要約 トマト新品種「ちばさんさん」は、果実の重量が30g前後でオレンジ色の中玉トマトである。一般的な大玉トマトに比べて、β-カロテン及びビタミンCが多く、食味も良好である。また、TMV(Tm-2型)、萎凋病(レー...
非病原性フザリウム菌と弱毒ウイルスによるナス科果菜のネコブセンチュウ害抑制
要約 トバモウイルス属弱毒植物ウイルスをナス科のトマトとピーマンに接種して定植し、その後非病原性フザリウム菌を土壌に接種処理を行うと、ネコブセンチュウの被害の表象である根こぶの数が減少する。圃場の...
北海道における有機性廃棄物によるカドミウム負荷の実態と土壌・作物へのリスク軽減策
要約 北海道で発生する有機性廃棄物に由来するカドミウム(Cd)の農地への負荷量は、全耕地面積当たり年間0.27g/10aである。北海道施肥ガイドに準じた施用量の範囲では、作物のCd濃度はコーデックス基準値を下回っ...
要約 トマトかいよう病菌選択培地CMM培地を用いると、施設栽培での全身感染株から採種したミニトマト種子よりトマトかいよう病菌(Clavibacter michiganensis subsp. michiganensis)を検出することが可能である...
トマトロックウール栽培における銀担持光触媒を用いた培養液殺菌
要約 本技術は、銀担持不織布を殺菌フィルターとし、蛍光灯を照射することによる銀担持光触媒を利用した培養液殺菌であり、主要なトマト地下部病原菌の効率的な殺菌が可能である。また、トマトの循環式ロックウー...
自動灌水装置を用いた水分制御による半促成栽培トマトの高糖度化
要約 カーネーションの2年切り栽培において、1年間栽培した株を1回で切り返すのではなく、 2回に分けて草丈を段階的に低く切り返す、あるいは側枝を半分ずつ2回に分けて切り返すことにより、 高温時でも生存...
要約 有機質培地耕における高糖度トマト栽培では、培養液に海洋深層水を生育ステージに応じて4%→2%→0%と添加することで、高糖度果実収量が10a当たり10t得られる。上段果房で発生の著しい尻腐れ果に対して...
要約 「トマト促成長期どり栽培」では、播種を7月とすることで、11月から収穫が可能になり20t/10a以上の収量が得られる。出蕾期定植と全量基肥施用では、初期生育が確保され空洞果が減少し、地中加温では草勢が...
要約 蒸気散水処理により盛夏期ホウレンソウ栽培で発芽率が向上し、収量が増加する。土壌伝染性病害に対して高い防除効果を示し、雑草の発生も抑制する。土壌表層の養分の多くは一時的に下層部に移動するが、移動...
夏秋トマト後作のセルリー養液栽培における根域加温の効率的な時間帯
要約 冬季のセルリーの培地耕において、温床線により最低15℃設定で根域加温する場合の根域温度は、朝方加温と終日加温では夕方までほぼ同様に推移し、収穫量も同等となる。朝方加温の電力コストは終日加温に比べ...
促成トマトにおけるパルプモウルドポット利用による草勢抑制技術
要約 パルプモウルドポット苗をポットごと定植すると、トマトの草勢は抑えられ、定植後のかん水量が多くなった場合でも、9cmポリポットに比べて空洞果の発生が減少する。また、9cmポリポット苗の標準かん水と同等...
抑制栽培における高温期の防虫網全面被覆によるトマト黄化葉巻病防除法
要約 抑制トマト栽培の高温期(定植~10月中旬)にポリプロピレン素材0.4mm目合い防虫網をハウス全面に被覆すると、タバココナジラミのハウス内への侵入が抑制され、トマト黄化葉巻病の発病が減少する。この場合...
杉バークを培地としたバラの循環式養液栽培における養液の加温効果
要約 循環式養液栽培において加温した養液で培地温度を高めると切花本数が増加する キーワード バラ、循環式養液栽培、培地加温 背景・ねらい トマトなどで、生産性を維持しつつ暖房経費を節減する方法の一つに、...
温室栽培トマトと露地栽培トマトの葉面生息細菌相は著しく異なる
要約 トマトの葉に生息する培養可能な細菌の構成や菌量は栽培条件で異なり、露地栽培トマトの菌量は温室栽培トマトの約100倍で、優占細菌群も異なりました。これら常在菌は、トマトの毒素α-トマチンに対する耐性...
疫病、青枯病、PMMoV複合抵抗性台木用品種候補「トウガラシ安濃4号」
要約 「トウガラシ安濃4号」は疫病、青枯病およびPMMoV(P1.2)に対して強度の抵抗性を示す。ピーマンおよびトウガラシ類用台木として利用できる。 キーワード ピーマン、トウガラシ、抵抗性台木、疫病、青枯病...
トマト半促成作型の循環式固形培地耕における生育初期の窒素施肥量
要約 トマト固形培地耕の半促成作型における窒素施肥量は、定植~第2房開花期まで1.8me-N/plant・day、第2~3房開花期まで3.6 me-N/plant・day、第3~5房開花期まで7.1 me-N/plant・day とする。 キーワード トマ...
トマト(海外品種)の夏秋どり栽培における果実収量および果実品質
要約 海外(オランダ等)で栽培されている赤系品種を夏秋どり作型で養液栽培すると、果実品質は糖度、酸度とも国産品種より低いが、商品果率、果実収量ともに高く,果皮硬度は固いので業務用トマトに適する。 キ...
着果調整による夏秋雨よけトマトの盛夏期収穫量の抑制と秋期増収
要約 6段花房上部の主枝更新処理または6段花房直下の主枝更新処理により、8月盛夏期の総収穫量が1/2 程度に抑制されるとともに、9~10 月の商品果収量が増加する。 キーワード トマト、着果調整、主枝更新、...
要約 施設トマト栽培において籾殻を施用することにより過剰な土壌中無機態窒素の影響を緊急的に回避できる。透水性の増大により潅水チューブ直下の土壌中無機態窒素量は速やかに減少し、窒素の有機化によりチュー...
要約 トマト養液栽培において、既存の掛け流し式装置を不織布と水位センサーを用いて貯留式装置へと改造することにより、慣行と同等の果実収量・品質を得ながら、余剰窒素の温室外への排出量を大幅に削減すること...