摘要 シロクローバは種子生産が困難であり、安定した種子の供給ができないため、国内育成品種の普及が遅れている。そこで採種性に関連する諸要因を解明し、種子生産性を向上させる技術を確立すると共に、種子生産...
摘要 混播草地からシロクローバが消滅する主たる要因はシロクローバ菌核病ある。そこで、菌核抵抗性品種を開発するための、簡易な抵抗性検定法の確立を目指す。7年度は、シロクローバ個体の菌核病抵抗性を検定す...
イネいもち病圃場抵抗性極強系統の遺伝・病理学的研究および低農薬化の経済的評価(42)
摘要 いもち病抵抗性極強系統「奥羽320号」の抵抗性には、作用力の大きい遺伝子と小さい遺伝子が関与していた。雑種集団から良食味、いもち病抵抗性の個体を選抜するには、F2集団よりF4集団のほうが効率的...
摘要 近縁種由来の遺伝子や染色体を取り込んでいる小麦種属間雑種系統の品質特性を明らかにした。調査した191系統では、粗蛋白含量の高い系統が多く、ナンブコムギが原粒12%、A粉10%に対し、原粒の粗蛋...
摘要 東北地方に特徴的な作物であるソバの高付加価値化のため、ソバ種子の抗酸化(ラジカル消去)活性の測定条件を確立するとともに、品種間差異の検定、ポリフェノール測定による活性の簡易推定法の確立、および...
摘要 高蛋白質系統と多収性品種の交雑後代の刈交0207(東北100号×スズカリ)を供試し、選抜方法を検討した。6年度に262系統から成熟期、草型、粒の品質等の農業形質を加味し、蛋白質含有率と収量性に...
摘要 青未熟粒の発現要因を解明するために、青味の異なる7品種、12系統を供試し、スペクトルの610nmから700nmでの分光反射率の低下程度を基に算出する青未熟粒指数と肉眼観察結果との関係を検討した...
摘要 胚軸中グループAアセチルサポニン欠失変異体(A0型、脱アセチルAf型)及びソヤサポゲノールA欠失変異体(A0S型)と実用品種の交雑後代(F2~F4)11組合せを養成した結果、一部の組合せにおい...
摘要 小麦99品種・系統の三次特性7形質、あわ91品種系統の一次特性12形質、ひえ134品種・系統の一次特性9形質、三次特性1形質について調査した。小麦については、粗蛋白含量の高い品種が多く、特に、...
摘要 環境耐性に優れたシロクローバの新品種育成には、冬期に発生する凍害抵抗性に関する遺伝解析と同時に、耐凍性簡易検定法を開発することが必要である。そこで、7年度は大量・迅速に耐凍性を検定する手法とし...
摘要 自家和合系統を利用してスーパー優良遺伝子の集積効果を確認するために優良選抜個体との交雑を行った。小葉型「ノースホワイト」及び中葉型「マキバシロ」のそれぞれの優良個体と劣性個体を母本に用いたF2...
摘要 シロクローバの国内育成品種の普及を遅らせている要因となっている種子生産性の低さを改良し、安定した種子の供給を実現するため、種子生産性を向上させる栽培技術を確立するとともに、種子生産性に影響を与...
摘要 小麦粉の蛋白質の量及び質を簡易に選抜する一つの指標であるセディメンテーションテスト(SV)を中心に検討した。原粒のZeleny-SVは、製パン試験のパン体積及びパン総合評価との間には有意な相関...
摘要 塩基配列既知の一本鎖DNAを電気泳動することでDNA2次元電気泳動法の条件を検討した。プラスミドpBR322を制限酵素HaeIIIで切断した断片を加熱変性により一本鎖に解離した後、1次元目を尿...
摘要 胚珠培養法により作出したクラクローバ(2n=16)とシロクローバ(2n=32)の雑種植物の稔性の回復を図るために、F1種子をコルヒチン処理し、複2倍体化を図った。コルヒチン処理した種子から植物...
摘要 剣持自然交雑種ほか2系統の桑カルス不定芽に由来する培養苗、対照の同系統実生苗の植付け3年目における主要形質について調査を行った。発芽の早晩は4月25~27日の範囲であり、先枯れ長及び裾上り長は...
農業有用遺伝子(ウイルス抵抗性付与遺伝子)のクローニング・構造解析(36)
摘要 キュウリモザイクウイルス(Y株)由来の外被タンパク質(CP)遺伝子を単離して植物発現用ベクターを用いてクローニングした。CP遺伝子はY株のRNA3由来cDNAを鋳型にして、既知の塩基配列をもと...
エレクトロポレーションおよびアグロバクテリウムによる遺伝子導入(35)
摘要 本課題は担当者が留学により6年度不在となり、さらに1年留学を延長したため終了年度を延長せざるを得ない。再開は7年度後期の予定。
試験管内RNA合成法によるウイルスの病原性支配領域の解析技術の開発(34)
摘要 植物ウイルスについて、試験管内RNA合成法と塩基置換法とを確立し、機能領域の解析および弱毒ウイルス作出のためのウイルス遺伝子デザインの基本技術の開発を試みた。キュウリモザイクウイルスに付随する...