施設栽培ビワ「長崎早生」のミツバチ授粉による果実肥大促進効果
要約 ビワ「長崎早生」の施設栽培において、開花期間にミツバチを放飼すると、早期に開花する花の受精が促され、種子数が増え果実肥大が向上する。また、収穫時期が早まる。なお、ミツバチ放飼は果実糖度に影響し...
要約 パスツーリア菌生息圃場を土壌病害虫防除のために太陽熱処理した後も、サツマイモネコブセンチュウ2期幼虫に対する胞子付着率は高い水準を維持する。太陽熱処理はパスツーリア菌胞子の生存に及ぼす影響が非...
要約 夏季のホウレンソウ栽培において被覆肥料を施用、耕起、畦立後に90度の熱水を60L/平方メートル処理し、直接播種することで化学農薬と同等の萎凋病防除効果、収量が得られる。 キーワード 熱水消毒、熱水少量...
エチレン作用阻害剤 1-メチルシクロプロペンによるカキ「刀根早生」促成栽培果実の軟化抑制
要約 カキ「刀根早生」促成栽培果実の早期軟化抑制には、脱渋のための炭酸ガス処理時にエチレン作用阻害剤である1-メチルシクロプロペンの同時処理で効果がある。 キーワード 1-メチルシクロプロペン、エチレン、...
要約 イチジク「桝井ドーフィン」のいや地被害を軽減するには、ネコブセンチュウの寄生に関わらず、樹の衰弱を抑制できればよい。選抜品種「Zidi(ジディー)」はネコブセンチュウ感受性ながら強勢であるため、い...
アメダス気象情報を利用したリンゴ黒星病発生予察情報提供システム
要約 アメダス気象情報を利用したリンゴ黒星病発生予察情報提供システムは、長野県内農政イントラネット(ALPSネット)の端末から、アメダス観測地点でのリンゴ黒星病発生予察情報を取り出すことができる。 背景...
ブドウ「巨峰」の展葉初期における黒とう病及び枝膨病の効率的防除体系
要約 ブドウ「巨峰」の生育初期に発生する黒とう病及び枝膨病に対して、頂芽の展葉2~3枚頃(4月中~下旬)にジチアノンフロアブル、展葉6~8枚頃(4月下~5月中旬)に有機銅フロアブル、さらに落花直後(5月中下...
要約 モモチョッキリゾウムシに対して強い病原力を示す黒きょう病菌系統 FRM119 を選抜した 。本系統の分生子を土壌に散布すると、土壌中で安定して生存し続けることから、本害虫の蛹化期を対象に長期にわたる防...
要約 CAB-02水和剤とトリフルミゾール、ペフラゾエート、チウラム・ベノミル水和剤を併用しても、もみ枯細菌病、苗立枯細菌病に対するCAB-02水和剤の防除効果および、ばか苗病に対する種子消毒剤の防除効果は維持...
ブルーベリーを加害する昆虫相とシャシャンボツバメスガに対する薬剤の防除効果
要約 ブルーベリーの幼木を加害する昆虫相の調査で採集されたのは、シャシャンボツバメスガ、マイマイガ、イラガ、リンゴドクガ、シャクガ類など、4目約30種である。シャシャンボツバメスガ幼虫に対するルフェヌ...
要約 面ファスナーに毛糸を絡ませたトラップとツルグレン装置の組合せにより、なし園におけるカブリダニ類のモニタリング調査を行うことができる。 背景・ねらい 在来天敵の消長及び種構成を把握することは、環境...
促成栽培ナスの総合防除でタイリクヒメハナカメムシと併用できる選択的殺虫剤
要約 ミナミキイロアザミウマの有力な捕食性天敵であるタイリクヒメハナカメムシに影響の少ない殺虫剤を明らかにした。これらの選択的殺虫剤とタイリクヒメハナカメムシを組み合わせることにより、促成栽培ナスで...
要約 複合交信撹乱剤を使用してリンゴの主要害虫防除を実施する場合、慣行防除体系下でフェロモントラップを用いてモモシンクイガ密度を調査する。年間約100頭以上捕殺される場合を多発園地とし、撹乱剤設置後1~...
要約 モモチョッキリゾウムシに対して強い病原力を示す黒きょう病菌系統FRM119を選抜した。この系統の分生子を土壌に散布すると、安定して生存が可能であり、土壌中で蛹化する本害虫の防除が長期間期待できる。 ...
要約 ナシ園において交信攪乱剤を用いることによってハマキムシ類やシンクイムシ類に対する防除回数が削減できる。さらに、副次効果として、ハダニ類やアブラムシ類の天敵が増加し、両害虫の発生量が抑制されるこ...
要約 各種疫病菌のrDNA-ITS領域の塩基配列をもとに種特異的なPCRプライマーを設計し、これを用いたPCRによるリンゴ果実腐敗を引き起こす疫病菌の簡易識別法を開発した。 背景・ねらい 日本国内において疫病菌は20...
要約 スタイナーネマ クシダイはコガネムシ類幼虫に対して強い殺虫力を示す昆虫病原性線虫である。この線虫の液体培地による大量増殖法と増殖線虫の低温保存法を開発した。 背景・ねらい 1984年静岡県浜北市の樹...
要約 複合交信攪乱剤を利用し、天敵保護を考慮した害虫防除体系により、ハダニ類の天敵であるカブリダニ類が保護される。優占種はケナガカブリダニで、その捕食によりナミハダニの生息密度抑制効果が認められ、殺...
要約 強稈、良質・多収で、成熟期が「日本晴」並の中生で、縞葉枯病抵抗性を有するうるち種の水稲「あさひの夢」を、「日本晴」に代えて奨励品種に採用する 背景・ねらい 岐阜県で昭和38年に奨励品種として採用さ...
要約 ももの鱗翅目害虫4種に対する性フェロモン剤(もも用複合交信撹乱剤)の実用性が確認された。本剤の利用により殺虫剤の散布回数は、慣行の6~8回から4回程度に削減でき、散布時期は4月中旬、5月上中旬、6月...