羊・山羊の扁桃からの異常プリオン蛋白質検出法のサーベイランスへの応用
要約 羊スクレイピーでは異常プリオン蛋白質(PrPSc)が中枢神経系に加えて、リンパ組織にも蓄積することが知られている。リンパ組織からのPrPScの迅速検出法を開発し、我が国のサーベイランスに応用している。 ...
要約 子豚期用飼料にサトウキビ抽出物20%含有資材を1%添加して肥育豚に給与すると、細胞性免疫増強効果が認められる。 キーワード サトウキビ抽出物、肥育豚、抗菌性物質、免疫増強 背景・ねらい 畜産物の安全...
名古屋種の鶏の飼料への乳酸菌およびオリゴ糖添加による免疫増強効果
要約 名古屋種の鶏に乳酸菌およびオリゴ糖を飼料添加(乳酸菌区)すると、抗体産生能では、最も高い抗体価は対照区より乳酸菌区は高い傾向が見られる。遅延型過敏反応では、乳酸菌区は対照区より有意に腫脹差が大...
要約 飼料に緑茶資材を添加して地域特産鶏(駿河若シャモ)に給与すると、免疫増強効果・ストレス抑制効果が認められる。また官能試験においても評価が高く、高付加価値肉用鶏生産技術として利用できる。 キーワ...
分離宿主に関連した反芻獣病原細菌Histophilus somni遺伝的相違
要約 ウシやヒツジの髄膜脳脊髄炎、肺炎、生殖器疾患等の原因菌であるHistophilus somni にはRNAポリメラーゼβサブユニット遺伝子(rpoB)の分子系統樹においてヒツジ由来株で形成されるサブグループが存在し、この...
要約 異常プリオン蛋白質(PrPSc)はプリオンの主要な構成成分で、蛋白質分解酵素処理によりPrPcoreと呼ばれる断片を形成する。牛海綿状脳症(BSE)とスクレイピーPrPcoreのN末端の解析により、両者の性状が異な...
要約 乳酸菌「畜草1号」製剤を添加した稲わらロールベールサイレージでは、発酵品質が向上し、カビ発生による損失率も減少する。またメン羊への給与により、サイレージの嗜好性が向上し、腸内菌叢が改善される。 ...
六フッ化イオウを用いて測定した反すう家畜からのメタン発生量の精度と代謝エネルギー摂取量算出への利用
要約 六フッ化イオウをトレーサーとして利用して測定した反すう家畜からのメタン発生量は、開放型呼吸試験装置により測定した値と有意差がなく、代謝エネルギー摂取量測定にも十分利用できる。 キーワード ウシ、...
要約 2002年我が国で山羊関節炎・脳脊髄炎の初発例を確認した。国内における本疾病の感染状況を調べるため、寒天ゲル内沈降試験、PCR、シンシチウムアッセイ及び間接蛍光抗体法による診断法を確立した。 キーワー...
要約 稲発酵粗飼料の刈取適期は人工乾物消化率の高い黄熟期である。また、稲発酵粗飼料の可消化粗蛋白質はDCP=1.2×CP含量-4.3、可消化養分総量はTDN=1.1×OCC含量+2.0×Oa含量+0.9×Ob含量-44.2の推定式により求める...
サトウキビ抽出物を利用した伊勢赤どりの抗菌性物質無添加飼料給与技術
要約 伊勢赤どりにサトウキビ抽出物を20%含有する市販資材を0.05%添加した飼料を給与することにより、細胞性免疫の増強効果と鶏腸管内サルモネラ増殖抑制効果が認められる。 キーワード サトウキビ、肉用鶏、抗菌...
要約 名古屋種の鶏にキトサンを飼料添加(0.25%、0.5%、1%の3区分:キ添加区)すると、抗体産生能では、最も高い抗体価は対照区よりキ添加区は高い傾向が見られる。遅延型過敏反応では、0.25%及び0.5%のキ添加区...
めん物性に関与するグルテニン蛋白質遺伝子Glu-D1fアジアにおける地理的分布と日本への小麦伝播経路
要約 〔良いめん物性に関与するグルテニン蛋白質遺伝子Glu-D1fのアジア地域における地理的分布から、日本への伝播経路は、a...
要約 NRC2001年版で採用された可消化成分の加算によるTDN推定式は、酵素分析分画に基づく現行式に比べて、オーチャードグラスでは推定精度が低いもののチモシーおよびマメ科牧草については推定精度が高く、北海道...
要約 緑茶および麦茶飲料残渣を乾物比10%、20%および30%の割合で配合したTMRサイレージの発酵品質は良好である。栄養成分や消化性を偏らないため、茶系飲料残渣の配合割合は20%以下が適切である。 キーワード...
要約 ルーメン微生物により嫌気的なメタン酸化反応が引き起こされるものの、量的にはメタン産生量の0.5%以下と微少なものである。この酸化に伴う電子受容反応としては、硫酸還元が共役している。 キーワード ...
要約 フレーバー(味と匂い)を添加した飼料に対する嗜好を学習させることによって、同じフレーバーを添加した他の飼料の嗜好性を高めることができる。しかし、匂いのみに対する学習では、同様の効果は得られない...
天然放射性核種210Pbは乾燥地草原での風食を示す指標として有効である
要約 砂漠化に直面する乾燥地域の放牧試験区では、放牧圧が大きく、地表面が攪乱され風食を受けているところほど、土壌表層部に含まれる210Pb濃度が低いことから、風食を示す新しい指標として,天然由来の放射性...
要約 肉用鶏に乳酸菌等を含む市販微生物資材Pの0.2%添加飼料を給与することにより、液性免疫の増強効果と鶏腸管内サルモネラ増殖抑制効果が認められる。 キーワード 肉用鶏、微生物資材、抗菌性物質、無添加飼料...
要約 抗菌性物質無添加飼料に緑茶抽出物乾燥粉末を0.05%添加して静岡型地域特産鶏肉駿河若シャモに給与すると、免疫増強効果が認められる。また経済性においても抗菌性物質添加区と差が無く、抗菌性物質の代替と...