要約 飼料中に存在する動物由来DNAを検出するために、散在性反復配列であるSINEおよびLINEの塩基配列を用いてPCRプライマーを作成した。本方法では飼料中に0.01%肉骨粉が混入した場合でも検出が可能である。 キ...
成畜の肥育は筋肉の不溶性コラーゲンを減少させて食肉を軟らかくする
要約 成畜(4歳以上のヤギ)を肥育することにより、肥育しない場合と比較して筋肉内の脂肪含量が増加し、不溶性コラーゲン含量が低下することにより、食肉の硬さが改善される。 キーワード 肥育、コラーゲン、加...
日本で分離された口蹄疫ウイルスO/JPN/2000株の動物に対する病原性
要約 口蹄疫ウイルス日本分離株(O/JPN/2000)を種々の偶蹄類動物に接種し、その病原性や水平伝播あるいは接触感染の有無について検討した。本株は豚に典型的な症状を示し、接触感染も起こしたが、反芻動物に対し...
要約 我が国で初めて山羊関節炎・脳脊髄炎を診断した。特徴病変は、非化膿性増殖性関節炎、非化膿性乳房炎およびリンパ球の過形成を伴う間質性肺炎であり,これらは病理組織学的診断指標となる病変である。 キー...
要約 牛流産胎子の各臓器におけるネオスポラ原虫の検出率を調べ、ネオスポラ症の免疫組織化学的診断にあたっては、脳、腎臓、舌および脊髄等を検査する必要があることを明らかにした。さらに、ネオスポラ症の免疫...
要約 防火帯づくりが困難なススキ優占の急傾斜草地において、およそ10a(防火帯の長さ約100mに相当)あたり3頭のヤギを夏季に3ヶ月間放牧することにより、地上部現存量を約2割まで低下させ、安全かつ省力的に防...
脂肪含量の高い製造副産物の給与による肉用育成雌牛からのメタン産生抑制
要約 給与飼料中に脂肪含有率の高いビール粕、トウフ粕あるいは生米ヌカを適正に用いることにより、育成期の黒毛和種雌牛からのメタン産生を抑制することができる。 キーワード 動物栄養、肉用牛、脂肪質飼料、生...
要約 傾斜棚田地域では、稲作の継続に加えて、野菜・花きなど集約作目の担い手組織、山羊利用による放棄地の省力的管理体制など、技術導入等を契機とした担い手組織の重層的育成による営農システム再編が集落活性...
フロルフェニコール耐性を指標としたSalmonella Typhimurium DT104の簡易スクリーニング法
要約 近年欧米において問題化しているSalmonella Typhimuriumファージ型DT104の簡易検出を目的としてDT104に特徴的なフロルフェニコール耐性を利用した検出法を開発したところ,ファージ型別結果との相関性も高く...
要約 遊休化した棚田に山羊放牧技術を導入することにより、土壌を保全しながら植生を管理することができ、遊休地を利用した果樹や小家畜等の生産も可能となる。 キーワード 遊休棚田、雑草管理、土壌保全、山羊 ...
要約 鹿舎と牛舎においてはシナハマダラカが最も多く捕獲され、アカイエカ、ヤマトヤブカが続いた。これらの蚊はシカとウシ両方から吸血した。シナハマダラカにアカバネウイルスを接種したところ20日以上、虫体内...
要約 四国山間棚田地域では定住条件向上のため,作業受託組織化で稲作の担い手を育成する一方,高齢者や女性による集約作目の多品目生産を進める組織や農地の維持管理を担う組織を,多世代構成を活かして重層的に...
要約 開発した装置は、湧水を取水・ろ過・貯水したのち、落差を利用して育苗ハウス内に送水し培地を冷却できる。安定した低水温が得られるため冷房コストが低減でき、中山間傾斜地の高温期における花き等の低コス...
要約 遊休棚田に繁茂したススキ,イタドリ,クズ等の強勢雑草は,10アールあたり7~8頭の山羊を放牧することにより,約1か月で抑制することができる。その後,1~2頭で放牧を継続すると,約50㎝以下の低草高...
反芻動物のCLAはトランスバクセン酸からの不飽和化が主要蓄積経路である
要約 反芻動物への共役リノール酸(CLA)供給は、飼料中の高度不飽和脂肪酸がルーメン微生物によりトランスバクセン酸(t11-C18:1)に変化し、消化吸収され脂肪組織に移行し、そこでの不飽和化による生合成が主要...
要約 遊休棚田に10アールあたり7~8頭の山羊を放牧することにより,繁茂したススキ,イタドリ,クズ等の雑草を,約1ヶ月で抑制することができる。その後は,1~2頭で放牧を継続すると,約50㎝以下の低草高の...
シバヤギの視床下部室傍核におけるノルエピネフリン放出量の変動
要約 視床下部室傍核へのノルエピネフリン放出量は、ラット同様、反芻動物のシバヤギでも末梢への血糖利用阻害剤の投与や拘束ストレスに反応して顕著に増加する。 背景・ねらい 反芻動物の中枢機能の解明は、飼養...
ヤギ視床下部正中隆起部で観察される生理機能に関連する神経活動
要約 ヤギの視床下部正中隆起部に慢性的に電極を挿入し、多ニューロン発射活動を覚醒下で連続的に計測すると、ストレス反応や生殖機能の調節などの生理機能に関連する神経活動がリアルタイムに解析できる。 背景...
要約 牛舎と鹿舎においてはシナハマダラカが最も多く捕獲され,アカイエカ,ヤマトヤブカが続いた。これらのカはウシとシカ両方から吸血した。シナハマダラカにアカバネウイルスを接種したところ20日以上,虫体内...
要約 制限給餌により体重が一定でと殺日齢が異なるミヤギノポーク(LWD)では、豚肉の柔らかさはと殺日齢が約30日と60日増加すると8%~19%硬さが増す。また、肉の柔らかさはロースの部位で異なり、第5-6胸椎部位が...