要約 一番茶期の新芽では、有望系統として選抜した緑茶品種・系統において、窒素施肥量を減らすと4種の主要カテキン類の含量が増加する。その傾向は低窒素施肥(20kg/10a)になるほど顕著である。 キーワード チャ...
炭疽病・輪斑病複合抵抗性の緑茶用新品種「さえあかり」(旧系統名:枕崎30号)
要約 「さえあかり」は炭疽病と輪斑病に抵抗性を有し、「やぶきた」より摘採期が早いやや早生の品種である。収量は「やぶきた」や「さえみどり」より優れ、製茶品質は「やぶきた」より優れ、高品質品種「さえみど...
要約 病原菌を持たない原種種子を用いた採種栽培、Sweat-bag seedling法による種子検査および銅水和剤・酢酸混合液浸漬と乾熱処理の組合せ処理により病原菌非汚染種子を供給する。さらに育苗期に重点をおいた防除...
農耕地での窒素・リン酸収支を都道府県単位で算出したデータベース
要約 1985年から2005年の5年ごとに、肥培管理に関する調査結果などから、都道府県における作目別窒素・リン酸収支を算出してデータベースを作成し、解析を行いました。日本全体では収支は逓減していました。この...
細粒黄色土壌での10年間施肥量削減が一、二番茶の品質等に及ぼす影響
要約 年間窒素施用量54kg/10a(現行施肥基準)より減らした施肥を、10年間継続しても、年間窒素施用量40kg/10aでは、生育、収量、品質等に差が認められず、窒素施用量削減の影響はみられない。 キーワード チャ...
単為結果性ととげなし性を併せ持つ促成栽培用ナス新品種「試交05-3」
要約 単為結果性ととげなし性を併せ持つナス新品種「試交05-3」は、年内収量、上物率、果実形質(果皮の光沢、日持ち性)に優れ、適応作型は促成栽培である。 キーワード ナス、新品種、単為結果性、とげなし性、...
極早生の緑茶用新品種「しゅんたろう」(旧系統名:「枕系47-18」)
要約 「しゅんたろう」は「くりたわせ」より摘採期が2日ほど早い極早生系統である。「しゅんたろう」の生育・製茶品質・収量は「くりたわせ」より優れ、炭疽病と輪斑病に抵抗性を有する。 キーワード チャ、し...
要約 茶園で樹高を低くするために行われる中切り処理後の再萌芽数増加には、大きな品種間差異が認められる。「べにふうき」の再萌芽数の増加は、「やぶきた」より遅く、再萌芽数増加が比較的遅い「ゆたかみどり」...
要約 変性剤濃度勾配電気泳動法で把握した牧之原赤黄色強酸性茶園土壌の細菌相は、施肥位置である茶園の畝間が株下に比較して単純である。また、本茶園土壌はγ-プロテオバクテリア、アシッドバクテリアが60%近く...
マルチを利用した播種期前進化による直播エダマメの作期拡大技術
要約 低温期に播種したエダマメは、黒色ポリマルチを利用すれば出芽は安定し旺盛な生育と収量が得られる。また、品種と播種期を組み合わせた段播計画により、4月下旬から6月上旬播種の省力的な直播栽培だけで、...
チャにおける高アントシアニン新品種候補「枕個03-1384」
要約 「枕個03-1384」は炭疽病、輪斑病に抵抗性を有し、高アントシアニン系統である「茶中間母本農6号」よりも新芽中のアントシアニン含量が高く、栽培特性に優れている。 キーワード チャ、枕個03-1384、品種...
要約 リーフパンチ採取の葉片を直接NCアナライザーで測定する簡易分析による葉片の窒素含有率は、茶葉(個葉)の窒素含有率と相関が高い。継続的に葉片を採取することにより、簡易に樹冠面葉中の窒素含有率と窒素...
チビトビコバチはクワシロカイガラムシの密度抑制要因として重要である
要約 減農薬茶園におけるクワシロカイガラムシと土着天敵のチビトビコバチの密度は、相互に影響しながら変動し、これら寄主-寄生者密度の相互関係は概ね左回りの軌道を示す。チビトビコバチの保護利用は、クワシ...
要約 粘質土壌茶園における窒素溶脱量は、60~120kg/10a/年の窒素施肥量では収奪されなかった窒素のうち約半分が溶脱するが、40kgN/10a/年では窒素収支に占める割合が低下する。また、施肥した窒素は、施肥量が増...
要約 茶樹の中切り更新後の再生芽数および再生部位は更新時期で異なり、一番茶後の中切り更新の時期が早いほど、再生芽数は少なくなり、特に表層に近い部位での再生芽の発生は少ない。また、「やぶきた」の再生芽...
要約 茶園で石灰窒素複合肥料を用い40kgN/10a/年に減肥した体系では、土壌浸透水の年平均硝酸態窒素濃度が10mg/L以下である。また、慣行肥料を用いる減肥より二番茶の生葉収量が増収する。 キーワード チャ、石灰...
要約 水耕養液中の高温性ピシウム属菌は、ベントグラス葉を用いた捕捉法と選択培地上での高温培養(38℃)を組み合わせることで、選択的に検出することができる。 キーワード 水耕栽培、高温性ピシウム属菌、Pythi...
高温登熟条件下における収量・品質面から見たコシヒカリの移植時期の晩限
要約 近年の高温登熟条件下において砂壌土水田でコシヒカリを栽培した場合、5月中旬以降の移植では移植時期が遅いほど収量・品質が低下するが、この傾向は6月1半旬で特に顕著である。これより、収量・品質面から...
要約 赤黄色土壌における春季の1日あたりの成木茶園の消費水量は最大で3.5mmと推定され、降雨がない場合は7~11日程度でかん水基準に到達する。7日間隔で25L/m2をかん水することで土壌pF2.3以下になり、一番茶は...
要約 短葉性を示すネギの新品種「砺波No.5」及び「砺波No.9」を育成した。両品種はいずれも葉身が短く、葉鞘の太さを確保しやすく、辛みが少なくて葉鞘・葉身ともにやわらかく良食味である。 キーワード ネギ、新...