要約 田水温と用水温の変動傾向を調査して間断かんがいの効果を再確認し、現地の水管理での、特定の時刻への水需要の集中・掛け流しによる給水ロス等の実態を把握し、自動給水栓・自動止水栓等の試作品を現地に取...
要約 イネの雄しべには、花粉の生育に同調して高濃度のアラビノガラクタンプロテインとアラビノガラクトオリゴ糖が順に蓄積する。低温(12℃)はこれら糖質の代謝を阻害するが、耐冷性の強い品種ほど阻害されない...
要約 秋には種したキャベツのセル成型苗は、冬期間不織布をべたがけし積雪下で保存できる。この越冬保存させた苗は早春に移植が可能である。慣行の秋移植栽培に比べ収穫時期が遅れるが、収量・品質に差はなく、越...
要約 クリの凍害に対して、1月中旬、根域土壌に糖蜜(精糖廃蜜)をかん注処理すると、冬期間の枝水分の増加が抑制され、極めて高い防止効果がみられる。また、処理に伴う春以降の生育への影響は認められない。 ...
要約 水田で冷害を再現可能な可搬式のスポット冷水深水潅漑装置を作製した。この装置は水田ごとに穂孕期不稔に及ぼす低温の影響を解析することが可能であり、気象条件や場所の制約を受けずに水田の冷害危険度を判...
要約 幼穂形成期深水かんがい時の日平均水温は、平均で(平成6~9年)気温よりも約2.1度C、浅水の水温よりも約1.2度C高い。また、日平均水温が21.5~27.8度Cの範囲内では、日平均水温が高いほど葯長は長くなり、...
要約 生育は旺盛で多収、耐寒性、耐病性ともに優れた特徴を持つ緑茶用中生系統‘宮崎15号’を育成した。品質は、色沢が鮮やかな緑、香気はさわやか、味は温和できわめて良質である。1 キーワード 耐寒性、耐病...
要約 耐寒性に優れた緑茶用新品種命名登録候補系統‘埼玉33号’を育成した。本系統は摘採期が‘やぶきた’より2~6日遅い中晩生である。一・二番茶とも‘やぶきた’より多収である。製品の色沢は濃緑で細くよれ、...
要約 多収、耐寒性、耐病性ともに優れた特徴をもつ中晩生系統‘金谷17号’を育成した。品質は良好で特に明るい色沢、透明感のある水色に優れた特徴をもつ。1 キーワード 多収、耐寒性、耐病性、中晩生、金谷17号1...
要約 米の生産量の変動を、技術の進歩や品種の変化などによる長期的な傾向と、気象条件のランダムな変動の影響とに分離するためには、ノンパラメトリック回帰の一種である部分薄板平滑化スプラインの利用が有効で...
要約 水稲「東北157号」は東北中南部では中生の早に属する粳種で,耐冷性が極強,いもち病抵抗性が強の良食味,多収系統である。平成9年から福島県で奨励品種水稲に採用され,「初星」の一部に代え普及する予定である...
宮城県における耐冷性・いもち抵抗性の良食味水稲新品種候補「東北152号」の採用
要約 水稲奨励品種候補「東北152号」は、耐冷性、穂いもち抵抗性が強い、良食味の中生粳種である。宮城県における冷害の軽減と、いもち病が発生しやすい地帯の作柄の安定を図るため奨励品種に採用する。 背景・ね...
福島県における耐冷,耐病,良食味水稲新品種候補「東北152号」の採用
要約 「東北152号」は親である「ひとめぼれ」から耐冷性と良食味、「チヨニシキ」から耐病性と耐倒伏性を受け継いだ系統である。福島県において県南および浜通り平坦部の初星、チヨニシキを対象に奨励品種に採用...
長期氷温貯蔵したオリエンタル系のハイブリッドユリの葉焼症の発生要因解明とその軽減対策
要約 長期氷温貯蔵したオリエンタル系品種'スターゲイザー'の抑制栽培で多発する葉焼症は、氷温貯蔵中に発生した球根の凍害による事が明らかになった。また、本症状は、球根を定植前に緩やかに解凍することで発生...
要約 早生,耐冷性強,良質,極良食味の水稲「信交485号」を育成した。「コイヒメ」に替えて奨励品種に採用し、本県高冷地の産米改善を図る。 背景・ねらい 本県高冷地における主要な粳品種「コイヒメ」は耐冷性が強...
早生、耐冷、良質・良食味水稲新品種「ふさおとめ」の育成と奨励品種採用
要約 水稲うるち新品種「ふさおとめ」は、早期栽培での熟期が「はなの舞い」並の早生で、障害型冷害に対する耐冷性は極強である。玄米千粒重が約22gと大粒であり、良質で、「コシヒカリ」に匹敵する良食味である...
要約 酒米「五百万石」は早植ほど心白発現率は高いが、収量が不安定になることから移植適期は5月下旬である。安定して高い収量・品質を得るには総籾数26,000粒/㎡前後で玄米千粒重26g以上の確保が重要であること...
要約 8月上旬の葉いもち発生量(巡回調査から得られた県平均発病株率値)および葉いもち病勢進展程度(気象データを用いて葉いもち発生予測モデルから推定した発生面積率の7月下旬の増加値)を説明変数とした重回...
要約 圃場における葯の生育は天候不順の平成7年が最も良く、人工気象室で生育の葯と同じ大きさである。異常高温の平成6年の葯の長さは大冷害の平成5年より若干長いに過ぎない。葯の生育には出穂21~30日前...
要約 水稲「山形54号」は、葯培養で育成した早生の晩の良食味系統である。耐冷性が極強、品質が極良質で安定していることから中山間部の主要品種、平坦部の作期拡大用品種として山形県の優良品種に採用された。 ...