要約 水稲品種「つくし早生」の生育ステージ毎の稲体窒素吸収量を幼穂形成期8kg/10a、穂揃期11kg/10a、成熟期12kg/10aとすると穂数350本/m2、籾数2.7万粒/m2が確保でき、かつ玄米タンパク質含有率を良食味米の目...
要約 コシヒカリの愛知式不耕起播種機による直播栽培では、チウラム水和剤による種子粉衣(乾もみに0.5%湿粉衣)によって土壌中の種子の生存率が高まり、2月中旬から4月中旬まで播種期前進しても出芽・苗立ちが安...
要約 強稈、良質・多収で、成熟期が「日本晴」並の中生で、縞葉枯病抵抗性を有するうるち種の水稲「あさひの夢」を、「日本晴」に代えて奨励品種に採用する 背景・ねらい 岐阜県で昭和38年に奨励品種として採用さ...
要約 沖積砂壌土における、5月上旬植コシヒカリ稚苗栽培の育苗箱全量施肥の適量は、慣行施肥窒素量の70%である。本施肥量で慣行施肥並みの収量が得られ、食味値も向上する。 背景・ねらい 米の産地間競争の激...
要約 水稲品種「ヒノヒカリ」は、同熟期の「ミヤコ95」よりやや多収で良質・良食味の中晩生品種であるので府南部の山城地域平坦地向きに奨励品種として採用する。 背景・ねらい 京都府南部山城地域における稲作...
要約 半湿田および乾田で稲わらの秋鋤込みを継続すると、土壌有機物含量を当初水準に維持でき、稲わら堆肥1t/10a連用の代替となる。また、珪カルおよび熔リンとの併用によって、水稲の生育収量が安定し、稲作時の...
パソコンを用いた水田土壌養分状態の診断および地図表示システム
要約 パソコンを使って、水田土壌の理化学性測定値から養分状態を診断し、土づくり対策処方箋を作成するシステムである。土壌養分状態、施肥量および収量・品質項目の分布を地図表示でき、地域の総合的な土づくり...
要約 水稲普通期栽培ヒノヒカリの玄米窒素含有率の低減を目的に施肥法の検討を行った結果、追肥を慣行の穂肥2回から出穂18日前の1回のみとすることにより、収量、千粒重および施肥窒素利用率は慣行施肥法とほぼ同...
要約 「キヌヒカリ」の品質低下要因のひとつである心白粒の発生を抑えるためには、千粒重が過度に大きくならないようにする必要があり、そのためには㎡当たり籾数を28,000粒程度確保することと遅い穂肥を施用しな...
要約 籾当たりの穂揃期窒素吸収量(窒素吸収量/m2当たり籾数)、または登熟期の籾重当たりの窒素吸収量(窒素吸収量/m2当たり籾数/千粒重)が増加すると米の粗蛋白含量は増加する。 背景・ねらい 米の蛋白含量は各年...
要約 播種溝条施方式の水稲不耕起直播栽培では、「コシヒカリ」はLP70、LP100及びLPS80を3:2:5、また、「あいちのかおり」・「葵の風」はLP140とLPSS100を4:6に配合した被覆尿素肥料を用いることにより、移植栽培...
要約 1箱当たり200~250gのシリカゲルを育苗箱の床土に混和すると、乾物重が重く、充実度、発根カの高い水稲苗が育苗でき、初期生育の確保に効果的である。 背景・ねらい 近年、水稲の収量・品質・食味の年次変動...
要約 萎黄病抵抗性と黒腐病抵抗性を有し、在圃性が高く、大規模栽培が可能な高冷地の夏秋どりに適するキャベツの複合病害抵抗性F1品種`つまみどり'をカネコ種苗(株)と共同で育成した。 背景・ねらい 高冷地にお...
砂質浅耕土水田における塩化カリウムの施用と水稲の施肥窒素利用率
要約 砂質浅耕土水田では、基肥として全層施用した窒素の水稲による利用率は、塩化カリウムの施用で低下するが、リン酸カリウムの施用では影響されない。また、水稲の窒素吸収力の大きい穂肥時期では、塩化カリウ...
コシヒカリの全量基肥施肥法による乳白粒の発生軽減と玄米品質の向上
要約 速効性肥料と肥効調節型被覆肥料を組み合わせたコシヒカリの全量基肥施肥法により、強勢頴花の割合を高めて不稔籾や乳白粒の発生を軽減し、玄米品質を向上することができる。 背景・ねらい 米の産地間競争が...
要約 5月上旬移植の早植え栽培の水稲「ゆめひたち」では、基肥窒素量を「コシヒカリ」と同じとし、出穂20日前に窒素成分でa当たり0.3kg追肥する施肥法により、安定した収量及び良食味米が得られる。 背景・ねらい...
要約 極早生で耐冷性強く、良食味で安定多収の水稲「信交488号」を育成し、長野県で奨励品種に採用予定である。良食味の特性を生かし、高位良質安定生産を行うためには、作期・栽植密度とも標準植がよく、基肥量...
稲わらの秋鋤込みによる窒素流出負荷の軽減効果と微生物バイオマス窒素の評価
要約 水田で稲わらを秋期に鋤込むと、土壌微生物バイオマスが増加し、非作付期の硝酸態窒素の流出負荷を軽減できる。一方、水稲作付期には、微生物バイオマスから窒素が放出され、施肥節減が可能で、生産安定と玄...
要約 水稲の窒素吸収は、作土深が深くなるほど生育後期に増加する。このため、玄米収量を向上させ、玄米窒素濃度を低下させるためには、作土深15cmを基準にとると、作土が浅い場合は、基肥、追肥の増肥が、深い場...
要約 良食味水稲の早生品種「どんとこい」、「愛知93号」、中生品種「ヒノヒカリ」及び晩生品種「かりの舞」を乾田直播栽培した場合、いずれの品種も移植栽培に比べ短稈で一穂籾数が少なく、収量は低くなるが、耐...