人工光型植物工場で栽培した低硝酸リーフレタス品種「L-120」の根部特性
要約 人工光型植物工場で栽培した、可食部の硝酸イオン含量が低いリーフレタス品種「L-120」では、標準的な硝酸イオン含量の品種「ノーチップ」に比較して、地上部乾物重/根乾物重比が大きく、吸収機能を担う細根...
紫外線除去フィルム被覆による濃赤色リーフレタスの生育促進と被覆解除後の着色回復
要約 春どり作型において紫外線除去フィルムを被覆して赤色リーフレタスを栽培すると濃赤色品種では生育が促進する。葉のアントシアニン含量は被覆によって低下するが、収穫前に被覆を解除することで増加する。 ...
要約 保水性の高いパルプ培地を利用してかん水の低頻度化を図ることにより、人工光源を設置した多段棚での簡易な方式で、赤色系かいわれ大根、ダッタンソバスプラウト等を1週間程度で生産できる。 キーワード パ...
カリフラワーのスプラウトはビタミンCが多く受光量に伴い含量は向上する
要約 カリフラワーのスプラウトは、ブロッコリーなど他のスプラウトと比較してビタミンC含量が1.4倍以上多い。蛍光灯を用いた試験では、強い光を6日間連続で当てて栽培することでカリフラワースプラウトのビタミ...
要約 人工光を用いたダッタンソバのスプラウト生産において、果皮を効率的に除去するためには、胚軸が伸長して子葉の一部が見え始めた時期以降に、遠赤色光を照射することが有効である。 キーワード 完全人工光型...
紫外線除去フィルムのトンネル被覆によるレタス菌核病の発生抑制
要約 春どり作型玉レタスのトンネル栽培では、紫外線除去機能を有するフィルムを被覆に用いることで、菌核病の発生を軽減することができる。紫外線除去による玉レタスの生育や品質の低下はほとんどない。 キーワ...
リーフレタスFT様遺伝子の葉での発現量は、茎頂の花芽発達に伴って増加する
要約 レタスより単離したLsFT遺伝子は、他の植物のFT様遺伝子と同様に、過剰発現させることによりシロイヌナズナの抽苔を促進する。本遺伝子の発現量は1日のなかで変動するとともに、花芽の分...
無菌栽培では幼植物の生育や窒素吸収量へのPEONの効果は見られない
要約 PEON (phosphate buffer extractable organic nitrogen) を添加した培地で、PEON吸収能力が異なるといわれているリーフレタスとチンゲンサイを無菌条件で栽培しても、生育や窒素吸収量に対するPEONの効果は...
要約 カリフラワー、キャベツ、ケールおよびコールラビは、緩効性肥料を含む培地に播種し、追肥を 行わないで灌水のみで慣行の2~3倍の程度の期間セル育苗すると、育苗期間中は出蕾せず、虫害発生程度が 低下し...
要約 採取した野菜の根を洗浄し、細断した後、窒素ガスを使って嫌気処理する。その時に生成するアセトアルデヒドおよびエチルアルコール量を測定することで、野菜の湛水害耐性を迅速・簡便に評価できる。 キー...
牛ふん堆肥の長期連用畑におけるリーフレタス栽培の施肥窒素削減
要約 牛ふん堆肥を長期連用した砂壌土畑のリーフレタス栽培においては県基準量の25%の施肥窒素削減が可能である。50%削減は8月下旬播種の秋作では可能であるが、3月下旬および4月中旬播種の初夏作では平均調製重...
要約 県内で生産される豚ぷん堆肥中の全窒素含量は1.1~3.2%であり、リーフレタス栽培に利用すると、冬出し、初夏出し期間ともそのうち約13~34%が無機化すると予測される。堆肥1tを施用すると、堆肥から約3.1...
形状の違いによる農薬の残留性を考慮した安全なレタス類防除基準の作成
要約 結球レタス(以下、玉レタスと略記)と非結球レタス(以下、リーフレタスと略記)は形状が大きく異なるにもかかわらず、農薬登録上の区別はない。長野県農作物病害虫雑草防除基準(以下、防除基準と略記)に...
要約 トンネル支柱打ち込み機は、1人作業が可能であり、これを用いると2人で行う慣行作業に比べて延べ作業時間を50~65%削減でき、作業姿勢が改善され、心拍数増加率を20ポイント低くできる。 キーワード トンネ...
要約 レタス品種のコスタリカ4号(ロメインレタス)、晩抽レッドファイヤー(リーフレタス)およびパトリオット(クリスプヘッドレタス)を判別品種として用いると、レタス根腐病菌のレース判別が可能である。 キーワ...
要約 福岡県内の標高340m程度の中山間地域では、リーフレタスの3品種「フリルアイス」、「晩抽レッドファイヤー」、「レッドファイヤー」を組み合わせると、同一圃場で年5回どりが可能である。「フリルアイス」の...
中山間地域の冷涼な気温を活かしたリーフレタス「フリルアイス」の9月上旬どり
要約 福岡県内の標高340m程度の中山間地域において、リーフレタスの晩抽性品種「フリルアイス」を用いると9月上旬どりが可能である。10a 当たり施肥量は三要素で各12kg程度、裁植密度は5,900 株が適する。冬どり...
葉色が鮮やかな春・秋どり紅系リーフレタス新品種「長・野22号」
要約 紅系リーフレタス「長・野22号」は葉の緑及び紅色が鮮やかで、配色のコントラストがよく、草姿が立性のため株の形状がドーム形となる春・秋どりに適した品種である。 背景・ねらい 長野県における紅系リーフ...
要約 紙マルチは軟弱野菜の移植栽培に有効に導入できる。その利点は高温ストレスを回避して生育・品質を向上させること、片づけ作業が不要なこと、廃プラスチックを出さないことである。 背景・ねらい 省力化と...
土壌中のリン酸緩衝液可溶有機態窒素の実態と作物によるその吸収利用
要約 土壌中で無機化される窒素の供給源と考えられるリン酸緩衝液可溶有機態窒素は分子量8,000~9,000程度の比較的均一なタンパク様物質と推定され、ニンジン、 チンゲンサイはこれを直接吸収する可能性が高い。 ...