要約 西日本沿岸で海藻群落遷移の途中相をなす褐藻ウミウチワとウスバウミウチワから植食動物に対する科学的防御物質を4種発見した。その結果、磯焼け海域における海中林造成に両種を用いた技術開発の展望が拓け...
ナミヒメハナカメムシとコヒメハナカメムシ雌の生殖休眠を誘導する日長条件
要約 アザミウマ類の天敵であるナミヒメハナカメムシとコヒメハナカメムシの雌の卵巣成熟は幼虫期に日長の影響を受け、14時間以上の日長条件では卵巣が成熟し産卵するが、12時間以下の日長条件では生殖休眠が...
要約 マメハモグリバエ成虫の施設内への侵入抑制のため、目合い1.0mm以下の寒冷紗による開口部被覆及び紫外線カットフィルムの全面被覆は、きわめて効果が高い。また、これらを組合せることにより、さらに効果を...
天敵ヒメハナカメムシ類への影響を考慮したナス害虫の薬剤防除法
要約 ナス畑に生息するヒメハナカメムシ類に影響が少ない選択性殺虫剤を使用することで,これらの天敵を温存して,ミナミキイロアザミウマ及びワタアブラムシの発生を抑えることができた。 背景・ねらい ワタアブラ...
トマト黄化えそウイルス(TSWV)による新病害、きくえそ病及びガーベラえそ輪紋病(仮称)
要約 きくとガーベラに新発生したえそ病はミカンキイロアザミウマにより伝搬され、宿主範囲の広いTSWVが病原ウイルスである。 背景・ねらい 平成6年夏期より、県西部地域に新発生と思われるウイルス病がきくとガ...
NIRSを用いた判別分析手法によるトウモロコシサイレージへの雑草混入の判別
要約 NIRSの定性分析手法の一つである判別分析により、トウモロコシサイレージへの数種の雑草混入(イチビ、ガガイモ、ワルナス)の有無を判別するモデルを作成した。 背景・ねらい 近年、トウモロコシを中心とし...
要約 フリーストール牛舎のストールに牛が出入りし、起立・横臥する際の動作・行動解析を行った。ストール長の影響は明確ではなかったが、ストール幅は牛の腰角幅の2倍が最適であった。ミシガン型の隔柵はU字型...
要約 1994~1995年にかけて、主に西日本でオオタバコガが多発生していることを明らかにし、近似種タバコガとの終齢幼虫における識別点を明確にした。また、我が国では寄主植物とされていなかった作物での発生を確...
要約 複雑な摂食痕を示す昆虫によって食害された葉の食害面積を画像解析を用いて計測する方法を考案した。本方法によりニジュウヤホシテントウの食害量を明らかにした。 背景・ねらい 植物と昆虫の相互作用や害虫...
サイレージ用とうもろこし茎葉高消化性早生品種「ナスホマレ」の育成
要約 寒冷地から温暖地に適応する早生のサイレ-ジ用とうもろこしF1品種「ナスホマレ」を育成した。本品種は茎葉の消化性が高く、ごま葉枯病抵抗性は強で、初期生育に極めて優れた多収品種として普及が期待され...
要約 人為催熟により得られたウナギ仔魚を育成するためには、摂餌開始時期や適正餌飼料を明らかにしなければならない。今回、免疫組織化学的手法を用いてウナギ仔魚の消化器官の発達過程を解析した結果、仔魚への...
葉菜類に対する還元型ビタミンC簡易迅速測定法(RQフレックスシステム)の適用性と測定例
要約 最近発売されたRQフレックス羽システムによる還元型ビタミンC含量の測定は、メタリン酸5%溶液中でも測定可能で、高速液体クロマトグラフィーによる測定値との比較から、葉菜類の簡易迅速測定法として十分...
要約 家計調査個票データを使用した分析から、野菜の消費形態を高齢高消費型と若齢・中年高消費型に分類した。また、10年間の間隔をおいた消費傾向の違いを検討した結果、若齢から高齢層にわたる広範な年齢階層...
要約 白血病細胞分化誘導作用を示す食品はがん予防に寄与する可能性があると考えられる。本研究ではホウレンソウやナス等の野菜類の水溶性高分子画分がU-937白血病細胞の分化を誘導することを明らかにした。ま...
葉菜類に対する還元型ビタミンC簡易迅速測定法(RQフレックスシステム)の適用性と測定例
要約 最近発売されたRQフレックス羽システムによる還元型ビタミンC含量の測定は、メタリン酸5%溶液中でも測定可能で、高速液体クロマトグラフィーによる測定値との比較から、葉菜類の簡易迅速測定法として十分...
要約 ナス科野菜の接ぎ木操作を効率化するために、複数のセル成型苗の同時接ぎ木装置を開発した。この装置で接ぎ木したトマト苗を用いた場合の収量は、慣行苗のそれに劣らない。 背景・ねらい 接ぎ木は、果菜...
要約 山形県のおうとうで、新害虫コアオメクラガメの発生と加害が確認された。本種の幼虫は、5月上旬~下旬におうとうの展開中の葉と幼果を吸汁加害し、1日1頭当たり100個程度の吸汁痕を形成する。1新梢先端の葉...
要約 自作農的家族経営の農地、労働力等の生産要素保有状況と経営目標を農(土)地純収益に組み込んだ複合所得概念を構築し、主に関東地域で栽培、飼養されている142作目・類型の複合所得と農地価格利回りを求...
要約 家計調査個票データを使用した分析から、野菜の消費形態を高齢高消費型と若齢・中年高消費型に分類した。また、10年間の間隔をおいた消費傾向の違いを検討した結果、若齢から高齢層にわたる広範な年齢階層...
要約 都市近郊の一農村において、農家・非農家間の関係に着目して社会関係の特徴を捉えた。調査対象集落にあって、地付きの農家世帯と流入非農家世帯とは別個の自治組織を結成し、各々の生活様式に見合った社会関...