農業水路等における要注意外来生物カラドジョウと在来ドジョウの簡易な判別式の開発
要約 農業水路等における外来種の拡散防止に向けて、体形からは見分け難いカラドジョウとドジョウを簡易に特定できる判別式を開発する。判別式の変数は体長で標準化した尾柄高と髭長からなり、算出した判別値の正...
トランシーバーを活用した農業用水路の低コスト・省力的な管理方法
要約 トランシーバー(特定小電力無線)を用いて、農業用水路の水位情報やひび割れ挙動など要点検箇所をモニタリングするシステムである。携帯電話網を利用した既存システムと比較すると、本システムは約6割のコス...
要約 水路システムの水利用機能診断を進めるための手順である。分集水平面図と水理縦断図の作成を通して水路システムの機能が見通しよく明示され、主要な分集水点で診断すべき必要最低限の機能項目と性能の関係を...
コンクリート開水路の補修・補強工事に伴うCO2排出量による環境負荷評価
要約 施設の補修・補強工事のライフサイクルCO2(LCCO2)を簡易に算定する手法を開発し、環境負荷の評価に利用できることを示す。この簡易な算定手法を用いて各種工法の累計CO2排...
要約 農業用ダム等のコンクリートに埋設し、温度、鉄筋応力、歪等を長期間安定的に計測できるワイヤレスセンサである。ケーブルが無いために設置性、耐雷性に優れる。通信距離は最大24m、1日1回の計測頻度で約10...
要約 夏の平均気温が観測史上最高となった2010年の水稲の高温登熟障害と水管理の関係に関するアンケート調査結果である。出穂後の水管理に着目すると、用水充足度の高い水管理手法を選択する営農者は、玄米品質の...
要約 各種の農地水利用過程を考慮した分布型水循環モデルおよび全球気候モデル出力を利用した農業用水や農業用施設に対する定量的な温暖化影響評価法である。ダウンスケールとバイアス補正を行った気候値を利用す...
要約 大苗定植、長日処理、初期重点追肥と高昼温・低夜温管理を組み合わせることで、冬季に長さ70cm2花2蕾以上のトルコギキョウ切り花を1本当たり100円以下の生産コストで作付け個体の80%以上を出荷できる。 キー...
要約 中干し期間の延長によって水田からのメタン発生を削減する効果を検証するため、全国8県9か所の農業試験研究機関圃場における実証試験を2か年にわたり実施しました。その結果、稲わら、麦わら等の有機物を施...
要約 津波被災農地の除塩では、用排水管理を圃区以上の範囲で行い、循環灌漑地区では用水の塩分濃度を監視する。ヘドロ対策として堆積物が硫酸酸性土壌の場合、硫酸根を含まない石灰質資材を利用する。雑草対策と...
要約 高密度ラビリンス堰について異常洪水時の放流能力の推計法を提示する。高密度ラビリンス堰は、異常洪水時に、堰頂以下の比較的低い下流水位上昇でも放流能力が変化する。放流能力の大きさは±5%以下で推計出...
要約 クサネムによる減収、収穫作業阻害、種子混入による玄米品質低下を回避するための必要除草期間は、それぞれ移植後14日、21日、29日間である。畦畔際周辺では中干し期に発生した個体は大量の種子を生産するの...
要約 土壌中カドミウム濃度の低減、および生産段階における土壌中カドミウムの可食部への蓄積を抑制する技術に関する研究成果をとりまとめて提供します。 背景・ねらい 農作物中のカドミウム低減対策技術として、...
要約 津波被災により疲弊した農業農村の再構築を図るため、地方行政の能力向上や住民組織の強化等の手法を検証し、得られた成果や教訓を現地語(シンハラ語)のガイドラインとしてまとめている。このガイドラインは...
フィリピンでの節水灌漑技術普及における情報ネットワークの役割
要約 フィリピンの深井戸灌漑水利組合を対象に、節水灌漑技術普及における情報ネットワークの役割を解明した。技術の早期採用者は、外部から技術情報を組合に伝える機能、組合内で情報を広める機能、外部に情報を...
トルコギキョウの低コスト冬季計画生産技術の開発と基本マニュアル
要約 大苗定植、長日処理、初期重点追肥と高昼温・低夜温管理を組み合わせることで、トルコギキョウを冬季の目標時期に作付け個体の80%以上を低コストで出荷できる。本技術を解説した基本マニュアルは個別産地ご...
環境同位体を用いた水田主体扇状地における地下水の涵養源分類法
要約 水田主体の扇状地において、環境同位体を指標として地下水の涵養源を分類する手法である。降水、水田からの涵養水、河川浸透水といった涵養源の分類、地下水における涵養源別の混合割合の算定、浅層・深層地...
地下水位制御システムFOEASによる転作大豆の地下かんがい用水量
要約 鹿児島県内のFOEASを導入した灰色台地土の水田で転作大豆栽培を行う場合、地下かんがい実施日における用水量は、気象条件に対応して1~14mm/dayであり、無かんがいの対照ほ場に比べ、かんがいと排水の効果に...
要約 水田冬期湛水の環境保全コストとしては、環境保全型稲作の除草コストが最も大きい。必要除草量に応じた除草コスト投入は収量安定要件となり、生産米の高価格販売と合わせ、水田冬期湛水の持続性に重要な要因...
要約 水稲慣行作が行われているまさ土地帯の観測棚田では、土壌侵食深換算で0.5mm/年の土壌流出が生じている。年間土壌流出量の69%は一連降雨時に生じているのに対し、田植期を含む代かきとその前後期間の土壌流...