要約 長崎型イチゴ高設栽培システムを利用したメロンの隔離床栽培において二次ネット発生期以降の潅水量は、ネット完成後の早い時期から制限する必要はない。開花後45~50日から潅水量を晴天時で株あたり1L程度に...
要約 熱水土壌消毒後の土壌中では、可給態マンガンが土壌表層部を中心に一時的に増加し、有機質に富む黒ボク土など土壌によっては、マンガン過剰症の発生が懸念されるレベルに達する場合も生ずる。しかし、消毒終...
施設内のクロルピクリンくん蒸剤マルチ畦内処理によるメロン黒点根腐病の防除
要約 施設内において畦立て、クロルピクリンくん蒸剤注入、マルチを同時に行うマルチ畦内同時消毒機による防除は、夏季および冬季ともメロン黒点根腐病に対して臭化メチル剤と同等の防除効果を示す。また、大幅な...
要約 高品質の温室メロンを生産するには、定植から収穫までの温室内積算日射量は350MJ/m2以上が必要であり、東西棟のフェンロー型温室は、寡日照となる秋冬期においてもほぼこの条件をみたしている。 キーワード ...
中山間地積雪地帯における耐雪型パイプハウスの周年利用体系と経営評価
要約 中山間地積雪地帯において、耐雪型パイプハウスを利用して、基幹品目の夏秋トマト及び夏どりメロンと補完品目のホウレンソウなどを組み合わせた周年輪作体系を組み立てることにより、冬期余剰労力の有効利用...
要約 ハウスメロン栽培で問題となっているメロンえそ斑点病対策として抵抗性台木の「ニューメロン」、「Perlita」を用いて栽培しても商品性のある果実の生産は可能である。 背景・ねらい メロンえそ斑点病に対...
メロンつる割病(レース1,2y)抵抗性台木新品種系統「空知台2号」
要約 「空知台2号」はメロンつる割病のレース0、レース2およびレース1,2yに対して抵抗性を有し、台木特性及び接ぎ木作業性の優れるメロン用台木品種である。 キーワード 「空知台2号」、メロンつる割病、レース1,...
要約 秋から冬の寡日照期における温室メロンの生育は、フェンロー型温室の方が、従来のスリークォータ型温室での栽培に比べて、葉の着生方位、高さに対する面積重が均一化しており、透過光を植物体全体で効率的に...
要約 アールスメロンは両品種とも果重が1.6kg前後で、ネットは果実全体に均一に発生する。果皮色は灰白色で高級感を持ち、食味は2品種とも「市販品種」に対し、同等かあるいはそれ以上である。適応作型は「サカエ...
要約 熱水土壌消毒による地温上昇は地下20cmまでは60℃以上、地下30cmでは50℃前後であり、メロン黒点根腐病やトマト根腐萎ちょう病に対して臭化メチル(20kg/10a)と同等~やや優る防除効果がある。 背景・ねらい ...
要約 ハウス汚染土壌、保菌種子、保菌・発病苗、汚染育苗土がメロンつる割病(レース1、2y)の伝染源に成り得るので、総合的な対策を講じる。種子伝染には、メロン種子の乾熱処理が有効であり、土壌伝染には、太...
要約 床土として火山灰土壌とpH調整済みピートモスを使用した場合、アールスメロンの育苗時における適正窒素施肥量は200~400mgN/リットルで、過剰窒素施肥は根量減少をひきおこす。また、育苗温度条件としては摂...
メロンつる割病(レース1、2y)抵抗性台木新品種候補系統「空知台1号」
要約 「空知台1号」は、メロンつる割病(レース1、2y)抵抗性を有するメロン用台木で、近年、北海道で増加している同レース発生圃場でのメロン栽培を可能とする。 背景・ねらい 北海道におけるメロンつる割病(レー...
要約 施設建設費が安価で大規模化が可能なフェンロー型温室を温室メロン栽培用に改善(東西棟、散光ガラス、隔離床の平面配置等)し、自動かん水等の各種省力機器を組み合わせることで、従来の約1/2労働時間で、...
要約 メロンえそ斑点病の防除に有効なニューメロンの接ぎ木作業性を向上するには、緩効性肥料を混合したバーミキュライトに播種して胚軸を大きく育てるのがよい。 背景・ねらい ハウスメロン栽培でメロンえそ斑...
要約 アールス系メロンの無農薬有機栽培では、カボチャ台の茎葉の活用、整枝法の改善、落葉堆肥の溝施用、天敵保護のための野草帯形成等により、連作3年目から高品質・多収となり、アブラムシ被害もなくなる。 背...
要約 温暖地中山間地域のパイプハウスを利用した周年栽培体系の基幹作物としてメロンを選定し、3月下旬、7月下旬は種の2期作の栽培法を確立した。セル成型苗とLPG燃焼による炭酸ガス発生装置の導入により、...
要約 開発途上地域では、塩類の集積土壌や低pH土壌に代表される不良環境土壌など作物の栽培には不適な土壌が多い。そこで開発途上地域や島嶼地域で、露地に設置し・電力を用いず・養液管理(分析・調整)を行わずに...
露地メロンのトンネル早熟栽培における不織布を利用した換気作業の省力化
要約 露地メロンのトンネル早熟栽培において、トンネル被覆資材として農ビとその内側片裾に不織布を重ねて使用すると、換気作業の省力化が可能であり、収量、品質も慣行栽培と同程度である。 背景・ねらい 露地メ...
メロンの生理障害「うるみ果」の発生を軽減する施肥法と体内栄養条件
要約 メロンの「うるみ果」は、成熟期の日照不足により多発する生理障害であるが、被覆肥料を用いた全量基肥施肥によりその発生が軽減される。被覆肥料の緩やかな肥効特性により果実肥大期の葉柄および果実の糖濃...