要約 飼料イネと飼料用麦類を組み合わせることにより、関東北部でも水田における飼料イネ・飼料用麦類の1年2毛作体系が可能となる。最も多収で省力的な栽培体系は、飼料イネはホシアオバを直播で、飼料用麦類は...
休眠から覚めたオオムギ種子の発芽は吸水種子内部のアブシジン酸の代謝促進を伴う
要約 休眠から覚めたオオムギ種子は、吸水後の種子内部でアブシジン酸(ABA)代謝酵素遺伝子(HvCYP707A1)の発現量が増大し、ABAの代謝が促進された結果、ABA量が急激に減少し、発芽し始める。 キーワード オ...
原麦β-グルカン含量が低いビール大麦は麦芽蛋白質の分解が過剰になりやすい
要約 ビール大麦の麦芽蛋白質分解にはプロテアーゼ活性のほかに原麦β-グルカン含量も影響する。50%エタノール不溶性原麦β―グルカン含量が低く、プロテアーゼ活性が高い系統は麦芽蛋白質分解が過剰になりやすい...
オオムギのリポキシゲナーゼ活性簡易評価法及びリポキシゲナーゼ欠失突然変異系統の作出
要約 ビールの鮮度維持や泡持ち性に悪影響を及ぼすオオムギのリポキシゲナーゼ(LOX)について簡易評価法を開発し、新規Lox-1遺伝子を有するLOX活性欠失突然変異系統「大系LM1」を選抜した。 キーワード 二条オオ...
焼酎醸造特性が優れ大粒で多収の二条大麦新品種「キリニジョウ」
要約 二条大麦新品種「キリニジョウ」は、焼酎醸造適性が良く焼酎の官能品質に特徴があり優れる。千粒重と容積重が大きく多収である。精麦白度が高く精麦品質が良い。オオムギ縞萎縮病ウイルスⅠ型系統とうどんこ...
要約 大麦・イタリアンライグラス混播は、イタリアンライグラス単播と比較して乾物収量が高く、乳牛による嗜好性に優れている。エンバク単播は1回刈りで高収量なため省力的である。いずれも飼料イネの裏作として...
飼料イネ跡における大麦・イタリアンライグラス混播の最適播種量と刈取適期
要約 大麦・イタリアンライグラス混播の最適播種量はイタリアンライグラス3kg/10aに大麦5~7kg/10a、又はイタリアンライグラス2kg/10aに大麦7kg/10aであり、乾物収量、可消化乾物収量ともに高くなる刈取適期は1番...
晩秋播きにおける飼料麦単播と飼料麦・イタリアンライグラス混播の多収要因
要約 11月、12月に播種する場合、単播ではエンバク「スーパーハヤテ隼」、ライムギ「春一番」、ライコムギ「ライコッコ」の収量が高く、混播では飼料麦にオオムギ「ワセドリ二条」、エンバク「スーパーハヤテ隼」...
大粒で収量が多く醸造適性の優れる二条大麦新品種「サチホゴールデン」
要約 二条大麦新品種「サチホゴールデン」は、早生で千粒重が大きく整粒歩合が高く多収である。オオムギ縞萎縮病ウイルス系統Ⅰ~Ⅲ型及びうどんこ病に抵抗性である。麦芽エキス及びジアスターゼ力が高く麦芽品質は...
要約 裸麦新品種「トヨノカゼ」は多収である。粒はやや円粒で、整粒歩合が高い。軟質で搗精時間が短く、精麦品質が優れる。大分県で認定品種に採用された。 キーワード ハダカムギ、多収、円粒、整粒歩合、精麦品...
飼料イネ新品種候補「西海飼253号」の異なる作期における窒素施肥法
要約 「西海飼253号」の黄熟期における乾物収量および推定TDN収量は、「ニシアオバ」および「ヒノヒカリ」と比べ、それぞれ10%程度高い。また、早植え栽培・多肥・前半型窒素施肥法とすることにより、最も低収の...
多収でオオムギ縞萎縮病に強い焼酎醸造用二条大麦新品種「はるしずく」
要約 二条大麦新品種「はるしずく」は、オオムギ縞萎縮ウイルス系統Ⅰ型とⅢ型及びうどんこ病に抵抗性で、短稈で穂数が多く多収である。軟質で精麦白度が高く、精麦品質が優れる。澱粉含量は多く、焼酎醸造適性が高...
オーチャードグラス黄さび病(仮称)の新発生と抵抗性の系統間差異
要約 北海道、岩手、宮城、福島、栃木各県の牧草地、道路法面等のオーチャードグラスにおいて、本邦未報告のさび病の一種、黄さび病(仮称、英名:Yellow Rust)が発生している。本病への抵抗性には品種・系統...
要約 麦芽α-アミラーゼ活性には大きな品種間差異があり、低蛋白質系統「大系HL138-8-5」やその後代系統のα-アミラーゼは高活性である。高α-アミラーゼ特性は、高ジアスターゼ力、低麦汁β-グルカンなどの好ましい...
要約 大豆の子実成分の測定から豆腐用等に有望な遺伝資源が33点ある。これらは品質育種の母材選定に活用できる。また、水稲、麦類、豆類の遺伝資源4,646点について特性調査を実施して有望な遺伝資源を抽出した。...
要約 早生・短強稈・多収で、大麦縞萎縮病に極強で、精麦白度が優れ、炊飯後の褐変程度が低い六条大麦「シルキースノウ」を奨励(認定)品種として採用する。 キーワード 六条オオムギ、大麦縞萎縮病抵抗性、精麦...
要約 早生・多収で、整粒歩合が高く、大麦縞萎縮病I・III型及びうどんこ病に抵抗性で麦芽品質が優れる二条大麦「サチホゴールデン」を奨励(認定)品種として採用する。 キーワード 二条オオムギ、大麦縞萎縮病抵...
要約 オオムギ雲形病では、レースにかかわらず、幼苗接種試験で抵抗性と判定された品種の多くが、圃場試験で出穂期以降に著しく発病する。このため、抵抗性品種育成のための評価は圃場試験を主体に行う必要がある...
要約 麦芽α-アミラーゼ活性には大きな品種間差異があり、低蛋白質系統「大系HL138-8-5」やその後代系統のα-アミラーゼは高活性である。高α-アミラーゼ特性は、高ジアスターゼ力、低麦汁β-グルカンなどの好ましい...
早生・短強稈・多収で精麦白度が高い大麦新品種「シルキースノウ」
要約 「シルキースノウ」は、播性Ⅳの秋播型の早生で、短強稈で耐倒伏性に優れた並性六条大麦である。大麦縞萎縮病Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型に極強の多収品種であり、硝子率がやや低く、精麦白度が高い。栃木県で奨励(認定)...