乳白様変異米を乾式粉砕すると損傷デンプンが少なく粒径の細かい米粉になる
要約 粳米に生じる白濁部分では、胚乳デンプン粒間に空隙が存在し、白濁程度の大きい乳白様変異米は穀粒硬度が低い。乳白様変異米は、簡便に利用できるピンミルで乾式粉砕しても、損傷デンプンが少なく粒径の細か...
ニシキゴイの稚魚生産における自発摂餌給餌システムを用いた網生簀養殖
背景・ねらい
ニシキゴイ養殖において、限られた水面を用い、高密度・高成長・高品質を担保する飼育方法を開発することは、群馬県においても地域産業として発展する要素がある。また、コイヘルペスウイル...
根中糖分が高く、製糖品質が優れるてんさい新品種候補「北海98号」
要約 てんさい「北海98号」は、国際共同研究により育成した単胚・三倍体一代雑種系統であり、根中糖分が高い。また、不純物価が低く、製糖品質が優れる。 キーワード テンサイ、一代雑種、根中糖分、不純物価 背...
要約 飼料米を15あるいは30%配合した飼料を肥育豚に給与すると、良好な発育成績ならびに枝肉成績がえられる。また、皮下脂肪内層のオレイン酸割合は高く、リノール酸割合は低くなり、硬くしまりがある方向へ脂肪...
Tm-shiftタイピング法に基づく一塩基多型マーカー設計の標準工程
要約 一塩基多型(SNPs)の安価かつ省力的なマーカー化手法の1つであるTm-shift タイピング法において、反応条件の検討手順の最適化と専用のプライマー設計プログラムの開発によって確立した標準工程に従うと、80%...
機能性蛋白質が増加した大豆新品種候補系統だいず「東山205号」
要約 だいず「東山205号」は、貯蔵蛋白質グリシニンを欠失し機能性蛋白質β-コングリシニンが増加した大豆系統である。「タマホマレ」よりやや早熟な晩生種で、収量は「タマホマレ」並、紫斑病とうどんこ病に強...
要約 玄米のカドミウム濃度には2~10倍程度の品種間差があることを明らかにしました。さらに玄米カドミウム濃度の低い品種を育種素材として、一般普及品種に比べ玄米カドミウム濃度が約半分の新たな系統を開発...
要約 トンネル被覆や防霜ファンによる秋冬期の防霜は赤焼病の発生を抑制する。秋冬期の防霜と薬剤防除を組み合わせた発病抑制技術は、赤焼病の発生を要防除水準以下に維持し、一番茶収量の減少を抑える。 キーワ...
要約 イチゴの高設栽培による普通促成作型において、クラウン部加温を行うことにより、ハウス内最低温度4℃管理でも厳寒期の生育が促進され、ハウス内最低温度10℃管理と同等以上の商品果収量が得られるとともに、...
野菜用中高平高畦はサツマイモ「コガネセンガン」の栽培に共用できる
要約 サツマイモ「コガネセンガン」の収量およびいも形状は畦幅120cmの野菜用中高平高畦と畦幅90cmのサツマイモ用高畦で変わらない。中高平高畦は野菜作とコガネセンガン作で汎用できる上、コガネセンガン作におい...
要約 「KR96-93」は、沖縄県宮古地域での夏植え栽培において、1茎重、原料茎重が大きく、可製糖量が多い。葉焼け病に強く、脱葉性が良好で収穫しやすい。 キーワード サトウキビ、多収、夏植え、宮古地域、脱葉性...
要約
万願寺トウガラシの青枯病発生施設では、クロルピクリン消毒した施設土壌を培地とし、ポリエチレンシートを用いた簡易な隔離床栽培を行うことにより、青枯病の発生とそれに伴う減収...
要約 600㎏/10aの収量を達成するには籾数35,000粒/㎡、窒素吸収量12㎏/10aが必要で、それには穂数750本/㎡以上、苗立ち数150本/㎡以上が必要となる。酸素供給剤コーティングの省略や雑草の発生予測による除草剤選...
不織布製ポットを利用したトマトの多収少量培地耕「独立ポット耕」
要約 トマトの独立ポット耕は、ベンチ上で1株毎に根域、給液及び排液を独立させた不織布製ポットで栽培する少量培地の栽培システムであり、土壌病害の伝搬が抑制でき、長期多段栽培すると、40t/10aの収量が得ら...
ニホンナシに対する1-メチルシクロプロペンの低コスト短時間処理方法
要約 500kg規模の「幸水」果実に対してポリエチレン製の大型角底袋を利用し、濃度1ppmの1-MCP5時間処理で、収穫後8日間以上鮮度を維持できる。空気中の水分により1-MCPガスが発生するリボンタイプのAF-2L剤でも...
エブ&フローシステムにおけるサツキの窒素濃度管理による栽培期間短縮法
要約 サツキのコンテナ栽培において、エブ&フローシステムを利用した最適な窒素の管理栽培を行うことで、慣行コンテナ栽培と比較して最大9ヶ月栽培期間を短縮し、品種によっては鉢上げから最短3ヶ月で量販店規格...
イチゴが9月から収穫可能な「短日・スポット夜冷処理システム」
要約 イチゴを短日処理しつつクラウン周辺を局所冷却する「短日・スポット夜冷処理システム」は、6月下旬の本ぽ定植後、9月中旬までの処理で9月中下旬から収穫でき、えき花房が連続出らいし、定植適期の拡大、...
要約 パン用小麦品種「ニシノカオリ」において、「25~30日タイプ」の被覆尿素50%配合の複合肥料を慣行施肥体系(開花期追肥施用)と窒素同量、基肥施用することにより、収量、子実タンパク質含有率は慣行と同程...
要約 春に出荷するトルコギキョウは、定植以後を24時間日長で管理した場合、吸水種子の低温処理を行うと 低温処理無に比べて開花が促進される。吸水種子の低温処理を行った場合、定植以後を16時間日長以上で 長日...
発酵リキッド飼料給与が中ヨークシャー交雑種の発育と肉質に及ぼす影響
要約 粗脂肪含量の高い発酵リキッド飼料を給与することで肥育前期においては配合飼料と同等の発育を示し、やや厚脂になる傾向があるが良好な肉質が得られる。中ヨークシャー(Y)交雑種のうちLY(Y50%交雑種...