要約 カンキツ「カラ」は二次肥大が始まる直前の糖度が最も高い時期に収穫し、低温貯蔵することで高糖度を維持しながら、出荷時期を1ヶ月程度遅らせることができる。貯蔵時の庫内温度は5~10℃に保つのがよい...
要約 樹園地診断カルテは、非破壊選果データ等の生産販売実績を園地、生産者、支部、産地単位で集計し、集計結果に応じた対策コメントを表示する。生産者に対するきめ細かな栽培管理指導等には園地カルテや生産者...
要約 早生温州のハウス栽培において、8月に透湿性シートをマルチし、秋季にpF3以上に土壌を乾燥させることにより花芽分化が促進され、加温後の着花が増加する。 背景・ねらい 鹿児島県のハウスミカンの出荷期は7...
要約 鮮度保持フィルムグレードB又は、キュウリ出荷用フィルムにM~L玉20果を入れ、開口部を折りたたんで包装し、摂氏5度の低温で貯蔵すると、内容成分などの減少が少なく4ヶ月程度の長期貯蔵が可能である。 キー...
南西諸島における無着果樹カンキツ「南香」、「天草」の台木別地上部、地下部の発生周期
要約 無着果樹「南香」、「天草」は、ヒリュウ、カラタチ、シイクワシャーの各台木とも新梢は春・夏を中心に年間3回程度発生し、12月上旬に停止する。根は春から発生するが、秋に多く発生し、冬期でも発根は続い...
要約 樹園地管理システムは、各園地の非破壊選果・栽培管理・地理・土壌・農業経営・気象データで構成する属性データと、園地マップ、メッシュマップ、地形図等で構成する地図データを結びつけ、生産・販売対策、...
要約 非破壊選果機で選別した外観良好な品質保証果実は、品質保証なし果実に比べ、首都圏では3割高でも購入する人が多い(約48%)が、長崎県では1割高での購入希望にとどまる(約50%)。 キーワード 温州ミカン、...
中晩生カンキツ「はるみ」の露地栽培での収穫時期と浮皮防止技術
要約 中晩生カンキツ「はるみ」は、12月下旬に完全着色となり、糖度が12度を超える。12月下旬に収穫して常温貯蔵した果実は、1月下旬に収穫した果実と同等に品質が優れている。果実の浮皮は9月のカルシウム剤処理...
要約 無加温ハウス栽培による晩生カンキツ「南津海」の収穫適期は、3月中旬~4月中旬である。安定した果実品質を得るためには、葉果比は15~30とする。果実は湿度80~85%、温度8℃程度の条件下で約50日の貯蔵が可...
要約 「宮本早生」の珠心胚実生から育成された「紀秋早生」は、樹勢が中程度で、減酸が早い極早生ウンシュウである。育成地では、9月下旬~10月上旬が収穫適期である。 キーワード 品種、育種、極早生ウンシュウ...
周年マルチ点滴かん水同時施肥法導入に必要なウンシュウミカンの価格水準評価法
要約 周年マルチ点滴かん水同時施肥法を導入するには、追加費用が必要になるが、その費用を償う粗収益を獲得する高品質ミカンの価格は、出荷量、高品質ミカン割合、レギュラー品価格より求められる。 キーワード ...
要約 極早生及び早生温州に対し、5・6月の早期から透湿性フィルムを用い、被覆割合を70~90%とする部分マルチを収穫まで行うと、夏から秋季にかけて樹体に適度な水ストレスがかかり、秋季の多雨条件下においても...
要約 高しょう系ポンカンの施設栽培において、1月下旬から4月下旬まで加温し、満開後140日以降に土壌乾燥処理をおこなうと、11月中旬に高糖度の大果が収穫できる。収穫果はエチレン処理すると、11月下旬に完全...
「黄金柑」より大きく、果皮の滑らかな、さわやか味のかんきつ新品種「湘南ゴールド」
要約 「湘南ゴールド」は「黄金柑」に「今村温州」を交配し、育成したもので、4月に成熟する晩生かんきつである。果実は「黄金柑」より大きく、果皮が滑らかで薄い。「黄金柑」と同様の香りを有し、さわやかでフ...
要約 カンキツの選果場で稼働中の非破壊型選果機は、糖度の測定精度は高いが酸度については若干の問題がある。産地活性化のため、非破壊型選果機の特性を十分把握し、ばらつきの少ない果実販売と適正な栽培指導が...
早熟で食味が良く食べやすいミカン新品種候補「カンキツ興津 54 号」
要約 ミカン新品種候補「カンキツ興津 54 号」は、「E- 647」に「宮川早生」を交雑して育成したミカンである。オレンジ様の風味があり良食味である。皮むきがし易く、じょうのう膜が薄く、種子が少なく食べやす...
要約 「かごしま早生」は極早生温州「徳森早生」の珠心胚実生である。樹勢は強く、樹姿はやや開張する。果形はやや腰高のへん球形で、果肉色は濃い。減酸が早く、糖度が高い。食味良好である。収穫適期は9月中旬...
非破壊選果機選別ミカン(品質保証果実)に対する消費者の食味評価
要約 品質保証がない果実の食味評価は「うまい」が約24%、「普通」が約65%であるのに対し、非破壊選果機選別ミカン(品質保証果実)では、「うまい」との評価が約67%と高い。また、自家用消費には外観より食味重...
エチクロゼートによる施設栽培温州ミカン樹の秋芽抑制と着花向上効果
要約 施設栽培の温州ミカン樹は、秋芽が発生すると加温後の着花が少ない。夏季せん定樹で、新しょう緑化後に、エチクロゼートを散布すると秋芽の発生が抑制され、加温後の着花数が多くなる。長崎県果樹試験場・常...
要約 ハウスミカンの加温期間中にハウス内の炭酸ガス濃度を2,000ppmにすることにより、結果率が高まり、収量が増加し、果実の着色も向上する。鹿児島県果樹試験場・栽培研究室 背景・ねらい ハウスミカン栽培では...