要約 チゼル有芯部分耕による大豆の狭畦栽培は、1.2~2.0km/hで播種が可能で、作物が土壌表面を被覆することで雑草の繁茂を抑えることができる。疎播で倒伏程度が小さく、最下着莢節位が高くなり、収穫作業を良好...
穂ばらみ期耐冷性が強く多収の業務用米に適する水稲新品種「雪ごぜん」
要約 「雪ごぜん」は、"やや早"に属する粳種である。穂ばらみ期耐冷性は"かなり強"で、精玄米収量は「きらら397」より多い。食味は「きらら397」並である。 キーワード イネ、耐冷性、多収、業務用米、雪ごぜん ...
要約 東北地域における水稲品種・系統の高温耐性を評価するため、ガラス温室で高温条件の栽培を行い、高温耐性の基準となる品種・系統を選定した。検定基準品種は登熟期間の気温条件が異なる熟期に分けた15品種・...
寒地向けでやや早熟期の極多収飼料用米水稲新品種候補系統「北海327号」
要約 「北海327号」は北海道での出穂期が"やや早" に属する粳種である。粗玄米収量が多く、穂ばらみ期耐冷性が強いため飼料用米の安定生産に適する。 キーワード イネ、多収、耐冷性、耐倒伏性 背景・ねらい 北海...
寒地向け多収・低アミロース米水稲新品種候補系統「北海324号」
要約 「北海324号」は北海道での出穂期が"やや早"に属し、Wx1-1とqAC9.3の2つの低アミロース遺伝子を持つアミロース含有率が約10%の系統である。炊飯米は粘りが強く良食味であり、玄米ご飯やい...
プラウ耕・グレーンドリル播種による稲-麦-大豆の2年3作輪作体系
要約 耕起にスタブルカルチ、播種にグレーンドリルを用いる本体系を仙台平野津波被災圃場で実証した平均収量は、水稲乾田直播533kg/10a、小麦403kg/10a、狭畦密植大豆226kg/10aであり、60kg当たり費用合計は東北...
要約 「つきあかり」は、極めて食味が優れる水稲粳品種である。収量性に優れ、炊飯米の外観が良いため、弁当等の用途への利用が期待される。寒冷地南部では早生に分類され、中生の主力品種「コシヒカリ」との作期...
シハロホップブチル抵抗性ヒメタイヌビエにおける多除草剤抵抗性と有効な除草剤
要約 岡山県の水稲乾田直播栽培で確認されたシハロホップブチル抵抗性ヒメタイヌビエには、代替除草剤として使用されるペノキススラムにも抵抗性を示す系統がある。その防除にはビスピリバックナトリウム塩などが...
要約 水稲の催芽種子を代かきと同時に浅層土中に散播することにより、無コーティングでも十分な苗立率が得られる。播種作業は一人で可能であり、播種時間は30aが約1時間である。全刈収量は同地域の鉄コーティング...
FOEAS導入圃場で不耕起播種機を用いた低コストな水稲・小麦・大豆輪作体系
要約 FOEASを導入した大規模営農において、高能率な大型不耕起播種機の使用、事前の耕起・整地による水稲乾田直播、小麦の追肥重点施肥、大豆の不耕起播種等を用いた技術体系により、全算入生産費を慣行対比で稲...
北部九州におけるべんがらとモリブデン化合物で種子を被覆した水稲湛水直播
要約 北部九州において、べんがらとモリブデン化合物などの混合粉を被覆した水稲種子を湛水土壌中に直播することで、従来法に劣らない十分な苗立ちと収量が得られる。従来法に比べて被覆資材量が少ないため、被覆...
要約 白ボルタ川上流域(ガーナ)の氾濫低湿地における天水直播水稲の収量は、河川からの距離で大きく異なり、かつ年次間変動も大きい。このような環境下でAmankwatia、Bodia、Sakai(いずれもガーナ在来品種)、...
要約 [ポイント]
要約 機関出力35kW(47PS)程度の4条刈自脱型コンバインに適用し、30aの収穫作業を行うときの燃費を算出する方法である。試験ほ場の籾の収量や含水率、ほ場表面の硬さなどの違いによる燃費への影響を補正することで...
要約 アップカットロータリを活用した播種機で、ロータリの整地板を外した状態で、ロータリ後方へ飛散する土の中に種子を散粒することにより、目的とする播種深度を保ちつつ全面播きを一工程で、畑状態の圃場に麦...
要約 「北陸193号」は登熟が安定しているため、多収に向けてはシンク容量の確保が最重要となる。粗玄米収量約1t/10a達成には、穂数280本/ m2、穂揃い期乾物重1500g/ m2、同窒素吸収量16.5g...
要約 水稲「とよめき」は温暖地東部における出穂期が早生に属する粳種である。収量性が極めて高く、冷凍米飯などへの加工適性が高く、加工・業務用米としての利用が期待される。 キーワード イネ、加工用米、業務...
製麺適性に優れる早生の高アミロース米水稲品種「あみちゃんまい」
要約 「あみちゃんまい」は、寒冷地南部では早生で、耐倒伏性が"やや強"のイネ品種である。米のアミロース含有率が30%程度と高く、麺への加工適性が高い。中生の主食用品種「コシヒカリ」との作期分散が可能であ...
水稲作期拡大と販売促進を両立させる大規模稲作の直接販売ビジネスモデル
要約 水稲作期拡大に不可欠な水稲品種と栽培法の組み合わせを行いつつ、品種や栽培法ごとに販売先や価格、販促活動などの組み合わせを変えることで、機械施設の稼働率向上による製造原価削減と米の販売促進を両立...
硬くなりにくく和菓子への加工適性を有する、多収の水稲糯新品種「やたのもち」
要約 「やたのもち」は温暖地東部では「マンゲツモチ」と同等に中生の熟期に属し、「マンゲツモチ」よりも13%程度高い収量性を示す。餅の硬化性が低く、大福等の和菓子への加工適性を有している。 キーワード 水...