ナギナタガヤ草生栽培は傾斜地カンキツ園のリン流出量を削減できる
要約 傾斜地カンキツ園にナギナタガヤ草生栽培を導入すると、降雨時の表面流出水量が減少し、懸濁態として流出するリンの量を削減できる。 キーワード 草生栽培、懸濁態リン、ナギナタガヤ、表面流出水、ウンシュ...
要約 ウンシュウミカン樹の栄養診断を迅速に行うため、近赤外分光法による根中デンプン含有率の測定法を検討した。根の乾燥粉末を用い、1300~2400nmの近赤外吸収スペクトルをPLS回帰分析して得られた検量線は、...
要約 「あまつづみ」は、「安芸タンゴール」(「興津早生」×「トロビタオレンジ」)に 「サザンレッド」を交配して育成したカンキツ新品種である。高糖度で果皮の紅色が濃く、 オレンジ香を有し、さらに、じょう...
早生ウンシュウのマルドリ栽培における高水圧剥皮機を利用した土壌改良
要約 早生ウンシュウのマルドリ栽培において高水圧剥皮機の水圧を利用するとかん水チューブを 切断することなく土壌改良用の穴が掘削でき、軽労化できる。さらに掘削した穴にバーク堆肥を 投入することで、慣行の...
ウンシュウミカンのカットバックによる作業性向上と果実品質均質化
要約 樹高が高く、無効容積の拡大したウンシュウミカンにおけるカットバック処理は作業性の向上と果実品質の 均質化に有効である。 キーワード カットバック、無効容積、作業性向上、品質均質化 背景・ねらい 昭...
要約 早生ウンシュウミカンの半樹結実または交互結実法は浮皮が少なく、高糖度となるS級以下の小玉果生産が できるため、完熟栽培に適する。完熟栽培での浮皮の発生はジャスモン酸とジベレリンの混用散布により...
要約 生葉測定用に開発した可搬型近赤外分光器を用いて、ウンシュウミカンの葉中窒素含量を迅速に非破壊測定できる。1枚当たり約8秒の測定時間でノイズの少ない1300~2400 nmの連続スペクトルが得られ、実用可能...
高糖度で特徴的な食感の、中晩生カンキツ新品種「せとみ」の特性応じた台木の選択
要約 中晩生カンキツ新品種「せとみ」は高糖度で独特な食感を持ち、水田転換園においても安定した品質が得られる。 キーワード 交雑育種、中晩生カンキツ、糖度、予措貯蔵 背景・ねらい 近年、消費者嗜好の変化か...
年平均気温に摂氏2度の差がある地域間のウンシュウミカンの特性比較
要約 熊本県内の県北と県南では、平均気温で摂氏2度の差がある。温暖な県南の早生ウンシュウ「興津早生」および普通ウンシュウ「白川」は、県北に比べ新梢が長く、果実は果皮の赤味が弱く、クエン酸は低い。また...
要約 農産物の流通履歴、特にロット形態の変更を効率的に記録し照会できるデータベースである。流通過程におけるイベントのIDと、関係するロットのID、地点のID、時刻を関連付けてデータベースに記録することで...
ウンシュウミカンの隔年結果是正技術の開発要素と経営安定のための目標単価
要約 近年の全国単位の隔年結果変動幅は小さくなっているが、是正を必要とする農家割合は逆に高まっている。農家は収量安定とともに糖度向上による高品質化を同時に満たす隔年結果是正技術を求めており、販売単価...
一人で作業できるプレカットシートによる傾斜地ウンシュウミカン園での部分マルチ
要約 あらかじめ1.5×3.0mの大きさに切断されたシート(プレカットシート)を用いることにより、慣行のマルチ被覆方法と比較して、一人で、短時間のうちに70%程度の被覆率でマルチ被覆をすることができ、極早生...
要約 ウンシュウミカン作農家は従来からの隔年結果対策に加えて、隔年結果是正と高品質生産を両立する技術に期待するとともに、費用の節減、マルチ栽培等の高品質化、直売等の販売対応の工夫、品種更新や品目の転...
土壌改良資材の局所投入による極早生ウンシュウミカンの新梢と根の発育促進
要約 極早生ウンシュウミカン「ゆら早生」に対する樹冠直下の深耕と、土壌改良資材(パーライト:ピートモス=8:2)の土壌への投入は、活性の高い細根発生と地上部各器官の栄養成長を促し、樹勢向上対策として有...
ウイロイドの複合感染はウンシュウミカンの収量と果実品質を低下させる
要約 カラタチ台のウンシュウミカンが複数のウイロイドに感染すると、収量が低下し、果実のクエン酸含量が高くなる。 キーワード カンキツ、ウンシュウミカン、ウイロイド、収量、果実品質 背景・ねらい カンキツ...
透湿性反射シートマルチと樹形によるウンシュウミカン病害の抑制効果
要約 透湿性反射シートマルチは、灰色かび病や黒点病に対して発病抑制効果がある。樹形では主幹形で両病害の発生が最も少ない。また、透湿性反射シートマルチと主幹形の併用により両病害の発生をさらに抑制できる...
TDR水分計による枝の計測値は測定時の温度と樹皮の厚さの影響を受ける
要約 温度変化の著しい果樹園地において、樹皮の厚さの異なる果樹の枝の体積含水率を携帯型TDR水分計で計測するとき、測定時の温度と計測部にしめる樹皮の厚さの影響が大きいため、計測値を補正して体積含水率...
要約 カンキツの重要ウイルスである温州萎縮ウイルス(SDV)は、新たに設立されたサドワウイルス属の代表種である。従来、SDVの近縁種とされたカンキツモザイクウイルス、ナツカン萎縮ウイルス、ネーブル斑葉モザイ...
傾斜地カンキツ園におけるマルチシートを利用した簡易排水路とその設計法
要約 マルチシートを敷設した傾斜地カンキツ園において降雨時に発生する表面流去水を既設水路等に導くために、マルチシートの一部をハウス用パイプ等で持ち上げて形成した溝を簡易な排水路として利用する技術、...
要約 ウンシュウミカン樹の主幹および根域の土中に挿入した電極間の静電容量をLCRメータを用いて測定することで、カンキツ根の乾燥重を非破壊的に推測できる。 キーワード 静電容量、根量、非破壊測定、ウンシュ...