要約 水田農業におけるゼロエミッション(廃棄・排出物ゼロ)を目指して、もみ殻ガス化残渣を有効利用するために水稲用農薬の系外流出防止技術を開発しました。この技術を組み込むことで、CO2削減などに寄与する米...
要約 穂揃期の稲体の窒素栄養状態を示す窒素保有量や葉色に気象要因を加味した玄米タンパク含有率の予測式と玄米の充填示数から、玄米タンパク含有率と品質を良好に保つための穂揃期の葉色の範囲を籾数レベルごと...
要約 中山間地域における有機質肥料栽培では、100%有機肥料、特栽用50%有機肥料やペレット牛糞堆肥を用いても化成肥料並みの収量が得られる。穂肥を出穂前20日および30日に施用しても収量は同程度である。米ぬか...
要約 道南地域の水稲中生品種直播栽培指標は、目標収量500kg/10aの場合、窒素施肥量は、全層、全層+側条施肥各々、低地土8、7~8、泥炭土5.5、5㎏/10aである。損益分岐収量は移植と直播の併用(3ha)、全面(12ha...
要約 水稲品種「ヒノヒカリ」は、登熟温度が26~27℃以上の高温になると、収量は低下し、心白や乳白米、基部未熟粒が増え検査等級は低下する。6月下旬に遅植えすることで、収量や食味の低下はなく、検査等級は向上...
要約 在来「毛馬」キュウリの果実の苦み発現は、果梗部に近い果実上部が中部、下部に比べ強く、果皮や肉部に発現する場合がある。苦みには系統間差があり、「新土佐」への接ぎ木で軽減されるが、化成肥料と 有機...
キーワード モモ、根域制限、育苗マット、細根更新、樹勢維持 背景・ねらい モモの根域制限栽培において問題となる樹勢衰弱は、ポット内の根詰まりが原因と考えられる。そこで、樹勢維持を図るためにポットの培養...
スイカトンネル栽培における被覆肥料を用いた窒素の大幅な減肥技術
要約 スイカトンネル栽培において、被覆肥料(リニア型70日タイプ)を全量基肥として用いることにより、施肥窒素利用率が向上し、施肥窒素量を標準施肥量の50%低減しても収量、品質が確保できる。また、跡地の土...
疫病圃場抵抗性が“強”で無農薬栽培等に向く生食用ばれいしょ新品種候補「北育8号」
要約 ばれいしょ「北育8号」は、中生の生食用系統である。疫病圃場抵抗性は“強”で、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を持つ。収量性は「男爵薯」「花標津」よりも高い。上いも平均一個重は「男爵薯」並で「花標...
エダマメ‘秘伝’の収量、食味に対する被覆尿素および加里の培土期追肥の効果
要約 エダマメ‘秘伝’に被覆尿素または加里を培土期追肥することにより、総莢数や商品莢数が増加し増収する。さらに、食味も向上する傾向にある。 キーワード エダマメ‘秘伝’、追肥、被覆尿素、加里、食味 背景・...
要約 促成栽培用イチゴ新品種「ゆめのか」は、大果・多収で、糖度と酸度が共に高く良食味で、果肉が多汁質で果皮は硬いため流通適性が高い、また、草勢強くて栽培容易であるなど、優れた特性を有する。 キーワー...
要約 飼料イネ栽培における成型牛糞堆肥の窒素利用率は施用年で10%程度で、残効のため堆肥約2kg/m2の3年連用によって化学肥料無施用でも化学肥料施用時と遜色ない収量が得られる。堆肥施用によって、跡地土壌では...
早播に適した小麦に対する子実タンパク質増加のための被覆尿素の施用法
要約 灰色低地土で早播に適した小麦「イワイノダイチ」に対し、溶出期間が30日のリニア型とシグモイド型の被覆尿素を速効性肥料と組み合わせて全量基肥施用すると、収量は慣行と同等以上となり、子実タンパク質は...
要約 水稲「ヒノヒカリ」の全量基肥栽培では、シグモイド型100日タイプの被覆尿素肥料の配合割合を増やすか、窒素溶出開始の遅いシグモイド型120日タイプの被覆尿素肥料を使用することで千粒重が向上する。 キー...
要約 地温25℃温度変換日数を生育スケールとする稲体の窒素吸収パターンは、「幼穂形成期の窒素保有量Nx1」と「幼穂形成期から穂揃期までの窒素吸収量Nx2」により特徴づけることができ、これらを変数とする重回帰...
要約 水稲「関東209号」は本県において10月上旬に収穫する中生品種である。短稈で耐倒伏性が強く、粘りがあり良食味なので、奨励品種に採用する。 キーワード 水稲、奨励品種、関東209号、良食味、中生品種
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要約 極早生温州「かごしま早生」の産地の葉中窒素の平均は約3%で基準値(2.7~3.2%)以上が全体の19%でみられ、やや高い傾向にある。 キーワード かごしま早生、葉中窒素含量 背景・ねらい 「かごしま早生」は9...
要約 「宮崎N2号」は、果実が1人が1回に食べる適量と予想される大きさの品種である。雌花の着生数が多く、収量は通常の品種に比べて多い。普通栽培および半促成栽培に適する。 キーワード ニガウリ、育種、F...
単為結果性トマト‘ルネッサンス’の遺伝特性を利用した省力栽培技術
要約 ‘ルネッサンス’は、省力で効率的な施肥法、摘果、6段摘心及び粗植を組み合わせた栽培体系により、作業時間を短縮し、果実品質の安定した栽培が可能となる。 キーワード 単為結果性、トマト、省力栽培
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要約 南東北の2月上旬以後の寒締め処理で、アブラナ科、キク科、アカザ科の各野菜の糖度は上昇する。生育、外観、食味等による南東北での寒締め適応性は、コスレタス「コスタリカ2号」、ホウレンソウ「サラダボウ...