地力実態調査及び土壌環境基礎調査基準点調査(一般調査)結果のデータベース化
要約 本データベースは、全国の公立試験研究機関によって実施された有機物・肥料等の長期連用圃場試験での施肥管理データ、作物データ,土壌の理化学性のデータ等よりなる。長期にわたる養分管理の土壌環境や作物...
施設キュウリの養液土耕栽培における葉柄汁液を用いた簡易栄養診断
要約 キュウリの養液土耕(灌水同時施肥)栽培において、抑制栽培では上位節の主枝および側枝の葉柄汁液の硝酸イオン濃度を3000~6000ppm、半促成栽培では同様に5000~1500ppmで維持することにより、安定した収量...
要約 オンシジウムの切り花栽培において、株の養成段階では年間窒素施用量が多いほど株の生育は優れる。早期に開花させる場合は、年間窒素施用量を少なくするが、切り花品質は劣る。採花本数と切り花品質からみた...
日本ナシ「新高」の果実ていあ部亀裂と着果番位および果実品質との関係
要約 日本ナシ「新高」の果実ていあ部の亀裂は、着果番位が低く、果実が大きく、果肉硬度が低い果実ほど発生しやすい。有てい果は発生が非常に少ない。大分県農業技術センター・果樹部 背景・ねらい 日本ナシ「新...
要約 極早生温州では周年マルチと点滴潅水チューブによる潅水施肥の併用により、気象条件に左右されずに高品質果実安定生産ができ、マルチ被覆・撤去・肥培管理の省力化と、減肥による環境保全型栽培が可能となる...
要約 夏秋ピーマンの目標収量における標準収量パターンは、目標収量から初期、中期、後期の時期別収量を求める回帰式を用いて作成できる。標準収量パターンと産地や生産者のものを比較することで栽培技術改善が必...
埋設型ライシメーターを用いた黒ボク土畑からの浸透水採取法の開発
要約 浸透水の硝酸態窒素濃度やその溶脱量を簡易にモニタリングするため,埋設型ライシメーターを用いた浸透水の採取法を開発した。本法は,圃場で作物を栽培しつつ,作土下に下降移動する浸透水を連続的に採取...
ペースト状肥料の局所施肥体系がレタス根腐病の発生軽減に及ぼす効果
要約 レタスに対してペースト状肥料を株横4cmの深さ5cmと10cmの2段位置に畝立てマルチ被覆と同時に機械局所施肥する方法は、慣行の施肥法に比べてレタス根腐病の発生が低く、カーバムナトリウム塩剤を同時処理す...
要約 日本なし「幸水」のえき花芽着生率は園地の立地する土壌群により大きく異なり、灰色低地土では高く、粘質の褐色森林土では低かった。また、同一土壌群においては園地の立地する標高が低いほど着生率は高かっ...
要約 六条皮麦で「ミノリムギ」に比べ倒伏に強く、大粒で精麦特性が良好な早生種「ファイバースノウ」を奨励品種に採用する。 背景・ねらい 「ミノリムギ」は、昭和43年に奨励品種に採用されて以来、食用良質大...
要約 酒造好適米品種「ひたち錦」は熟期は晩生の早で、美山錦より短稈で耐倒伏性が強く多収である。千粒重は重く、心白は小さく、発現率は高い。白米粗タンパク含有率は低く、酒造好適米としての品質が優れるので...
土壌くん蒸剤と土壌混和殺菌剤(粉剤)の体系処理によるジャガイモそうか病の防除法
要約 暖地バレイショ連作栽培地帯では,土壌くん蒸剤(クロルピクリンくん蒸剤)と土壌混和殺菌剤(フルスルファミド粉剤,フルアジナム粉剤)の体系処理でそうか病の発生を効果的に制御できる。長崎県総合農林試験...
要約 夏秋トマト「桃太郎8」の全量基肥施肥法でブレンド肥料(12ー12-6)を用いて窒素基準施肥量の35kg/10aに対して施肥量を3割削減した場合、灌水開始点をpF2.3(8月中旬以降は2.5)、灌水量1~3mm/回により、トマ...
水稲中生品種における晩期穂肥省略による玄米中タンパク質含量の低減
要約 水稲中生種の「ヒノヒカリ」および「森のくまさん」に対する出穂前10日頃の追肥を省略する施肥法は、標準施肥と同等の収量を維持しながら玄米中のタンパク含量を低減するのに有効である。熊本県農業研究セン...
黒ボク土壌中における1価陰イオンの浸透距離を予測する離散型モデル
要約 黒ボク土壌中での1価陰イオンの移動を予測するため、離散型モデルによるシミュレーションプログラムを作成した。作成したプログラムにより塩素イオンは浸透距離及び浸透量を予測できるが、硝酸イオンは浸透...
要約 重窒素標識牛糞堆肥を用いて評価されるキャベツによる堆肥由来窒素の利用率は、堆肥単独施用で5.8%、化学肥料と併用の場合9.1%であり、堆肥由来窒素は外葉部より結球部で多い。熊本県農業研究センター・農産...
要約 バラ養液栽培におけるロックウール代替培地として、ヤシ殻培地が有望である。ロックウール培地と比較して、収量は同等以上となり、切り花の花持ち日数及び最終開花程度も同等である。 背景・ねらい 環境保全...
要約 えだまめを、低密度ポリエチレンフィルム(LDPE)で包装貯蔵(MA貯蔵)することにより、室温20℃の貯蔵条件下でも品質的評価では約1週間程度の鮮度保持が可能となる。一方、大気組成を高酸素条件(80%)にし...
寒冷地灰色低地土水田の有機物長期連用試験からみた肥料及び有機物由来窒素の行方
要約 寒冷地灰色低地土水田の有機物長期連用試験における窒素収支の差し引き法による肥料由来窒素の行方は、土壌への集積がほとんどなく、水稲による収奪が約5~6割、系外への損失が約5~4割、有機物由来窒素の行...
気象衛星「ひまわり」とメッシュ気象値を利用した広域的な水田地温の推定法
要約 水田の地温は、気象衛星「ひまわり」の推定日射量とアメダスメッシュ気象値を活用することで広域的に推定できる。 背景・ねらい 地温は土壌窒素や有機質資材窒素の無機化量や肥効調節型肥料の溶出率などを推...