
タイ東北部における新農業技術体系導入の経営経済的条件の解明(221)
摘要 東北タイの天水田を対象に開発されつつある乾田直播技術の評価のため、慣行直播技術の経済性を移植との比較により調査分析した。その結果、慣行直播栽培では省力化とコスト削減が図られ、移植と遜色ない所得...
摘要 東北タイ低地水田地帯において高収益型水田作付体系を構築するため、各種の技術開発を行った。水稲作において、降雨の不安定性と労力不足を克服する手段として乾田直播栽培の導入が有効であることを実証した...
寒地における新技術を導入した水田輪作営農モデルの策定(28)
摘要 大規模及び中規模稲作経営における作業構造の特質を整理するとともに、大規模経営における経営モデルを作成し、春播小麦の根雪前播種技術・早生大豆の導入効果を、線形計画シミュレーションによって分析した...