乳酸菌Pediococcus pentosaceusによるホウレンソウの病害抑制効果と発芽率向上効果
要約 漬物から分離した乳酸菌Pediococcus pentosaceus(ペディオコッカス・ペントサセウス)KMC05株は、ホウレンソウ萎凋病及び立枯病に対する発病抑制効果を示し、土壌水分過剰条件でのホウレンソウ種子の発芽率...
ホウレンソウのアスコルビン酸含量は遮光除去後2日程度で回復する
要約 高温期の遮光により減少したホウレンソウのアスコルビン酸含量は遮光資材の除去後2日程度で無遮光と同レベルまで回復する。この回復は水分含有率の低下による濃縮と強光条件への変更に伴うアスコルビン酸の...
要約 ホウレンソウの雨よけ栽培に対応するため軽量化・小型化を図ったセル成型苗用の半自動多条移植機である。作業精度は手植えとほぼ同等で、作業能率は4∼7s・人/株で同等かやや上回り、作業姿勢が改善し、移...
要約 ホウレンソウの抗酸化活性は収穫物の周辺温度が高い場合に低下率が大きく、小売店もしくは消費者到着まで2日を要する流通形態においては、数時間以上持続する15℃以上の温度条件により3∼4割低下する事例があ...
作期、栽植密度、遮光処理がホウレンソウ抗酸化活性に及ぼす影響
要約 ホウレンソウの抗酸化活性は作期や栽植密度により異なり、夏季に低く、密植によっても低下する。夏季の遮光も抗酸化活性を低下させるが、収穫数日前に二重遮光の片方を取り除き遮光率を減少させることで改善...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
要約 冬春タカナ品種「三池高菜」、「三池高菜2号」は硝酸イオン濃度が低く、収量性が高く有望である。また、収穫時期が遅くなるほど「三池高菜」の硝酸イオン濃度は低くなる。収穫は抽台直前が適する。 キーワー...
ホウレンソウの年4作3回不耕起連続栽培における新規畑の土壌管理技術
要約 水田転換初年目の灰色低地土、未耕の黒ボク土に3年間分の牛ふん堆肥36t/10aを一括施用し、菜種油粕を利用した年4作3回不耕起連続栽培でホウレンソウを栽培すると、堆肥施用作業の省力ができ、期間中の施肥窒...
要約 5種の露地野菜を対象として、産地の作型事例と気象データに基づき、北海道から九州までの1kmメッシュ単位で、作型成立の可能性を判定し、適作物・適品種や栽培適地・適作期の選定を支援する情報を、インター...
露地ショウガにおける黄色蛍光灯を用いたアワノメイガの総合的防除
要約 露地ショウガにおいて、黄色蛍光灯を栽培初期から収穫期まで終夜点灯し、アワノメイガの被害の多くなる8月以降には、本種の卵寄生蜂類に影響の少ない選択性殺虫剤を併用することで、化学農薬の散布回数を大...
要約 「佐賀2号」は、ワケギ品種「ビルマ在来」とネギ品種「九条太」を両親とする3倍体のワケギで、草丈が高く、葉身が太い大型の系統である。本系統は、他のワケギ品種に比べて低温期の伸長性が優れ、秋冬作に適...
要約 収穫を朝どりから夕どりにすることにより、新鮮生重量当たりの硝酸イオン濃度は、こまつなで平均11.0%、ほうれんそうで平均14.9%低下する。 キーワード ホウレンソウ、コマツナ、硝酸塩、収穫時刻、夕どり ...
農耕地土壌の化学性を指標とした作物のカドミウム汚染リスク評価
要約 コムギおよびダイズ子実、ホウレンソウのカドミウム濃度は、土壌のpH(KCl)、全炭素および0.1N-HCl抽出カドミウム濃度を説明変数とした重回帰式により推定でき、これにより作物のカドミウム汚染リスクを圃場...
要約 春まき、春夏まき、夏まき作型におけるほうれんそうの抽台性、発芽・生育特性、外観品質、収穫作業性について品種特性を明らかにした。供試品種を草型等から4タイプに分類した。 キーワード ホウレンソウ、...
オープンハウスの夏どりホウレンソウ栽培に適した遮光資材の選定指標
要約 遮光資材の通気性は、空隙率が大きいほど優れる。アルミ蒸着資材は空隙率が高く、太陽光反射率が高いために施設内に熱気が滞留せず、昇温抑制効果が高い。夏どりホウレンソウ栽培では、オープンハウス内にア...
要約 カンショの葉身部には眼病予防成分であるルテインが多量に含まれる。収穫時期により含量は変動し、春から夏季にかけてしだいに減少する。ルテイン含量の高いカンショ葉身部は、β-カロテンも多い。 キーワー...
要約 寒締めによりハウス内の温度が低下することで、ホウレンソウの乾物重当たり糖含量が顕著に増加する。その大部分はショ糖(シュークロース)の増加によるものであり、ショ糖含量の増減は収穫前の気温・地温と...
要約 牛ふん炭化物の葉菜類に対するカリウムの施用効果は栽培時期によって変動があるものの、概して化学肥料の加里に匹敵するほど高く、化学肥料のカリウム代替物として有効である。その場合の炭化処理温度として...
要約 露地ホウレンソウの窒素吸収量は、播種後の有効積算温度(基準温度摂氏2度)により推定でき、収穫期の有効積算温度(摂氏800~900度)における窒素吸収量は、10~12kg/10aである。有効積算温度摂氏250度まで...
要約 土壌と抽出液の比率(土:液比)1:5、室温、30分の抽出条件で0.01M塩酸によって土壌から抽出されるCd(0.01M塩酸可溶性Cd)含量は豆類、麦類、野菜類等の可食部Cd含量と相関が高く、これら作物のCd含量の推定...