要約 後作の肥料分を前作の基肥施用時に肥効調節型肥料で施肥したうねを連続利用する春ブロッコリーの機械移植不耕起栽培法を確立した。本法により、春作業の安定・省力化が図れ、慣行栽培並の収量が得られる。移...
要約 土壌処理型除草剤メトラクロールは、土壌の種類に関係なく、処理後早い時期の土壌表層における土壌水分の高い方が、残効期間が長い。 背景・ねらい 畑地における土壌処理型除草剤の効果(残効期間)は水田に...
要約 水稲乾籾を不織布に封入・貼付した再生紙マルチ直播シートを人力敷設機で敷設する湛水直播栽培法。代かき後落水し適度な土壌表面硬度になった田面に、直播シートを敷設することで、安定した出芽、苗立ちが確...
無農薬米栽培に取り組む大規模水田作経営への稲麦大豆2年3作導入効果
要約 米価下落への対応策として無農薬米栽培に取り組む大規模水田作経営に立毛間播種技術を導入することにより、稲麦大豆2年3作の作付拡大と無農薬米の作付維持が可能となり、一層の所得向上がはかられる。 キ...
土着寄生蜂の活動を活かした半促成トマトのマメハモグリバエ防除
要約 マメハモグリバエの土着寄生蜂は、奈良県平坦部田園地帯では5月下旬から7月及び9月上旬に活発に活動している。半促成トマトでは、早春に生物農薬を少量放飼し、5月下旬以降は土着寄生蜂の活動を活かす体系で...
要約 マメ科植物のヘアリーベッチを、田植え前にすき込んで水稲を栽培すると、雑草発生が抑制され、無除草剤、無化学肥料で慣行栽培と同等の収量、品質が得られる。 キーワード ヘアリーベッチ、水稲、雑草抑制、...
要約 水田で雑草化している多年生のヌマツルギクは、摂氏20度以上で不定根を旺盛に発根する切断茎で栄養繁殖し、種子での繁殖は認められない。防除法は代かきによる耕種的防除が優れ、薬剤防除ではベンスルフロン...
要約 重粘土転換畑の地耐力が低い圃場において、重量野菜の搬出作業に適したクローラ運搬車に装着する野菜管理用アタッチメントを開発した。定植前除草剤散布、定植後の灌水、畝間除草剤散布、殺虫殺菌剤散布作業...
麦圃雑草カズノコグサの除草剤と中耕・土入れを組み合わせた防除法
要約 カズノコグサ多発生の麦圃場では、播種直後処理剤とチフェンスルフロンメチル細粒剤の体系処理を行ことにより、チフェンスルフロンメチル水和剤体系と同様に残草量を7~8%に抑えることができる。さらに中耕...
野菜管理作業用アタッチメント開発によるクローラ運搬車の汎用利用
要約 〔要約〕重粘土転換畑の地耐力の低い圃場において、重量野菜の搬出作業に適したクローラ運搬車を利用した野菜管理用アタッチメントを開発した。移植前除草剤散布、移植後灌水、畝間除草剤散布、薬剤散布作業...
暖地に出現したスルホニルウレア抵抗性ミゾハコベの抵抗性程度と有効除草成分
要約 暖地に出現したスルホニルウレア(以降SUと略称)抵抗性のミゾハコベの抵抗性程度はSU成分間で異なり、イマゾスルフロン>ペンスルフロンメチル>ピラゾスルフロンエチルの順に抵抗性程度が大きく、いず...
要約 乗用管理機の液剤散布用ブームノズルの両端に鉄砲ノズルを取り付けることにより散布幅約15mの広幅散布が可能になり、従来の幅10mの散布装置に比べて作業能率が1.5倍に向上する。 背景・ねらい 水稲の直播...
佐賀県におけるスルホニルウレア系除草剤抵抗性雑草の発生状況と抵抗性ミゾハコベに対する除草剤の適用性
要約 佐賀県においてSU系除草剤抵抗性のアゼナ類、ミゾハコベ、キカシグサの発生が確認された。抵抗性ミゾハコベ発生水田おいて除草効果があるのはピラゾレート、プレチラクロール、ジメタメトリン、オキサジクロ...
要約 農薬は施用直後から河川水中で検出されるが、流出ピークは気象状況等で使用基準の時期より遅れたり、一時的に水質評価指針値を超える場合がある。水田田面水中の除草剤の半減期は2~5日で、水口近傍排水口...
高温登熟時の用水掛け流し処理による水田地温の低下と玄米品質の向上
要約 高温登熟時の用水掛け流し処理(用水温18.5~20.0℃)を出穂始から20日間実施することにより、水田地温の低下と玄米品質の向上がはかられる。 背景・ねらい 平成12年度は、幼穂形成期以降高温で経過したこと...
キシュウスズメノヒエに対するシハロホップブチル含有粒剤の効果
要約 シハロホップブチル乳剤などの茎葉処理は、本田内で再生したキシュウスズメノヒエに対して収穫期まで高い防除効果を示すのに対して、シハロホップブチル含有粒剤の湛水土壌処理は、一時的に生育を抑制するが...
要約 共同乾燥施設で発生する生モミガラを迅速かつ大量に利活用するには、水田裏作麦の作付け前の施用が適し、施用量の上限は10a当たり1t程度で、窒素飢餓対策は不要である。また、モミガラの施用で土壌中の炭素...
要約 畦畔等の除草作業は地形勾配が急で小区画ほど増加する。刈払機と自走二面草刈機の組合せは刈払機のみより3~5割、除草剤の全面散布は同じく約7割の省力化となる。水田面積(勾配1/50)が30ha前後になると、経...
要約 乾田直播を導入した経営では,春作業の大幅な省力化による労働ピークの平準化と,単位面積当たり移植対比で10%程度のコスト低減(物財費)を実現している。新たな転作対策下においても,大規模経営では転作比...
スルホニルウレア系除草剤抵抗性イヌホタルイに対する有効除草剤とその使用法
要約 北海道および東北で出現が確認されているスルホニルウレア系除草剤抵抗性イヌホタルイに対して有効な37の除草剤を選抜した。種子の発芽と寿命に関する生態的特徴から,これらの使用にあたっては処理時期を逸...