要約 豚のNOD2遺伝子の特定の遺伝型はウイルス感染症における斃死を有意に抑制でき、豚の抗病性改良のためのDNAマーカーとしての利用が可能である。 キーワード 豚、抗病性、パターン認識受容体、DNAマーカー、豚...
要約 豚抗病性の遺伝的改良のために、リボヌクレアーゼL(RNASEL)遺伝子のプロモーター型をDNAマーカーとして種豚選抜を行い、RNASELの遺伝子発現の増加を通じて白血球貪食能を向上させることが可能である。 キー...
要約 豚NLRP3遺伝子の2906番目の一塩基多型(A2906G)は、細菌感染症に対するワクチン接種後の有効性と関連しており、この多型を種豚選抜時のDNAマーカーとすることで、ワクチン応答能を指標とした豚の抗病性改良が...
サルモネラ認識能が低下するTLR5一塩基多型(C1205T)の簡易検出法
要約 サルモネラのべん毛およびサルモネラ菌体の認識を低下させる豚Toll様受容体5(TLR5)の一塩基多型(C1205T)を簡便に検出するための、アリル型特異的プライマーPCR(ASP-PCR)を開発する。 キーワード サルモネラ...
要約 金華豚×デュロック種の交雑F2個体における背腰長に関連するQTLを対象とした両方向のマーカーアシスト選抜により、F3産子の背腰長に有意な差が見られる(p0.01)。このことから、上記交雑家系における背腰長...
要約 ブタ第4染色体に検出された筋肉内脂肪含量QTLにおいて、金華豚型アリルはデュロック型アリルと比較し、筋肉内脂肪含量を増加させる効果がある。 キーワード ブタ、DNAマーカー、QTL、筋肉内脂肪 背景・ねら...
デュロック種に導入された金華豚シェアバリューQTL領域の効果
要約 マーカーアシスト導入法によりデュロック種へ導入した金華豚のシェアバリュー(肉の柔らかさ)QTLは、110kgでのと殺においても、肉を柔らかくする効果があり、と殺1週間後でも有意に肉を柔らかくする。 キー...
ブタの親子判定のためのマイクロサテライトマーカーセットの作製
要約 本研究で選定およびPCRマルチプレックス化したマイクロサテライトマーカーを用いることで、デュロック種をとめ雄としたLWD三元交雑豚の親子判定を行うことができる。 キーワード ブタ、マイクロサテライトマ...
要約 金華豚のシェアバリュー(肉の柔らかさ)QTLをマーカーアシスト導入することにより、デュロック種は肉が柔らかくなる。 キーワード ブタ、DNAマーカー、QTL、肉質、シェアバリュー 背景・ねらい これまでの...
要約 金華豚とデュロック種の交雑家系におけるQTL解析により肉の柔らかさに関与するQTLが検出され、金華豚由来の対立遺伝子が肉をより柔らかくする効果を持つことが認められた。このQTL領域を対象として、連続的...
要約 マーカーアシスト導入法により金華豚のシェアバリュー(肉の柔らかさ)QTLをデュロック種へ導入したところ、金華豚型アリルはデュロック型アリルと比較し、肉を柔らかくする効果があることが明らかになった...
要約 静岡県のフジヨークに特異的なミトコンドリアDNA塩基配列多型を検索し、その多型をPCR-RFLP法により判別することで、フジヨークをその他の豚と判別する。 キーワード ブタ、ミトコンドリアDNA、非コード領域...
ブタ背脂肪厚に関与する遺伝子の存在領域を第7染色体動原体付近に限定した
要約 ミニブタと梅山豚の組み合わせによる3世代256頭からなる実験家系について74マーカーを用いて遺伝子型判定を行い、このうち信頼性が高く十分な情報量を持つ34マーカーを用いて183.5cMにわたる正確な連鎖地図...
要約 近交度の異なる雄の混合精液を雌豚に人工授精し、その産子についてDNAマーカーによる親子鑑別をおこなうことにより、母体の影響を除いて子豚の近交度を正確に評価ができる。 キーワード 近交、DNAマー...
要約 小笠原諸島に固有の絶滅危惧種オガサワラグワの繁殖動態を調べた。遺伝マーカーを使って、成木では、父島の73%、母島では48%が導入種シマグワとの雑種、弟島の1集団のみ純血、と判定した。また、母島の実...
DNAマーカーによるウシ筋肉肥大(Double-muscling)原因遺伝子の判定
要約 日本短角種にみられたウシ筋肉肥大(通称豚尻)について、原因遺伝子を解析したところ、欧米で報告されているミオスタチン遺伝子の11ヶ所の変異のうち1箇所の変異(欠失)が原因であることが明らかとなった。そ...
要約 中国豚とヨーロッパ改良種の交雑により豚の実験家系を作出した。DNAマーカーを用いて連鎖解析をおこない、101マーカーにより連鎖地図を作製した。F2世代の形質を調査し、ML家系における測定値と連鎖地図を用...
梅山豚とゲッチンゲンミニ豚の交雑家系を用いた量的形質関連遺伝子座のマッピング
要約 梅山豚とゲッチンゲンミニ豚とのF2交雑家系を用いて発育や背脂肪の厚さ,臓器重量などの形質に関与する遺伝子座の位置をインターバルマッピング法によって解析した。その結果,背脂肪の厚さ,乳頭数,生時体重,4...
梅山豚とゲッチンゲンミニ豚の交雑家系を用いた連鎖地図(ToNMap)の作製
要約 梅山豚とゲッチンゲンミニ豚との交雑家系を用いてDNAマーカーの連鎖地図を作製した。マーカー数は243個、全長2562cM、平均間隔11cMである。 背景・ねらい 豚の肉質、繁殖性、抗病性などを左右する遺伝子...
要約 DNAマーカーを用いて遺伝的特性を検出する遺伝的モニタリングは、個体識別や親子判定等に利用できるため有用である。そこで、人工授精供用の種雄豚について遺伝的モニタリングを実施したところ、数マーカー...