要約 カキ平棚栽培樹の着果数分布は、垂直分布では棚面に集中し、水平分布は樹冠中心部にも多く、中心部から外周部までの均一性が高い。果実からで主幹地際地点までの枝伝いの距離が長いほど果実肥大が優れ、平棚...
要約 加温ハウス栽培の「太秋」について、受粉の有無に関係なく収穫果率は75%以上に達し、受粉の必要性は低い。 背景・ねらい
「太秋」は両性花が着生する高品質の完全甘柿品種であるが、雄花の花粉量は極...
要約 カキ新品種「早秋」は「伊豆」に「109-27」(「興津2号」×「興津 17 号」)を交雑して育成した早生の完全甘ガキである。果実成熟期は「西村早生」とほぼ同時期で、食味良好である。 背景・ねらい 甘ガキ...
要約 組織培養によって増殖したかきのわい性台木のシュートの基部に傷を付け、インドール酪酸(IBA)溶液に浸漬後、無機塩濃度を下げ果糖、ポリビニルポリピロリドン(PVPP)を添加した発根培地に植えて、暗黒処...
要約 高畝式ベッドの根域制限と密植方式によるカキの主幹形垣根仕立て栽培において、樹高を2m程度に制限することにより軽労的な栽培が可能となり、「刀根早生」、「新秋」の5~6年生樹で4~5t/10aの高収量が得ら...
要約 カキ「新秋」を雨よけ栽培することにより果皮色が向上し、果皮に生じるされ汚損の程度が軽くなる。また、果実糖度が向上し、可溶性タンニン含量は低下する。た、3月中旬のビニル被覆により、熟期は1週間早く...
要約 カキ「西条」の中晩生優良系統Gは、収穫時期が11月上中旬(11月4日~11月15日)で、大果、高糖度である。果形は、早生系西条と類似しており中程度の側溝を有する。 背景・ねらい 鳥取県における...
要約 水稲新品種「信交糯144号」は長野県で「コシヒカリ」よりやや晩い“中生の晩"の紫黒糯で脱粒性“難"の、良質な品種である。平成10年度から長野県の特産的品種として普及に移した。 背景・ねらい 本県では、特...
要約 「太秋」の雌花の着生は母枝の節位に支配され、上位節ではかなりの雌花が確保されているものの、着果が不安定で樹勢衰弱となるのは下位のほとんどの節に着生する雄花の多さが原因である。愛媛県立果樹試験場...
コンテナを用いたカキ大苗育苗における発根促進剤の生育促進効果
要約 カキ苗の根部を高吸水性樹脂またはヒドロキシイソキサゾール液剤の希釈液に浸漬処理し、コンテナに植栽して1年間育成した大苗は、根量が増加し、根の呼吸量が高まり、新梢発生数が多くなって、総生長量が多...
要約 カキ「刀根早生」高接ぎ樹の衰弱は、高接ぎによる根の先端伸長の抑制または停止と高接ぎ2~3年後の着果過多による樹体の栄養不良、高接ぎ樹の接木部分における通水性の悪化などの要因が重なり発生する。これ...
要約 アールス系メロンの無農薬有機栽培では、カボチャ台の茎葉の活用、整枝法の改善、落葉堆肥の溝施用、天敵保護のための野草帯形成等により、連作3年目から高品質・多収となり、アブラムシ被害もなくなる。 背...
要約 かきの樹冠拡大を抑制し、樹をわい化するためには、「しだれ柿」、「西村早生」を中間台木として利用する方法が有効である。これらの中間台木は樹を小さくするとともに、樹冠占有面積当たりの収量が多く、「...
要約 ハウス栽培のカキ「新秋」において、開花後のジベレリン処理により、人工受粉並の結実が確保でき、人工受粉では多発するへたすきが抑制できる。 背景・ねらい ハウス栽培向きの甘柿として期待されている「...
要約 カキ「新秋」の12月下旬加温ハウス栽培により、8月上旬~下旬に汚損果の発生が少なく大果で高品質な果実の収穫が可能である。 背景・ねらい 和歌山県内におけるカキの加温ハウス栽培は「刀根早生」を中心...
要約 かき「前川次郎」の施設栽培において、被覆から開花までの最低気温を20℃に保つことが、作期前進に有効である。果実発育期においては、最低気温を高めることによる発育促進効果は小さいことから、15℃を越える...
要約 かきのコンテナ栽培の用土は、安価、再現性及び管理性から川砂100%で、用土量40Lが適当である。 背景・ねらい かき栽培の収益性を向上させるには、栽培管理の省力化によるコストの低減と10a当たり収量を増加...
要約 カキ新品種候補「カキ安芸津11号」は「松本早生富有」に「F-2」(次郎×晩御所)を交雑して育成した完全甘ガキである。果実成熟期は「富有」とほぼ同時期の晩生で、果皮色は赤味が強く、食味良好である。...
要約 従来カキに寄生しなかったワタアブラムシが、施設栽培のカキに発生している。発生時期により体色に変化があり、葉の硬化後に発生した黄色のワタアブラムシは多くの殺虫剤に対し薬剤抵抗性の発達がみられる。...
要約 ‘刀根早生’の普通加温栽培では露地栽培に比べ満開から収穫までの日数を20日程度長くすることにより軟化の発生が減少し、日持ち性が向上する。 背景・ねらい 施設栽培‘刀根早生’では、作型、収穫時期によっ...