要約 10t養蚕に対応した桑園の省力的管理技術を確立した。桑園管理は、乗用型管理機により育蚕作業と競合しない冬期間に主体的に行う。また、桑園造成は組織培養苗を機械で植付けすることにより省力的に行う。 背...
結束型条桑収穫機を利用した大区画桑園での収穫・搬出・搬送システム
要約 大区画桑園での結束型桑収穫機による桑収穫から搬出・搬送に至る高能率システムを構築した。これにより収穫桑1t当たりの作業時間は1.24時間と省力化できる。また、収穫条桑の搬出用にキャスター付の軽量化し...
要約 運搬車、動力噴霧機、ズームノズル等を組み合わせて乗用型高性能防除機を開発した。この防除機を用いると大区画桑園での除草剤または殺虫剤散布の時間は1ha当たり6時間と省力化できる。 背景・ねらい 雑草及...
背景・ねらい 蚕は、飼育環境(温湿度、光、有害物質等)に敏感に反応する。一方、永年の研究蓄積により、孵化や飼育をコントロールして希望する発育階程の蚕を随時供給する技術が確立されており、さらに最近では...
要約 当場施設を用いた組織培養桑苗生産は、しんいちのせの場合、夏で450本の継代を9回実施して11,089本のセル成型苗を生産でき、苗1本当たりの生産費は約36円と試算される。同様に冬では、300本の継代を8回実施...
要約 乗用バインダ型条桑収穫機を利用して大規模多回育養蚕に対応する高能率桑収穫技術を確立した。本機を効率的に活用するため条桑運搬用のコンテナや生育制御技術を開発し、適応桑品種を選定した。また、各種乗...
要約 桑遺伝資源の特性評価の一環として、椹に関する特性について調査し、巨大な椹を多数着生する品種「大唐桑」を見い出し、食材用品種として優れた形質を持つことを明らかにした。 背景・ねらい 蚕糸・昆虫農業...
要約 桑育成系統「本75-26」に「No.3001」を交雑し、普通植向き桑系統[「本87-99」を選出した。本系統は夏切ともに「しんいちのせ」より多収である。枝条の伸長は劣るが、枝条数は多く、やや展開する姿勢を示すこ...
要約 桑育成系統「本74-01」に「みなみさかり」を交雑し、密植向き桑系統「本91-01」を選出した。本系統は夏切・春切いずれでも枝条伸長が良好で揃いも良く、直立性であることから、密植栽培による機械収穫に適す...
背景・ねらい 桑葉を食害する害虫の防除は,残毒性が短い農薬により発生時期に合わせて効率的に行うことが重要である。そのため,合成性フェロモントラップによりクワノメイガ成虫の発生消長を調べるとともに,発育...
要約 簡易調製飼料「シルクメイトかんたん4」を用い、人工飼料育期間を4齢期まで拡大する1~4齢人工飼料育・5齢桑葉育は、従来の1~2齢(3齢)人工飼料育・3齢(4齢)以降桑葉育と比べ、遜色のない品質の繭が生産でき...
要約 平成9年春蚕期の一関市、花泉町で異常発生したカイコノウジバエによる蚕繭被害量は、800~1,000kg程度と推定された。蚕繭の被害様相は不結繭蚕、薄皮繭、穴あき繭のほか、営繭後、幼虫期で軟化斃死する個体...
要約 稚蚕期の無菌人工飼料の飼育は、無停食で稚蚕飼育中に生育の乱れが生じるため4・5齢中に遅蚕を排除しながら飼育する必要がある。本飼育法は、結繭中はやや劣るが、繭質に遜色無く、現行の稚蚕飼育と比較して...
「琉球多蚕繭」を用いた「鷹山絹」用新蚕品種の省力的な5齢条桑育・一斉上蔟法
要約 ブランドシルクである「鷹山絹」の素材となる琉球多蚕繭は原蚕種であるが、5齢を条桑育で飼育し、一斉上蔟を行うことにより、収繭量は増加し、作業能率は40%程度に省力化できる。 背景・ねらい 養蚕農家の経...
要約 蚕座への木酢液の原液散布は硬化病発病抑制に対して高い効果を示す。また、蚕の計量形質に与える悪影響は認められないことから、木酢液の原液散布による硬化病の発病抑制が可能である。 背景・ねらい 近年、...
要約 和紙の作製に必要な絹・繭の材料調製は絹換算でアルカリ60~75%処理程度の混合がよい。また桑靭皮繊維の混入は紙強度向上に有効であり、絹の外観を生かすために1/3~1/2程度が適切である。ネリ(添加剤)はろ...
要約 これまでに農林登録された桑品種のうち、岩手県での栽培に適当と思われる5品種(みつしげり、はちのせ、ゆきしのぎ、ゆきまさり、ゆきあさひ)について、少雪寒冷地と積雪地における密植桑園での生育特性を示...
要約 密植機械化桑園において、被覆肥料配合固形肥料を用いた年1回施肥法は従来の施肥法と比べ収量に差はなく、施肥管理作業の省力化が図られる。 背景・ねらい 先進国型養蚕に対応した栽桑技術を確立するため、<...
要約 本法は、上蔟前日に網入れ給桑を行い、上蔟当日網取りして載蔟する平飼い条桑育用の新しい自然上蔟法で、熟蚕化促進剤を用いて飼育荷口の発育経過を調節することにより、上蔟当日の労働ピークを切り崩し、忌...
要約 クワキジラミに対する捕食性天敵ナミテントウムシの人工餌として取り扱いが簡便な蚕卵粉末を若齢期に与え、壮齢期に雄蜂児粉末を用いることで、ナミテントウムシの人工餌による飼育の省力化と継代が可能であ...