要約 基肥は、土壌の残存窒素量に応じて減肥し、冬どり前は追肥せず、翌年の夏どり前に肥効調節型肥料(70日タイプ)で施肥すると、目標収量(3t/10a)を確保でき、ニラの葉中硝酸イオン濃度は慣行栽培に比べて半減...
要約 モンゴルで収集されたニラ遺伝資源‘94Mo13’、‘94Mo49’、および‘94Mo50’は二倍体であり、かつ両性生殖性である。通常は高いアポミクシス性を示すニラの交雑育種の素材として、これらの系統は有用である。 キ...
小型作業機体系によるロールベールサイレージの調製作業と発酵品質
要約 小型作業機体系を用いたイタリアンライグラス・エン麦混播草地におけるロールベールサイレージの調製作業時間は、10a当たり約6時間で、大型作業機の搬入困難な中山間地等では効率的な粗飼料収穫調製体系であ...
要約 セルトレイで育苗した「パワフルグリーンベルト」を1株当たり7本植えすると、慣行品種とほぼ同等の収量が得られ、抽だいしないことから夏どり用品種として有望。 キーワード ニラ、夏どり、抽だい 背景・ね...
要約 バラ新品種「湘南 キャンディ レッド」は、スプレータイプで花色は赤、花形はカップ咲きで、やや大きめの花を咲かせる。1茎の花数は5輪程度、側蕾が少なく、花の高さが良く揃う。養液栽培において生産性は...
要約 ニラのロックウール栽培における培養液濃度はEC1.2dS/m以上、1.8dS/m未満が適する。 背景・ねらい ニラは販売単価が比較的高く、長期間連続収穫を行うことからロックウール栽培への適応性が高い品目の一つと...
要約 オオムギ斑葉病菌(Pyrenophora graminea)に対して、二条大麦の品種間で抵抗性に大きな差が認められ、「きぬゆたか」は抵抗性が高く、「にらさき二条」は低い。福岡県農業総合試験場・病害虫部・普通作病害...
要約 秋冬ニラとろけ症の発生には、収穫後の温度条件、輸送中の結露、包装形態等が関与している。軽減対策としては、収穫後の品温を低く保つ、包装にはメッシュ入りの鮮度保持袋を使用し通気を良くする、箱詰め形...
要約 冬期におけるニラの伏込み・軟化栽培の適品種は、12~1月伏込みでは「海南」、2~3月伏込みでは「大連」である。連続2回収穫のための軟化温度・期間は、地温15度C・約1ヶ月である。株養成は、1株当たり植付...
要約 にらの1月上旬出荷のためには、株を十分養成した「たいりょう」あるいは「パワフルグリーンベルト」を12月1日頃から加温をする。温度は、初め15℃としその後下げる。品種により休眠特性が異なり、短日処理で...
要約 秋冬ニラの年内どり栽培では、ワンダーグリーンベルトを用いて8月下旬~9月中旬に播種をし、翌春定植することで、定植初年目に年内3回の収穫が可能で、その収量は308~340kg/aである。 背景・ねらい 積雪地...
積雪寒冷地におけるニラの休眠特性を利用した冬春どり(2月〜5月)栽培
要約 積雪寒冷地でハウスを利用したニラの冬春どり栽培は、休眠の深い品種を用い、11月下旬より保温、加温することで、翌2月下旬から5月上旬まで3回良質の収穫物を得ることができる。a当たり収量は、1年目400kg、...
沖縄県中央卸売市場における青果物主要品目の価格予測と県外移出可能性
要約 沖縄県中央卸売市場における時期別価格予測式が29品目55時期区分で得られた。また、運賃負担力から求めた県外市場向け新規移出品目として、キュウリ、トマト、ナス、チンゲンサイ、ホウレンソウ、セルリー等...
要約 冬春どりニラのマルチ後定植栽培は、盛夏期における土寄せ、除草等の作業が大幅に軽減される。長崎県総合農林試験場・野菜花き部・野菜科 背景・ねらい 冬春どりニラは、現在裸地に定植して全刈りを行うまで...
要約 ニラの個包装においては、無孔ポリプロピレンフィルムを用い、センターシール部を幅0.4mm、長さ5mmの歯形で1mm間隔にシールする。これにより、呼吸とセンターシール部の空隙を通じた袋内外へのガス交換のバ...
要約 夏どりニラの抽だいを制御するには、10月下旬までに保温を開始し、昼温・夜温を高めに(昼温35℃夜温5~10℃)管理することにより、抽だい期の遅延や抽だい花茎の発生率及び花茎数が減少し、夏どりにらの生産...
ギョウジャニンニクに発生した新病害、白色疫病とすすかび病(新称)
要約 ギョウジャニンニクで2種の新病害の発生が確認された。1つは融雪後3月下旬頃から発生し、葉に白色の比較的大きな病斑を形成するPhytophthora porriによる白色疫病であり、2つ目は5月上旬より発生し、...
生乳市場国際化に向けての北海道の飲用化戦略の影響と産地間協調
要約 北海道の生乳移出目標(110万トン)が達成されるのは、ほぼ完全競争の状態であり、都府県だけでなく北海道の受取乳価も下落すること、北海道生乳の飲用化が進む中で都府県のブロック化が行われると、都府県...
要約 近年のロシアの農業生産構造では、農民経営と住民経営の比重が高い。しかし、農民経営単独で見た場合、その生産は停滞している。また、住民経営は、あらゆる面で農業企業に依存しており、その成果はみかけ上...
要約 水稲は83%の市町村で栽培され、31%で振興されている。しかし、労働力で68%、収益性で47%が問題をもっている。野菜類は労働力で40%、収益性で35%が問題を持つが、生産見通しは各作目とも現状維持が40%~60%の...