要約 徳島県内で枝変わりとして発見された「上板6号」は、果皮の緑色が濃く着色が遅い濃緑晩生系統で、従来のスダチ系統よりも貯蔵性が高く、1~3月に出荷できる長期貯蔵用品種として有望である。 キーワード ...
要約 市販の不浸透性シートを利用した堆積施設(以下「シート施設」)は、発酵中途の堆肥や製品堆肥を貯蔵保管しておくストックヤードとして、補完的に利用するのに有効である。また、切り返し作業を行う、あるい...
要約 カキ「横野」のフィルムによる脱渋貯蔵技術としてOE袋と脱酸素剤を組合せた個装を行い、最初に高温処理を行うことで日持ち性が向上する。 キーワード カキ、横野、脱渋、軟果 背景・ねらい カキは一般に日持...
要約 ナスの接ぎ木苗は10℃暗黒条件下で約15日間の貯蔵が可能であり、その後の生育及び収量にも影響はない。 キーワード ナス、接ぎ木苗、貯蔵、セル成型育苗 背景・ねらい ナスの接ぎ木苗生産では、接ぎ木後の苗...
要約 新しく開発された乳酸菌「畜草1号」の凍結乾燥製剤は水溶性粉末タイプであり、低温条件下で長期保存しても菌の活性は高い。東北と関東地域で実施した実証試験の結果、畜草1号製剤の添加によって高品質な稲発...
要約 スダチ果実は30℃以上や5℃以下では果皮は退色しにくい。このため、30~40℃での高温予措や強制予措を行うと、緑色を保持した状態の果実予措が短期間に可能となり貯蔵性が向上する。夏期かん水は貯蔵性をさらに...
要約 無加温ハウス栽培による晩生カンキツ「南津海」の収穫適期は、3月中旬~4月中旬である。安定した果実品質を得るためには、葉果比は15~30とする。果実は湿度80~85%、温度8℃程度の条件下で約50日の貯蔵が可...
要約 飼料作物から分離されたLactobacillus plantarum 畜草1号はホモ発酵型乳酸菌で低pH耐性と乳酸生成能に優れている。この菌の飼料イネ材料草への添加により、サイレージのpH値、酪酸およびアンモニア態窒素含...
要約 食品産業廃棄物である麦茶残渣を有効に利用するため、飼料作物から分離された優良乳酸菌とセルラーゼを添加して、麦茶残渣サイレージの調製貯蔵技術を開発する。調製されるサイレージは長期に貯蔵でき、その...
オゾンと負イオン発生下の冷温高湿貯蔵によるビワ果実の鮮度保持法
要約 オゾンと負イオンを発生させた冷温高湿庫で貯蔵した露地ビワ(「茂木」)の果実は、入庫後1ヶ月間は腐敗果の発生はみられず収穫時の品質を保持できる。長崎県果樹試験場・常緑果樹科 背景・ねらい ビワは、...
ロールベールサイレージ調製に適した牧草類の高TDN収量作付け体系
要約 イタリアンライグラス2回刈+スーダングラス3回刈体系及びイタリアンライグラス・大麦混播3回刈+スーダングラス2回刈体系は、イタリアンライグラス1回刈+スーダングラス3回刈体系より年間総TDN収量が多い。福...
スーダングラス栽培で高TDN・乾物収量を得るための最適播種期
要約 スーダングラスをロールベールに適した草丈(170cm)で収穫する場合、TDN・乾物の生産性が高い最適播種期は5月中旬~6月中旬播種で、年3回刈取りが可能である。また、播種期が遅くなるほど1日当たりの乾物生...
要約 カンキツ「清見」は、乾燥予措を施さずに、温度5~6℃、相対湿度 98% 以上と する冷温高湿貯蔵により果皮障害が抑制され、5ヶ月以上の長期間、商品価値の高い外観及び食味品質を保持することができる。貯...
要約 茶飲料残渣には付着乳酸菌と単少糖類が少ないため、無処理のままでは良質なサイレージを調製しにくい。しかし、乳酸菌とセルラーゼを添加することで茶飲料残渣サイレージの発酵品質は改善される。 背景・ね...
要約 雪むろに、西洋ナシ「ラ・フランス」を収穫後入庫することで、冷蔵庫と同様10日程度の予冷処理に利用できる。また内部自然式雪むろでは冷蔵庫と同程度の60日程度の貯蔵に利用でき、その果実は冷蔵庫より外観...
要約 スダチは収穫後10℃~20℃の温度下及び光の存在で果皮の脱緑が促進され品質が低下する。高温予措(30℃、18時間)と高ガス透過性袋(トリメチルペンテン系 パック)を組み合わせた貯蔵(5℃)により4か月程度の...
要約 ゆりは採花後、前処理剤を含む水に立て、氷室あるいは冷温高湿庫利用により、品質を低下させず7日間貯蔵でき、出荷調整が可能である。また、堅切りで3日間貯蔵したものは、無処理のものよりも葉が褪色しにく...
要約 米の貯蔵中における結合脂肪含量の増加は、炊飯過程での米デンプンの糊化温度を上昇させ、糊化を妨げるため米飯物性低下の重要な要因である。 背景・ねらい 貯蔵米の食味低下は、古米臭の発生、米飯物性の低...
要約 カキ「西条」の貯蔵は、ポリエチレン袋で脱気個包装した果実をドライアイス処理し、冷蔵庫内で脱渋しながら貯蔵する方法で行う。これによって、貯蔵後の果実の黒変現象が解消し軟化が抑制されて30日間の貯...
要約 ブロッコリーの出荷調整のための一時貯蔵に適する品種を選定するため、貯蔵中の内容成分及び外観品質を調査した結果、クロロフィル、アスコルビン酸等の変化が品種選定の指標になることが分かった。緑炎、緑...