要約 かき「前川次郎」果実の生育日数の長さは、促成栽培では満開後70~79日および90~99日の気温と負の相関、130日以降の気温と正の相関があり、露地栽培では満開後110~129日の気温と正の相関がある。収穫時の...
要約 かき「前川次郎」は9月(満開後100~120日)以降、日中温度を30℃夜間温度を25℃にすることで、着色・成熟が抑制できる。 背景・ねらい かき「前川次郎」の歳末時期の出荷は収穫時期の分散、高収益化及び労働...
ビワ「涼風」「陽玉」の施設栽培における成熟日数、積算温度及び肥大特性
要約 ビワ施設栽培では、果実の成熟に要する日数と積算温度(開花から成熟までの日平均温度の積算値)は、「涼風」が136日、摂氏2137度、「陽玉」が142日、摂氏2266度である。果実肥大と温度との関係については、...
要約 1月上中旬からの被覆加温で「新秋」は7月収穫、「前川次郎」は8月収穫が可能である。かき促成栽培用品種としては「前川次郎」が結実性がよく安定している。 背景・ねらい 静岡県における甘がき栽培の品種は...
小型ハウスによるシアナミド剤を利用したオウトウの加温開始時期と収穫時期
要約 庄内地域で、小型ハウスを利用したオウトウ加温栽培を行う場合、シアナミド剤処理を組み合わせることにより、「紅さやか」で4月中旬、「佐藤錦」で4月下旬、「紅秀峰」で5月上旬に収穫が可能である。 背景・...
要約 イチジク「蓬莱柿」の果実は、収穫後の保冷温度が摂氏15度以上の場合は硬度が急速に低下するとともにペクチン分解酵素の活性が急速に高まり、食物繊維成分の中で不溶性ペクチン質含量が減少する。保冷温度が...
施設パパイヤ「サンライズソロ」における果実重の季節的変動の要因
要約 施設パパイヤの果実重の季節的変動には、開花時期の温度変化に伴う種子数の増減が関与している。小玉果の要因となる種子数の減少には、柱頭~葯間距離の拡大による受粉機会の減少と花粉発芽率の低下が関係し...
ぶどう「巨峰」の二期作・二度切り栽培の生産安定に必要な前作と本作の展葉間隔
要約 ぶどうの二期作栽培や二度切り栽培は1年に2回せん定する。「巨峰」では、新梢の生育と花穂の着生を良好に保ち、生産を安定させるには、前作の展葉始めから本作の展葉始めまでの日数が二期作栽培で170日、二...
要約 アイガモヒナを、鶏ヒナに準じた温度管理で飼育すると育成率が高い。水田雑草に対する除草効果に薩摩鴨と市販合鴨とで差異がない。ブロイラー用飼料の給与が肥育に有効である。薩摩鴨の産卵率およびふ化率は...
日本なし「幸水」の施設作型における燃料消費量の算出法と効率的な温度管理への応用
要約 日本なし「幸水」の施設作型において施設内外温度差と燃料消費量の関係から暖房経費の予測をすることで、一定の収穫期における最も効率的な温度管理法(加温開始期、温度設定)の選択が可能となる。 背景・...
サツマイモネコブセンチュウのトマト抵抗性品種打破系統の出現と新対抗植物
要約 サツマイモネコブセンチュウのトマト抵抗性品種打破系統が道内2か所の加温栽培ハウスで確認された。これらのハウスでは抵抗性品種の栽培頻度が高かった。新対抗植物として、ソルガム「SS701」及びギニアグ...
要約 日本なし「幸水」の施設栽培における夏季高温時に、細霧冷房によって棚面温度を3~6℃低下させることができる。 背景・ねらい 日本なし「幸水」の施設栽培では、夏季の施設内温度が高温になり、呼吸の増加に...
要約 日本なしの4品種について施設栽培への適応性を「幸水」と比較した結果、早熟性の面で「喜水」及び「筑水」が、花芽の着生の面で「ゴールド二十世紀」が特長を有する品種として選択された。 背景・ねらい な...
要約 理論的な発育速度モデルを応用し、温度と日本なし「幸水」の生態変化の関係を解明し、高精度の開花期、成熟期予測を可能にした。その結果、施設栽培において、作型のシミュレーションができるようになった。...
要約 かき「前川次郎」の施設栽培において、被覆から開花までの最低気温を20℃に保つことが、作期前進に有効である。果実発育期においては、最低気温を高めることによる発育促進効果は小さいことから、15℃を越える...
要約 オウトウの加温ハウス栽培において高品質果実を安定的に生産するため生育ステージに応じた温度管理法が明らかになった。特に被覆から開花期間までの温度を低めに管理することにより結実安定できる。また、果...
要約 ビワ新品種「陽玉」は「茂木」に「森本」の花粉を交雑して育成した。果実は橙黄色・大果で外観が優れ,果肉は柔軟多汁で,糖酸のバランスがよい良食味の中生品種である。 背景・ねらい
ビワの栽培品種は...