
トマトの養液土耕栽培におけるリン酸無施肥がリン酸収支に及ぼす影響
要約 トルオーグリン酸60.5mg/100g乾土の灰色低地土を用いた養液土耕栽培では、リン酸無施肥の影響は茎葉のリン酸含量低下だけで、収量に影響はなく、土壌からのリン酸供給量で十分生育する。一方、慣行施肥での...

プラウ耕・グレーンドリル播種方式の寒冷地向け水稲乾田直播体系
要約 本方式の乾田直播体系においては、10a当たり労働時間は約6時間であり、直播適性の高い品種(「萌えみのり」など)を用いることで、600kg/10a程度の収量が得られ、60kg当たり費用合計は東北平均の57%まで低減す...

要約 ケンタッキーブルーグラス・シロクローバ混播草地は草丈10cm未満で放牧を開始し、年1回の施肥をスプリングフラッシュ後に行う管理により、定置放牧でも掃除刈りなしで、安定な植生と育成牛の日増体0.85kg以...

有機栽培されたチャ生葉の窒素安定同位体比(δ15N値)の年次変動
要約 有機栽培と慣行栽培との間で、チャ生葉のδ15N値に有意な差が認められるのは、有機栽培開始3年後である。δ15N値は有機栽培茶判別標識の一つとして利用できるが、その値の...

堆肥の継続的な施用は飼料用トウモロコシの放射性セシウム低減に有効である
要約 堆肥を1作あたり3t/10a程度継続的に施用することにより、土壌からの飼料用トウモロコシへの放射性セシウムの移行を、施用しない場合に比べ40%程度抑制できる。原発事故当年において、土壌からトウモロコシへ...

堆肥連用と適切な減肥の組み合わせで、草地から発生する一酸化二窒素が抑制される
要約 木質系の副資材を含む堆肥を草地に表面散布し、堆肥由来の窒素供給を考慮して毎年適切な減肥を継続すると、窒素施肥量の削減率が増加するに連れて、化学肥料のみ連用する場合より一酸化二窒素の年間発生量が...

イネ科バイオマス資源作物における土壌からの放射性セシウムの移行
要約 放射性降下物が沈着した圃場でバイオマス資源作物を不耕起栽培し、収穫物の放射能を測定したところ、供試したイネ科6草種・17品種の植物生重当たりで算出した移行係数は、0.022~0.083である。 キーワード ...

要約 飼料用稲収穫跡の飼料用ムギ混播栽培において、堆肥散布、肥料散布後の耕起と整地を省略する簡易播種法で、慣行法にくらべ播種関連作業時間の35%を低減できる。簡易播種法の収量は慣行法と同等である。 キー...

トルコギキョウ花蕾ブラスチングの解剖学的解析と植物成長調節剤処理による回避
要約 トルコギキョウの花蕾ブラスチングは雄蕊及び雌蕊形成期に器官分化及び発達が停止することによって起こる。次節花蕾の切除ならびにベンジルアデニン(BA)とジベレリンA3(GA3)の花蕾へ...

水田土壌のカリウム供給力の向上による玄米の放射性セシウム濃度の低減
要約 加里の増施により、玄米の放射性セシウム濃度や移行係数は低減する。土壌の交換性加里が高いほど玄米への移行係数は低下する。放射性セシウムによる汚染が懸念される地域では、緊急対策として、交換性加里25...

水稲収量の大気CO2濃度反応における品種・窒素依存性のモデルシミュレーション
要約 大気CO2濃度の上昇による水稲収量の増加率が、品種・窒素施肥条件によって異なる機構と要因についてのモデル解析を行った。品種特性または多窒素施肥により現在大気CO2条件下で籾数が...

要約 土壌試料を薄層にすることにより、振とうを行わなくても畑土壌中の水溶性リン酸を抽出することができる。その抽出液は、リン酸簡易測定キット並びに簡易吸光度計を用いて、一定の精度を保ちつつ、安全、簡便...

衛星画像を利用した小麦収穫作業システムは主要秋播き品種への適用が可能
要約 小麦の穂含水率と圃場試験より得られた正規化植生指数の間には、品種に関わらず正の一次相関があり、衛星画像を利用した小麦収穫作業システムは現行の主要秋播き品種へ適用が可能である。 キーワード 小麦、...

要約 寒地型牧草を利用した小規模移動放牧方式により、30aの圃場で、春から夏までは3頭、夏から秋までは2頭の黒毛和種肥育素牛を放牧することができ、補助飼料無給与で全期間平均0.69kg/日の日増体量を得ることが...

要約 濃度勾配法を用いたアンモニアフラックス観測の結果、集約的酪農地帯に立地する草地はアンモニアのシンクとしてはたらき、年間の乾性沈着量は16.5kg N ha-1である。 キーワード 濃度勾配法、アン...

要約 現地ほ場において、Time Domain Reflectometry (TDR)による比誘電率と土壌の電気伝導度から土壌溶液の電気伝導度を推定し、その値から土層内の硝酸態窒素濃度を推定した値は、地表から0.4mより深い土層にお...

代謝プロファイリングによる窒素施肥および有機物施用効果の評価
要約 作物体の糖・有機酸・アミノ酸の代謝プロファイリングにより、窒素および堆肥施用量の相違がダイコンの代謝成分に与える影響をそれぞれ解析できる。影響は窒素施用量でより強いが、堆肥施用量による影響も明...

要約 ガス透過性膜であるシリコンチューブを土壌中に埋設することで、土壌の凍結融解条件においても土壌ガスの深度別採取やガス分圧の経時変化の記録が可能となり、一酸化二窒素が土壌中で生成され蓄積する状況・...

黒ボク土の土壌バイオマスリンはインゲンマメのリン吸収量の指標の一つとなる
要約 収穫時のインゲンマメ地上部リン吸収量と土壌バイオマスリン量との間に有意な正の相関があったことから、黒ボク土でインゲンマメを栽培する場合に土壌バイオマスリン量はリン吸収量の指標の一つとなる。 キ...

要約 小麦「ゆきはるか」は「キタカミコムギ」より、エキステンソグラムにおける生地の力の程度が弱く、スポンジケーキの比容積と官能評価点に優れ、製菓適性が高い薄力小麦品種である。穂発芽性がやや難で収量性...